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シアタ・クラシックス MINI COLLETIONSⅡ 6つの小品集

決して派手なお芝居ではないのに心の奥に刻まれて忘れられなくなるのがシアタークラシックスの公演。今、家に病人を抱えているので予約が必要な何かをするのがおっくうなのですが、それでも何とか都合をつけて観ました。

開場時間の1時間前に着いたので、お昼を頂こうとバーガーショップに入りました。バーバーショップと申しましても私が普段出入りしているようなのとはちがって本格的な

お店だったようで。確かにお肉はジューシーで美味。でもExpensive? 

コーヒー付で1000円をちょっと出てしまいました。




閑話休題。今回鑑賞した小品たちの中で印象に残った一つは母をホームに預けることを決めた女性がぬいぐるみを相手に語る「エミリー」。私も今、両親の衰えに直面しているので。

エミリーが両親に向かって「あなたがたを赦す」というと、母は「赦すというのがどういいう意味かわからない」と答えたとか。そう母はエミリーに赦してもらわなければならないようなことは何もしてないと思っている―そこが根深い問題。この公演のお芝居は偶然かもしれないけれと、観る度に私自身の問題を思い出させるのです。父と母の命が

尽きかけている今、自分たちの関係を見直し、考えています。虐待されていたわけではない、愛情を注いでもらったのは感じている、でもきれいごとばかりではありません。

それから未亡人マイテの家に亡夫の肝臓を移植された男性ティムが訪ねてくる『やすらぎの後継者』。ティムは肝臓を与えられたことを感謝していることを伝えようとしますが、マイテは突然の病による夫の死から完全には立ち直っていません。「ティム」と呼んでくれと言っても「ミスター・ライリー」と呼び続けます。それでも写真を見て、夫の思い出話をするマイテ。彼女は母国で親が決めた相手との間に生まれた子を連れてアメリカへ渡ってきた移民でした。生きるのに必死で固まって生きていた彼女の心をときほぐしてくれたのが彼女の夫だったのです。夫の母は外国人の嫁との結婚には反対でした。でもマイテ自身も成長した息子が黒人と結婚しようとした時には人種差別主義者になってしまって最初は

反対したと。臓器移植にしても移民にしても人種差別にしても―それなりに冷静な意見を持っているつもりでもいざ自分の身にふりかかるとなると―短い戯曲の中に現代の世界が

抱えるさまざまな問題が写し出されていました。

主演していた芝居が不評で2週間で終わった女優が精神病院でセラピストに語る一人芝居『クレア』。若き日、彼女のキャリアが開けた時に流れていたという『アルルの女』のファランドール。それはクレアのいわゆる勝負時に聴く曲となるのですが、彼女の精神の変調を表面化させてしまったのもこの調べ。鏡が割れて飛び散り、そのかけらの一つ一つに自分が今まで演じてきた役が映っていたと語るクレア―演技をするということはその役になって生きること。そういう作業を日常的にするのは心身に負担がかかり、時に心身のバランスを崩すこともあるのでしょう。

今回も心の財産になるお芝居でした。




フィガロの結婚―歌の発表会

『おたべ』もらいました

中国伝統器楽CDのご案内(アメンバー限定だけど)

夏至に

手元にある白魔術の本によれば、夏至は「植物のエネルギーとパワーが最大限に発揮される日」とのこと。大切にされ、長く生きている木に触れると難を逃れられるとのこと。このところいろいろと大変なので、近所の神社にお参りし、ご神木に触れてみました。暑い日の午後ですから低空飛行している虫がちょっと怖かったけれど。私が鳥居をくぐって出て行く時、入れ替わりにベビーカーを押しながら入っていく女性がいました。ひょっとして私と同じことをするつもりなのかしら? 赤ちゃんが虫に刺されないといいのだけれど。

また同じ本に「夏至の日にもらった花や買った花をドライフラワーにして保存しておくと夏の間のお守りになる」とか。よくドライフラワーにする花といえばバラですが、予算内であまりいい品がなかったので菊を買ってみました。菊はドライフラワーに向きませんから花びらを乾かして、匂い袋でも作ってみようかしら?




夏至に買った花

そこで思いだしたのが松本清張が俳人杉田久女をモデルに書いた短編『菊枕』。ヒロインぬいが崇拝してやまない俳句の師宮萩栴堂の長寿を願ってたくさんの菊の花びらを集めて乾燥させて菊枕を作ります。九州に住むぬいは夫に無理を言って旅費を出させ、関東に住む師に菊枕を届けますが、師からはろくに顧みてもらえず、心身のバランスを崩していきます。心が落ち込んだ時、なぜか読みたくなる小説です。ヒロインにあきれながらも自分と共通するものを感じるのかもしれません。




QP太宰

植物のパワーを得るということで―さくらんぼも買ってみました。今年は初めてです。高価なのであまり買わないのです。写真は太宰治ByQPです。バー・ルパンでくつろぐ太宰のコスプレをしているつもり―なのですが、黒い帽子をかぶる変な幼稚園児みたいですね。


さくらんぼの季節にはかの『桜桃』のラストの場面を再現して、「さくらんぼをまずそうに食べるコンテスト」を催したら、世界中の太宰ファンが集まり、さくらんぼの消費が増える?かも?


弁慶のほろほろ漬

東北の物産展で「弁慶のほろほろ漬」を買いました。

人参などいろいろな野菜が入っていておいしそうなので。


弁慶のほろほろ漬


これを食べると弁慶のようにパワフルになれるのかな? あ、ちなみに私がコスプレしてるのは

弁慶じゃありません。上杉謙信ですから―念のため。しかし、東北に伝説のある弁慶に

ちなんだ漬物なのに、なんで私のライバルの武田の紋が袋についているんだろう?
(By QP謙信)



武田の紋?


うち甲斐源氏だから、ほら弁慶が仕えてたのは源氏でしょ。それにうちの家紋はシンプルで

どこにあってもかっこいいし。(By テディ信玄)


朝食で温かいご飯と食べたところ、少しお醤油の味が濃いけれど、素朴で

子供の頃祖母が作っていた漬物を思いだしました。


ご飯にまぜておにぎりにしてみました。お昼までに味がしみて混ぜご飯風の

味わいに。


またどこかで見かけたら買ってみようと思います。





ほろほろ漬おにぎり



円谷英明著『ウルトラマンが泣いている―円谷プロの失敗』


 

QP謙信: あれ、信玄君、花粉症なの?


テディ信玄: (グスグスしながら)ちがうよ、この本読んでたらうちの勝頼たちのこと思い出しちゃって

泣けてきちゃった。


QP謙信: どれどれ…




QP謙信: 私もうちの景勝や景虎のこと思い出しちゃった。グスン。


ルネサンス時代に活躍したレオナルド・ダビンチも本人の生前や亡くなってまもない頃は時代の価値観の中で現代の日本の円谷英二に似た位置にいたのではないでしょうか? 『モナリザ』や『最後の晩餐』がウルトラマンに似ているというのではありません。彼が現れる前にはなかった新しい何かを創り上げた天才であることを認める人もいるけれど、関心のない人にとっては子供番組の有名人に過ぎないというところ。知識人でも文化人でもない私のような者がこんなことを言ったら笑われてしまいそうだけれど、以前一緒に働いていた台湾人女性に話したら賛同してくれました。ウルトラシリーズは国境を越えて人の心をとらえているようです。特にアジア人にとっては共通の深いものとつながっているようで。



英二の孫で円谷プロ6代目社長でもあった円谷英明氏の著書『ウルトラマンが泣いている―円谷プロの失敗』には不滅のヒーローを生み出したが故の一族の悲劇が綴られています。

同書によればウルトラマンが嘆くような状態になった要因は技術者集団として創業した頃からひきずる赤字体質、著者の父で2代社長の円谷一の早世、3代社長皐(のぼる)の大胆すぎるビジネス展開とぜいたく、タイのチャイヨー・プロとの間に発生したウルトラマン・タロウまでの日本国外でのキャラクター使用権の争い。



90年代だったか、私は有名人の波乱の人生を紹介する番組に3代社長が出演したのを視た記憶があります。「円谷プロ復活を成し遂げたかと思われた時、皐は何を思ったか?歌手デビューする」というようなナレーションがありました。歌手になるのもまた費用のかかること。こんなふうにぜいたく好みに人を導いてしまうのも不滅の魅力をもつヒーローの存在。忘れられてもまたブームは起こり、新シリーズが制作されたり、テーマパークが出来たり。でもブームとは儚いもの。著者は「いつから沈滞期になるのか予測は困難」、「ある日それまでのにぎわいが嘘のようになり、収入がガタ落ちする」とキャラクタービジネスの難しさを痛感したことを語っています。

興味深かったのは著者英明氏自身が取り組んだ中国進出をめぐるお話。90年代初頭までは何の問題もなく放送されていたのが中国政府の愛国心教育が制度化された94年頃から風当りが強くなったこと。ビデオソフトのにせもの問題。英明氏が円谷プロ社長退任後、上海で制作しようとした『五竜奇剣士』は中国の神話の「四神」にちなんだ青竜、朱雀、白虎、玄武という巨大ヒーローに老子神も登場、五行思想にならった物語になるはずだったとのこと。もしも世に出ていたら日本と中国の架け橋になるすてきなドラマになったのではないでしょうか。



テディ幸村: うーん、番組がデパートに並ぶ玩具を充実させるためのもの」になっちゃたんだって……。

キャラクタービジネスって、何だかなあ。私も胸に六つタイマーが点滅するヒーローとか、

十勇士が合体して巨大化するお話が来ても、よーく考えることにしようっと。


この本にも記述されていますが、いわゆる第1期のウルトラシリーズは子供向けとして制作されたものではなかったとのことです。子供にターゲットが絞られたのは第2期以降。


後期高齢者のうちの父はテレビが唯一の楽しみなのですが、最近2時間もののサスペンスなどは途中で居眠りしてしまうようになりました。集中力が続かなくなって来たらしいのです。そういえば私の子供の頃、祖母もウルトラシリーズも含む子供向けの番組―特撮、アニメ、人形劇などを喜んで視ていました。30分単位というのが老人の気力、知力に心地よかったのではないでしょうか?

これからの高齢化社会、かつての『ウルトラQ』や『怪奇大作戦』のような30分から1時間以内で大人の鑑賞に値するドラマはもっと多く作られるべきかもしれません。








ウルトラヒロインと戦国武将と岡っ引きのお話

ホワイトデーが大変?




筆者の脳内の茶の間にて。

来年、日曜夜8時の主役になるテディ幸村にお説教をたれるQP謙信。


QP謙信: あの時間には私も何度も出たけどね~ほらとにかく1年たつと終わっちゃうでしょ。


テディ幸村: そうなんですよねえ。私も国営放送のあの枠の主役は初めてなのでちょっと

不安で。


QP謙信: それでね、終わった後が大変なんだから。


ふすまが開いてテディ信玄登場。



テディ信玄登場


テディ信玄: 3月だけどまだまだ寒いねえ。(こたつに座る)


QP謙信: あ、信玄くん、お団子食べる?


テディ信玄: 甘い物は要らないよ。バレンタインにもらったチョコまだ食べきれてないんだ。

   

持ってきたお菓子類を見せる信玄。          





テディ信玄: (QP謙信に)ほら、ボク、君とちがって正室だけじゃなくて側室も何人もいるから

いっぱいもらっちゃってねえ……少しあげようか、昔もらった塩の御礼に。


QP謙信&テディ幸村: ホワイトデーが大変そう…。





ひなまつり?

先日、東京に出陣されていた上越のおもてなし武将隊の『謙信公』にお目見えしたテディ信玄と

QP謙信。



テディ信玄: 私たち宿敵のはずなんだけど、この間、君のかっこうをしている

おもてなしのお館様からおひなさまのようじゃって言われちゃったね。


QP謙信: だとしたらどちらが男雛でどちらが女雛なんだろうね?。


テディ信玄: そりゃずっと独身で実は女だったんじゃないかってうわさのある君が

女雛だろう。


QP謙信: えーっ(声をひそめて)私がもし女だったら信玄くんよりもっと都会的で

やたらファッションが派手でない人とつきあいたいけどな~。