足の向くまま尋ねる人は
寒い心に住むという
心の向くまま行く場所は
温もりだけを待つという
昨日の友は空の下
今宵一夜の仮の宿
今宵限りの仮の宿
居場所を持たない足取りは
今日も明日も続く道
旅に宿した行き先に
探しあぐねた故郷がある
明日の友も空の下
今宵一夜の仮の宿
今宵限りの仮の宿
足の向くまま尋ねる人は
寒い心に住むという
心の向くまま行く場所は
温もりだけを待つという
昨日の友は空の下
今宵一夜の仮の宿
今宵限りの仮の宿
居場所を持たない足取りは
今日も明日も続く道
旅に宿した行き先に
探しあぐねた故郷がある
明日の友も空の下
今宵一夜の仮の宿
今宵限りの仮の宿
私がわたしであってはいけないのなら
あなたはあなたなのだろうか
私がわたしであることを認めてもらわなければいけないのなら
あなたはあなたであることを誰に認めてもらったのだろうか
私がわたしのために生きていることと
あなたがあなたのために生きているのと同じではないのだろうか
あなたが私をあなたが決めた枠にはめようとするなら
私もあなたを私が決めた枠にはめてもいいですか
あなたが私が望むものでなくても私はここにいる
私があなたに望むものは何もなくてもあなたはそこにいる
私はあなたがどう思おうとわたしでしかない
あなたは私がどう思おうとあなたでしかない
あなたがあなたであることを邪魔しないのだから
私がわたしであることを邪魔しないでほしい
あなたがあなたであるように
私がわたしであっていいはずです
あなたはあなたでしか生きられないように
私はわたしでしか生きられない
自分の信じるものを壊されても
自分の信じることをけなされても
自分の信じる言葉を燃やされても
そんなことは
神は何とも思っていない
なのに
あなたは憤りに我を忘れ
怒りに打ち震え
仕返しのことで頭の中はあふれかえる
もしかすると
迷える者への神からの誘惑かもしれない
神がお与えになった試練かもしれない
揺るぎない信仰を確かめる術なのかもしれない
なのに
そのことには気が付く気配はない
救われないことに苛立っていた日常の中で
探していた口実にほくそ笑み
憂さを晴らす言い訳として利用する
そんなことをして何になるのかさえ頭をよぎることもなく
ただ日々の不満を置き換えて
誤魔化しているだけだと言うことにも気づきもしないで
何故あなたはそうなのか?
神はいつもあなたをご覧になっている
神はいつもあなたの側にいらっしゃるのに
それなのに
あなたはどうして神を見ていないのか?
あなたは神から目をそらし
よそ見ばかりするのか?
あなたはどうして神を感じようとしないのか?
内なる側(そば)にいつも神はおられるというのに
いつまで神のいない外の世界にばかり目を奪われているのか
あの日あなたが見た空は青かったですか
あの日の空をきっと見たはずなのに
空は静かに黙っている
あの日は空を見上げていたはずだった
噴き上げる煙で汚されていく空を
けれど
あの日の空を知る人はもういない
あの日の空のことを覚えている人はいない
何もかも知っている空は教えてくれない
すべてを見ていた空は
いつも何も語ってはくれない
あの日あなたが見た海は蒼かったですか
目の前に広がる海はきっと聞いたはずなのに
潮の流れが飲み込んでいく
あの日の海は聞いていたはずだった
海はうめき泣いている声に気をとられたのか
けれど
あの日の海を知る人はもういない
あの日の海のことを覚えている人はいない
何もかも聞いていた海は教えてくれない
すべてを聞いていた海は
今は穏やかに空を映しているだけの海に変わっている
あの日空にはどんな雲は広がっていましたか
あの日の雲をきっと見ていたはずなのに
いまはもう散ってしまった
あの日も雲を見たはずだった
赤い炎に包まれて見えなくなっていたのか
けれど
あの日の雲を知る人はもういない
あの日の雲のことを覚えている人はいない
何もかも知っている雲はとっくにちりぢりに
すべてを知る雲はもうどこにもいない
あの空は青かったですか
あの日の空は晴れていましたか
今見上げる空と変わりがなくとも
あなたは咲けてよかったね
咲けなかった蕾
蕾になれなかった芽
芽吹けなかった種
種にもなれなかった命
そんなみんなはムダだったのですか
次の風で散る前に答えてください
聞こえかったふりをしないで
答えてください
あの実はちゃんとなったんだね
鳥についばまれた実も
風に振り落とされた実も
人にもがれた実も
固いまま縮んでしまったのもあるのに
でもみんな甲斐がなかったのですか
次の種を落とす前に教えてください
聞かなかったことにしないで
教えてください
春が開けていく
吹くように開けていく
何一つ人の手を貸りずに
咲いていく
桜に気を取られた人たちに
踏みつけにされた足許の花にも春
どこ吹く風で
咲いて
どこででも咲いて
散っていく
夏が湧き上がってくる
入道雲が沸き立つように
同じ夏という季節でも
1つとして同じ雲はない
きつい日差しと競うように
むせ返る蝉の声が
あふれるように鳴き続けても
とめどなく暴れる草木の触手は
あらゆるところに忍び込む
油断なくはびこっていく
秋が降りてくる
山の上から舞い降りてくる
同じ秋という季節でも
空にも抜けていく
夏の熱をすっかり忘れたように
まるで身代わりのように
落とした枯れ葉が
風とともに舞い踊る
色付きが冬を呼び込む
そして姿を消していく
冬が忍び寄ってくる
同じ冬という季節でも
地の底からも這い上がり
空雲からも舞い降りてくる
雪は静かに降り続く
ただひたすら音を消して
すべての結晶が示し合わせたように
人に気取られないように
悟られぬように
閉じ込めていく
眼を閉じれば
空も飛べる
深い海にも潜っていける
誰も行けないような山の頂にさえも容易く行ける
欲しい物もカードの支払も気にせずに買える
食べたいモノも太ることなんか気にしないで食べられる
飼いたかった犬とも遊べる
長いお風呂も、アロマも、BGMもいらない
逢いたい人にも会える
さよならを言わずに別れた人にもさよならが言える
悲しくても笑っていられる
寂しくても誰かがいてくれる
苦しくても楽しい夢が見られる
目を閉じるだけで
それだけで幸せになれる
そう、今はそう思いたい
(再掲)
僕には好きな人がいる
僕の好きな人を好きな人もいる
僕の好きな人を嫌いな人もいる
僕には嫌いな人がいる
僕の嫌いな人を好きな人もいる
僕の嫌いな人を嫌いな人もいる
ただ、それが誰だかわからないだけ
私を好きな人がいる
私を好きな人を好きな人もいる
私を好きな人を嫌いな人もいる
私を嫌いな人がいる
私を嫌いな人を好きな人もいる
私を嫌いな人を嫌いな人もいる
ただ、それが誰だか見分けがつかないだけ
僕のことを知らない人がいる
僕を知らない人を知っている人はいる
僕を知らない人を知らない人もいる
私のことを知っている人がいる
私を知っている人を知っている人はいる
私を知っている人を知らない人もいる
ただ、それが誰だか気がつかないだけ
いってきます
ただいま
お帰りなさい
おやすみなさい
おはようございます
こんにちは
こんばんは
じゃあね
また今度
これは好きだ
あれは嫌いだ
残念だったね
何食べる?
いただきます
ごちそうさま
この前ね
ひさしぶり
元気だった?
元気ないね
これ見てよ
良かったね
聞いたことある?
どうしたの?
良い色だね
どう思う?
どっちがいい?
おめでとう
ごめんなさい
ありがとう
さようなら
こんな言葉が
人生から消えていくことをいう