⑥近鉄ひのとり初乗車(始発時車内放送&車窓編;布施2層高架,中川短絡デルタ線,木曽三川橋梁) | sumioSLC57の鉄道情報ブログ

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鉄道技術者(建設系)としての目線でも書いてます。
2021/12から鉄道建設のため北の大地で奮闘中。

①初神戸空港,初ポートライナー,初加古川線

②北条鉄道にキハ40がやって来たヤァ❕ヤァ❕, 鉄印帳

③加古川線-福知山線-環状線-阪神なんば線
④難波お好焼き・さざれ,近鉄ひのとり外装,チケット購入注意点

⑤ひのとりプレミアムシート,内装徹底調査,安く乗る方法

  21.ひのとり車窓編

大阪難波(9:00)~上本町~鶴橋間の難波線地下鉄区間は、プレミアムシートの操作に手間取り、撮影カメラは鶴橋(9:06)から。

1) 近鉄ご自慢!複々線区間(鶴橋~布施~長瀬)車内放送

鶴橋に停車すると、長〜〜〜い車内放送が始まります。車窓は、1号車プレミアムシートの展望車前面展望からです。

近鉄ご自慢の鶴橋〜布施の複々線を走行し、布施駅では関西では珍しい2層高架駅3Fが大阪線、4Fが奈良線になります(2Fは駅コンコース)。余談ですが、阪急でも淡路駅を2層高架駅に改良して千里線と京都線を分離する改良工事⛏真最中です❕

 

2) 大和八木駅(9:29)

あっという間の奈良県内唯一の停車駅です。地図からもわかりますが、京都よりも奈良の方が近いんですね❔❕。周囲の景色が京阪間より、阪奈間の方が圧倒的にのどかなので、そう感じます。。。。関東人にとって距離感が全くわかりません。

 

3) 長谷寺付近

奈良盆地が終わり、段々と山深くなってきました。関東や中部山岳のよう急峻な山地ではなく丘陵地帯で、昨夏訪れた伯備線の中国山地越えに似ています。

 雑談Wikネタですが、8世紀初め奈良時代大和長谷寺と鎌倉長谷寺の開祖は非常に関係深く、鎌倉の長谷寺は奈良の長谷寺の15年後に開祖したらしいです。

 

4) 奈良-三重県堺(奈良県宇陀市-三重県名張市)

随分と山深くなり、とうとう県堺です。gglmap🗾による等高線の読みでは標高320m位です。ただこの県境は分水嶺があるわけでもなく、大阪線と並行する国道165号にも峠名が付いていませんでした。また、同じく近鉄大阪線と並行する宇陀川はむしろ三重県側(宇陀川は名張川,木津川に合流して最後は大阪湾へ)に水は流れているようです。

写真は県境の駅三本松通過状況。

 

5)鈴鹿山脈越え(新青山トンネル)

峠超えといえばむしろこっちかもしれません。同じ三重県に大阪湾側と伊勢湾側の分水嶺があります。

新青山トンネルを出ると勾配が下り向きになります。

鈴鹿越え、大手民鉄会最長の新青山トンネル(5562m)を出たところ。ちなみに2位は西武秩父線正丸トンネル地下鉄だそうです。

 

6)伊勢中川付近短絡線(ハイライト1)

ひのとりは名張駅を通過して間もなく、車窓は普通の単線高架ですが、大阪線と名古屋線を直接結ぶ名阪特急を語る上で、なくてはならない高架橋を通ります。ちょっと、この設備を語ると………。

大阪電気軌道が大阪〜宇治山田(軌間1435㎜)、伊勢電気鉄道が桑名〜津付近迄(軌間1067㎜)それぞれ開業。 

②それぞれの会社が合併して関西急行電鉄(近鉄の前身)になる。 

③1960年近鉄名古屋線が軌間を1067→1435㎜に改軌し、伊勢中川でスイッチバックにより大阪上本町〜伊勢中川〜名古屋(名阪特急登場)を直通運転開始。 

④1961年伊勢中川付近短絡線完成により、名阪特急のスイッチバック解消。

⑤名阪特急は、1964年東海道新幹線開通により利用客が減少しますが、その後、近鉄の難波駅乗入れ、新青山トンネル開通、アーバンライナー、ひのとり投入など投資効果で近鉄が盛返す。

と、なります。 中川短絡線があるデルタ地帯には、YouTuberスーツさんの看板があるとのことですが、ちょっと分からなかったですあせる。。。

その短絡線・高架橋の走行展望は動画でどうぞパー

 

7)津駅停車(10:24)

ほぼ1時間前に大和八木を発車してから前方車内案内に表示されていたであろう「次駅」案内。ふと見ると画面がこっちを向いて笑っているポーン❔❕。

そう、「津」はハングル表記で「쓰」と書くようです。ちなみにggl翻訳でひらがなで「つー」と変換すると「츠」、「つ」では「하나」と表示されます。漢字「津」の字が一番複雑なのは、ハングル文字を難しく感じさせます。。。

お隣のホームに見える車両は三セクの伊勢鉄道でしょうか❔

 

8)四日市駅付近

四日市は通過ですが三重県一の都市です。

三滝川を渡ると中学の地理で習った中京工業地帯のコンビナート群(コスモ石油製油所)🏭がみえました。

 

9)木曽三川渡河(揖斐川・長良川)(ハイライト2)

 Sumio的に全国で1番トラス橋が連続する区間ではないでしょうか?濃尾平野の暴れ川、揖斐川、長良川、木曽川を一番豪快なトラス橋で渡河します。この濃尾平野河口付近は江戸時代、河川流域がはっきりせず歩行困難のため、41番宮宿(名古屋市熱田)~42番宿桑名まで船で伊勢湾を渡っていたとのことです(ブラタモリねた)。

動画では、トラス橋通過はまさに乗り鉄の醍醐味。先頭車展望はアトラクションそのもの。 運転士真後ろに張り付く男の子が列車のリズムに合わせて身体を揺らすのが微笑ましいです。 渡河の後、近鉄長島駅を通過します。

 

10)ラストラン(米屋車庫付近)

まもなく、終点名古屋です。

名古屋駅1つ手前、米屋駅付近に併設される車庫に留置されるビスタカーやアーバンライナーを心の余裕で眺めると、近鉄名古屋駅に向かって再び地下空間へ潜ります。

 

  22.名古屋駅到着(11:06)

あっという間の2h06’。「降車したくない!」「また、このまま大阪へ戻って、新幹線で戻ろうか?!」「いや、そもそもプレミアムシートは確保できる訳ない……etc」など、思考混乱に陥ります。。。ただ、TetsuChar〜〜〜nがプレミアムシートに乗車した場合、リクライニングを命一杯倒して寛ぎたい時間≪運転士真後ろで被り付きたい時間🤔のため、少々勿体ないかも知れません叫び。。。

 

次回Part7は近鉄~名鉄へ乗換えて岐阜へ向かいます。