地に足つくものがざわつく嵐の前兆は

 

されど森を持たぬ者たちに容赦なく踏みにじられ

 

 

鳥がいななく暗闇の予兆は

 

止まり木を持たぬ者たちには空耳にもならず

 

 

狂ったような花弁の群も

 

咲いたことにしか目が行かぬ者には彩りにしかなりえない

 

 

舞い上がる砂が触手を伸ばせば

 

濁った空気はとぐろを巻き

 

水は操られるまま下っていく

 

 

いくつもの軋むような警告が

 

か細い限りに鳴り渡れども

 

雑踏につぶされてしまう

 

 

陽は遮るものを失い

 

生暖かい風はすべてのものをなめ尽くす

 

果ては

 

息づかいのない海ひとつ

 

 

 

 

 

山の背に結ぶ里

 

 

ゆく月日をくりかえし

 

 

雪の中で年を越す

 

 

帰らぬ人を待ちながら

 

 

まるで沈むように

 

 

まるで身をひそめるように

 

 

 

 

雪ですね

 

どうりで寒いと思いました

 

そちらはどうですか

 

今年の冬は寒くなるとききました

 


雪はいいですね

 

暗い町を白くしていきます

 

なにもかも

 

埋め尽くして

 

 

雪ですね

 

雪ですか

 

雪です

 

降りしきる

 

 

会いたい気持ちのその声が

 

にぎる受話器の

 

奥で答えてくれる

 


好きです

 

好きですか

 

雪は

 

ただ降りしきる

 

 

けれど

 

この白く薄ぼやけた

 

この町に

 

もう少しいようかと思います

 

 

 

 

誰に求める君の面影

 

二人としているはずのない君の面影

 

麗しの

 

そして

 

愛おしの

 

 

 

君が発つ

 

香しいかぎりの

 

その声音

 

聞くともなく

 

耳の心地よ

 

 

 

何に例える君の微笑み

 

向けられる先に

 

わが身はなくとも

 

神々しく

 

ただそこにいて

 

 

 

君の瞳は

 

何を写し取る

 

頬染めながらも

 

秘めたる人の姿ばかりか

 

 

 

見ているのはいつも他人の姿

 

 

自分の姿は鏡の中

 

 

他人を妬むばかりの自分の姿

 

 

うらやむばかりでわが身をかえりみない自分の姿

 

 

 

笑えない時はあっても

 

笑わない人はいない

 

泣けない時はあっても

 

泣かない人はいない

 

 

泣きたいのなら

 

風に向かって歩きなさい

 

風が涙を払ってくれる

 

風が涙を受け止めてくれる

 

 

泣ける時には泣きなさい

 

そうしなければ

 

きっかけを失った涙を

 

ずっと抱えて生きることになる

 

抱えたまま心にフタをしてしまう

 

 

だから

 

こらえずに泣きなさい

 

はき出しなさい

 

もしも今じゃないと思うのならば

 

他人に合わせることはない

 

フイに現れる、その時が来たら

 

何かも忘れて

 

はた目も気にせず泣きなさい

 

 

誰かがいたら泣けないのなら

 

その時は1人になればいい

 

1人で泣きたくなければ

 

私をいつでも呼べばいい

 

 

泣く時くらい声を殺さず

 

泣きたいように泣きなさい

 

溢れるままに泣きなさい

 

すべてを許すほどに

 

明日のために

 

泣きなさい

 

 

 

 

 

涙を流して胸をふるわせる映画があるように

 

 

喜びを分け合う友がいるように

 

 

友に巡り会える旅に出るように

 

 

悲しい時に飲む酒があるように

 

 

気がつけば泣いていた夜があるように

 

 

苦しい時に励まされる言葉があるように

 

 

迷った時に導いてくれる師がいるように

 

 

人生を変えるほどの恋をするように

 

 

笑顔の絶えない家族がいるように

 

 

つい口ずさみたくなるような歌があるように

 

 

 

 

ここは希望の大地だ / ここは母なる大地だ

 

 

この大地を切り開こう  / この大地を守るのだ

 

 

ここでは我々は自由なのだ  / 奴らの自由にさせてはならぬ

 

 

ここに我々の王国を創るのだ  / ここには我々の掟がある

 

 

この野蛮な大地に  / 受け継いできた暮らしを

 

 

新しい秩序を築きあげるのだ  / 静かな営みを取り戻すのだ

 

 

自由を手に  / 我々の手に

 

 

切り開くのだ  / 守り抜くのだ

 

 

力を合わせて  / 力を合わせて

 

 

希望の大地を  / 母なる大地を

 

 

 

はいやぁサイサイ

 

はいサイサイ

 

あぶく銭は身に付かぬ

 

あぶく銭が逃げていく

 

 

へいやぁホイホイ

 

へいホイホイ

 

身銭を切れぬ愚か者

 

身銭を切らぬしみったれ

 

 

よいよいさぁのぇ

 

さぁヨイヨイ

 

小躍りするのも軽かろう

 

小銭の音も軽かろう

 

 

1つ借りたら 2を返せ

 

2つの借りなら 裏返せ

 

3つの借りは お大尽

 

4つの借りは あの世なら

 

ヨンでも途切れぬエンなれど

 

こぉれで終わりにしよかいなぁ

 

甲斐性もなき世の戯れ言よ

 

はいやぁサイサイ  はいサイサイ

 

へいやぁホイホイ はいホイホイ

 

よいよいさぁのぇ さぁヨイヨイ~

 

 

 

飲みつけぬ酒が

 

こんなに苦く

 

こんなに辛いものだとは思わなかった

 

けれど

 

今夜は

 

飲まずにはいられない夜だから