林業目指して就職活動 そして ゼノアG4200   | ログハウスのある林業生活

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安比高原でログハウスに住みながら地元の林業で生計を立てる様を気ままに書いていきます

 前回、林業の仕事をしてみたいと思ってから、

 

さっそく求人を探してみたら岩手県には林業就職の支援サイトが有った。

 

早速近い場所を探してみると現住所から近いところは2か所、

 

そして知人の紹介先が1か所の計3か所、

 

近い二か所は車で通勤時間40分 知人の紹介先は

 

1時間の距離、いずれも結構遠い場所にある(どれも隣の市)

 

安比高原という孤立気味な場所な為どこへ行こうにも時間と距離がある。

 

だがこれは逆にどちらに行っても距離的に差もなく違いはないということ

 

ならばとりあえず、この3か所に面接を受けてみようと連絡して

 

現在面接日の連絡待ち。

 

その間ふと以前 修理・整備した ゼノア G4200 を点検整備することに。

 

既にキャブと両サイドのカバーを外しているが、

 

このままフライホイールを外してクランクケースを分割しようと思った所で

 

忘れていたことが、前回このフライホイールを外す時、必要工具のボルトタイププーラー

 

知人から借りて外したのだが、それを忘れていた。今回は借りれない

 

とりあえずコンプレッサーで各部清掃して点検だけする。この G4200、 スチール 024 の修理の際にした タール汚れの話で 

 

ネタにした物で画像で見てもらうとわかるが、落としきれずに石と化して

 

取れなかった分が残っている、当時の画像があればよかったのだが、

 

マフラーと完全に一体化してるような状態で外した途端、

 

マフラーのボルトごと、パキンと音を立てて割れたのを覚えている。

 

その際マフラーは新品に交換してます。

 

 

古い機種ですが、 ゼノアは現行機種でも互換性のある部品を

 

供給していて修理ができるので助かる。

 

とりあえず他部分を分解して点検を進めていく、次はクラッチを外す。

外した後、前回の修理の際にチェーンカバーのボルト2本が

 

酷い状態だったのを思い出して今回はこの部分を修正することに、

タップダイスがハマった状態だが画像で見ての通り、

 

ボルトの溝が潰れているので修正するが、隣のボルトが

 

ダイスハンドルに干渉して回せない、こんな時はどうするかというと、このようにラジオペンチを差し込んで開いた状態を維持して回す

 

大抵これで十分回るがこれでキツイとダイスが欠ける恐れもあるので

 

その場合は修正よりもボルト交換を視野に入れる事になるかも。修正後の物、完全に修正できたわけではないが、

 

ナットの締め付けもよくなったのでとりあえずはここまでとする。

 

最後にオイルポンプ・ウォームギアの点検を行う。

とりあえずポンプの不調は見られない

ウォームギアも溝に破損はなく問題なし

クランクシャフト周りに目立つ傷はないようだ。

 

今回の整備で、クランクケース内のベアリング

 

交換しようかと思っていたが、フライホイールの事もあり次回に回す。

 

ゼノアは国内のメーカーではアフターサービスと製品の質も

 

いい物だと思います。整備に必要な情報も問い合わせれば

 

回答いただける上にかなり細かい。

 

さらにスチールに次ぐ軽量設計で扱いやすいが、しかし豪雪寒冷地での

 

仕様には難があると思う。

 

ヒーティングハンドル仕様は有るのだが、キャブヒーティングは現行機も

 

搭載されてないようでアイシング対策がされていないのだ。

 

(すべての機種を把握しているわけではないので断言できないが)

 

それを除けば本当にいい物だと思います。

 

上記のG4200は 隣人の引退された元林業家の方から、

 

半分譲り受けたような物で、現在は私が整備の練習と薪づくりの作業に

 

使用させてもらっている。

 

始めて見たときはなんでこんな状態で動いているんだ?と

 

不思議に思うくらい酷い物でした。

 

ヒーティングハンドル仕様だったのですが、ヒーターは溶けてました。

 

二次エアーも起きていたようでスローの回転不調にも関わらず隣人は

 

遠慮なく使用してました。

 

これを見たとき ゼノアは壊れても動くのか と矛盾した感想を持ちました。

 

いまでは 私のところで 大変役立っていてくれて助かっています。

 

こいつともっと長く付き合っていきたいですね。