汗もひく“サラッ”とした家
住環境アドバイザー上郡清政(VOL5333)
本日のテーマ 「汗もひく“サラッ”とした部屋」
前回、洗濯物を『家』に置き換えた“乾いた家”をお伝えしました。
お盆休み、孫たちが来ました。
どの子も何もかぶらず朝までぐっすり。
そんな折、この記事を思い出しました。
【注意喚起】カビで皮膚が炎症…患者激増の「マラセチア毛包炎」大雨と蒸し暑さ繰り返す今年の梅雨は特に注意!(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
マラセチア毛包炎
人の皮膚にいるカビの一種が毛穴で増えて炎症を起こす。
その理由とは、
エアコン使用により、室内外の温度差が大きく・・・結露が発生
そして文中に、
どうしても空気が滞るので、
アルミサッシなので結露が起きたりする。
その水分が原因で、まわりにカビが生えてくる。
さらに物置として使っている部屋の壁にもカビが根付いていた。
カビが大発生する梅雨、
業者によると2024年は特に注意が必要だという。
30度も超える暑い日が連日続く2024年の梅雨は、
エアコンをかけると室内と屋外の温度差が大きくなり、
“結露”が発生してカビが増殖する原因になるという。
一番は換気。
暑くても寒くても、窓を開ける習慣が必要。
さらにカビを防ぐ対策で効果的なのは、カビの胞子が壁に着かないように
扇風機やサーキュレーターを使って空気の流れをつくることだという。
この記事を見た私は、
「ええ~、どうしてこうなる???」
でした。
換気が一番だというなら『換気』の備えをお勧めすれば?
カビが生えるというなら『湿度60%以下』をお勧めすれば?
略式でもいいですから、まずは『換気』を導入すべきです。
新築ならば、もちろん第一種換気装置(熱交換型)。
さて、どこかの庁舎では設定温度28度。
でも職員からは不満の声が・・・。
湿度が示されていませんね。
そこで私からの提案。
どれかエアコン1台、“除湿”で動かせば?
つまり「湿度を下げる」です。
湿度は体感温度に大きく影響します。
できれば40%台、50%以下がいいですね。
暑さは大きく変わりますよ!
『温度』・『湿度』・『換気』。
そして大事なのが、これらの機能に沿った家の使い方。
私は改めて日本に必要なのが『住環境学』だと思います。
私が所属する『NPO法人 住まいの環境研究所』は、
『SDGsひょうごフィールドパビリオン』に認定され『大阪・関西万博』出展。
女性の方に、この本をプレゼント。
学んでみませんか?
【参考】どこにも無かった、誰も知らなかった『住み心地一番の家』
VOL5333
生乾きの洗濯物・よく乾いた洗濯物
住環境アドバイザー上郡清政(VOL5332)
本日のテーマ 「生乾きの洗濯物・よく乾いた洗濯物」
洗濯物で“熱”を考えてみましょう。
生乾きの洗濯物と、よく乾いた洗濯物。
あなたは、どちらがいいですか?
打ち水すると涼しく感じます。
アルコール消毒、一瞬“ヒヤッ”とします。
液体が気体になる時、“熱”が奪われます。
このような記事。
1ml(1CC:小さじ1/5杯分)の水の温度を
1℃上げるのは1cal(カロリー)です。
水の気化熱は1gに付き何calですか?
1g当たり水の気化熱は、約539calです。
蒸発には、とっても多くの”熱”が要るってことですね。
生乾きの洗濯物・よく乾いた洗濯物。
これを、
『生乾きの家と、よく乾いた家』
に置き換えてみましょう。
すると、
家が生乾き、つまり湿っぽい家だと熱が奪われやすい。
よく乾いた家だと熱が奪われにくい。
と、言えないでしょうか?
家は、同じように見えて実は大きく異なります。
それゆえ私は、
『家全体を乾かす』
が一番だと思います。
その結果が、
少しの冷暖房器具で冬暖かい家。
夏、涼しい家が叶うのです。
気化による熱のロスを少なくすればいいのです。
最高気温38、1℃の日もあった今年の夏。
この家では、二階のエアコン1台で家中涼しく過ごせました。
人が多くなった、暑い日が続いた時のみ、
1階のエアコンを入れます。
高気密断熱性能に、空気の特性と、木の特性を絡めた家。
これまでの家には無い、嬉しい効果が多く現れます。
部屋毎のエアコンは不要。
今後も続く“危険な暑さ”。
エアコン無しの夏など、考えられない暮らしになるでしょうね。
すると、いかに少ないエアコンで暮らせる家にするかです。
でも、この理屈に気づいている人は今も少ない。
先人は言いました。
「家は、できるだけ開け放せ」
「戸閉にするな!」
つまり、“家を湿気させない”ってことですね。
それを少しの科学と、自然摂理を利用して改革して参りました。
私が所属する『NPO法人 住まいの環境研究所』は、
『SDGsひょうごフィールドパビリオン』に認定され『大阪・関西万博』出展。
女性の方に、この本をプレゼント。
学んでみませんか?
【参考】どこにも無かった、誰も知らなかった『住み心地一番の家』
VOL5332
木が、熱いってことありますか?
住環境アドバイザー上郡清政(VOL5331)
本日のテーマ 「木が、熱いってことあります?」
オリンピックの鉄棒を見た時、
炎天下の鉄棒、握れるでしょうか?
でも、木製ベンチシートには座れますね?
『木』を触った時、熱いってことあります?
無いですね。
ならば、その『木』を“暑さ”凌ぎに使えませんか?
やかん・鍋などの取っ手、これら木製。
“熱さ”が伝わってこないから使えるのですね。
この『木』の特性、暑さ対策に使えませんか?
冬の寒さ対策にも使えませんか?
7月29日の最高気温38、1℃。
その時、西日の当たる外壁温度72,4℃。
もしこの外壁が木製であったなら、どうだったでしょうか?
それが家全体にあれば、どうだったでしょうか?
外壁使用には防災上などの制限があるかもしれません。
しかし、何らかの形で使い道はあるはず。
『木』は乾かせば素晴らしい“特性”が現れます。
さらに、もっと研究すれば広範囲での使用方法は見つかるはず。
ここに森林資源の有効活用の場があると考えます。
22年のテストを兼ねた使用実績からも、そう思います。
温暖化、CO2の削減、省エネ、人口減少など、
これらの問題解決は自然素材の有効活用と、
それを有利に導く自然摂理の理解と、その実行にあると思います。
私が所属する『NPO法人 住まいの環境研究所』は、
『SDGsひょうごフィールドパビリオン』に認定され『大阪・関西万博』出展。
女性の方に、この本をプレゼント。
学んでみませんか?
【参考】どこにも無かった、誰も知らなかった『住み心地一番の家』
VOL5331