熱を逃がさず蓄える
住環境アドバイザー上郡清政(VOL5348)
本日のテーマ 「熱を逃がさず蓄える」
この家では、年に2度ほど家中の温度がほぼ同じになります。
今年は少しズレましたが。
ちょうど、このイラストのようになります。
10月12日の最低外気温11,3℃。
朝7時の、この家の温度。
小屋裏23,4℃。
二階廊下24,0℃。
一階居間24,1℃。
床表面24,1℃。
床下24,2℃。
外気温11,3℃が25,3℃に。14℃の上昇。
居間24,1℃が25,4℃に。1,3℃の上昇。
そして外気の最高気温が25,5℃の時、
この家の居間温度25,4℃。
家の中に“暑さ寒さ”が入り込むことが少なく、
また出て行くことも少ない家なのです。
今、無暖房でありながらこの状況。
室内温が平均・安定しやすい家です。
とっても暮らしやすいですね。
工法は完全外断熱・二重通気。
ここに、私の“こだわり”を加えてきました。第一棟目から。
テーマは、『家全体を乾かす』。
基礎から構造材など普段見えない部材を、
「熱を蓄える」
に応用利用してきたのです。
部屋単位の冷暖房器具で暑さ寒さに対応するのではなく、
家すべての部材を利用して対応するのです。
輻射熱による暖かさ・涼しさ。
これが何とも言えない心地良さとなって現れます。
“ほっこり”できます。
住んで、やがて23年目。
“こだわり”は、間違っていませんでした。
家は、いかに熱が残せるかが勝負。
そして大きな省エネ。高耐久性。
研究は、まだまだ続きます。
日本住宅は第3期変革期に入ります。
私の所属している『NPO法人住まいの環境所』は、
『SDGsひょうごフィールドパビリオン』に認定され『大阪・関西万博』出展。
女性の方に、この本をプレゼント。
学んでみませんか?
申込み先
【参考】どこにも無かった、誰も知らなかった『住み心地一番の家』
VOL5348
夏の熱を冬の寒さ対策に利用
住環境アドバイザー上郡清政(VOL5347)
本日のテーマ 「夏の熱を冬の寒さ対策に利用」
昨日(10月9日)から住環境を“冬モード”に切り替えました。
まずは浴槽の“湯”を残します。
湯の“熱”を寒さ対策の熱源として使うのです。
湯は落としてしまえば、それで終わり。
さて昨日10月9日の最低外気温は16,3℃。
この秋一番の低さ。
そのような状況で床下は、
24,2℃ 湿度48%(調整のためー3%)
そして隣の食パン。
2022年9月10日に置いたもの。
未だカビは生えていません。
しかも基礎開口部は閉じたまま。
最も外気温が下がる1月末から2月の上旬でも、
床下温度は17℃台を保ってくれます。
その時の床表面温度は19℃台。
悪くても18℃台は確保。
冷えの無い足元。
これが次世代の家の暖かさです。
当然、床暖房は要りません。
廊下・トイレ・洗面所・脱衣所など1階床全体にこの温度。
気兼ねない暖かさがある家です。
“ほっこり”します。
お客様の中には床に布団を敷き、そこで寝ている人もいます。
寒くないって、いいですね!
そしてこの効果、何よりも大きな省エネ。
光熱費の大幅な削減。
自然摂理と空気の性質。そして木の特性を活かす。
この仕掛け、『万博』にもぶち当ててみます。
私の所属している『NPO法人住まいの環境所』は、
『SDGsひょうごフィールドパビリオン』に認定され『大阪・関西万博』出展。
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申込み先
【参考】どこにも無かった、誰も知らなかった『住み心地一番の家』
VOL5347
丹波GOGOフェスタ2024に出展
住環境アドバイザー上郡清政(VOL5346)
本日のテーマ 「丹波GOGONフェスタ2024に出展」
今年も『丹波GOGOフェスタ2024』に、
『NPO法人住まいの環境研究所』は出展します。
もう幾度目の参加になるでしょうか。
ただ残念なのが、住環境が十分に浸透していないことです。
それは全国でも同じのようで、
2024年9月17日のヤフーニュース。
"カビ大量発生"の高校 消毒・清掃作業が終了 ようやく通常授業が再開 今後は空気清浄機などを新たに設置し換気を徹底へ 北海道根室市(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュース
ここでも空気清浄機が一番に登場。
「今後は空気清浄機などを新たに設置し換気を徹底へ」
とあります。
間違いですね。
空気清浄機は換気装置ではないです。
高校とは、つまり教えの場。
その教えの場が、この対応。
いかがなものでしょうか?
これが日本全体に於ける住環境の現状では?
つまり、住環境がわからない。教わっていない。
国も教えていないのでは?
近くの認定こども園では、園児に交通ルールを教えています。
では、なぜ国は国民に住宅ルールを教えないのでしょうか?
ところで、素晴らしい発言を紹介します。
『NPO法人住まいの環境研究所』のあるメンバーさんが、
「小学校から住宅ルールを教えればいいのに・・・
教室は、壁・窓などで仕切られた箱。
どうしたって、まずは“換気”でしょ?
そして、そこでの教えは各家庭に持ち帰るでしょ?
各家族が住宅ルールを少しずつ身に付けられる。
この流れで、いいのでは?」
と言います。
私は、この人の言葉に“ヒャット”しました。
素晴らしい発想ですね。
これだと、誰もがさり気なく知識を身に付けられます。
さて、前回のブログに登場したこの資料。
せめて空気中のホコリ除去が必須。
カビが繫殖できない湿度60%以下の住環境がつくれなければ、
まずは熱交換型換気装置の設置。
すると、教室内のカビは“激減”するはず。
高校とは教えの場。
今回の事件。対応策を持っていれば防げたのでは?
換気で防げることは、実に多くあるのですよ!
『要らないものは吸わない』
この意識付けが、日本中で必要だと思います。
私の所属している『NPO法人住まいの環境所』は、
『SDGsひょうごフィールドパビリオン』に認定され『大阪・関西万博』出展。
女性の方に、この本をプレゼント。
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【参考】どこにも無かった、誰も知らなかった『住み心地一番の家』
VOL5346