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6/1 Untitled「Neon feat.NAOTO&RYUICHI」発売記念イベ@新三郷

今回は6/1に行われたUntitled「Neon feat.NAOTO&RYUICHI」発売記念イベント@ららぽーと新三郷2部についてレポートしていきたいと思います。




◯イベント概要 

今回イベントを行なったUntitledは5人組アイドルグループ。メンバーは藤沢優衣ちゃん、帶川蓮里ちゃん、咲良春花ちゃん、帶川杏里ちゃん、星崎真白ちゃんの5人。2022年8月に活動を開始されたようですが、それ以上の情報はあまりありませんでした。作品としては「Brand New Sky」を本年3月にCDの形態でリリース、以降2nd「Bless you」を4月、3rd「Neon feat. NAOTO & RYUICHI」を5月と3ヶ月連続でリリースされたようです。今回のイベントはこの3rdシングルの販促イベントでした。会場となったのはららぽーと新三郷。ミニライブは13:00開始と15:30からの2回行われ、私が観覧したのは2回目のみとなります。CD購入者を対象とした優先観覧入場が設定されていましたが無料観覧も可能でした。優先観覧入場者は20人強、フリー観覧の方を合わせてスタート直前には40人前後のお客さんを集めてイベントは開催されました。なお観覧ルールとしてはコール声出しはOK、ジャンプ禁止、サークルはOK、静止画のみ撮影可とのことでした。

◯ミニライブ

ミニライブは予定時間通りにスタートしました。レトロゲー厶のような雰囲気のオーバーチュアにのって5人が登場しむす。今回の衣装は白を基調としたもの。とても品があり、かつ可愛いよりもかっこいい感じ。これからの季節にはとても映えるのではないかなと思います。それではまずセットリストを。 

 

6/1 Untitled「Neon feat.NAOTO&RYUICHI」発売記念イベント

@ららぽーと新三郷 2部 セットリスト

01.君だけのファンファーレ

02.uiuino

03.Shine

MC

04.ありがとうの気持ち

05.愛ってやっぱLOVE

06.Neon feat.NAOTO&RYUICHI

07.Bless you

 

中間にMCを挟んで全7曲によるセットリスト。終了時間は16:00でしたので30分の間に7曲というのはかなりなボリュームのミニライブでした。 この7曲のうち1・2・3・6曲目が今回発売されたシングルの収録曲となっており、1回のミニライブで全て聴けたことになります。出し惜しみしないのが良いですね。30分にこれだけの曲数を詰め込んでいますからMCは短め、自己紹介もありませんでした。公式サイトも無さそうですし謎の多いグループです。このMCで唯一伝えられたグループの情報といえば「あなたの主題歌を歌いたい」というコンセプトのみ。楽曲は確かにその通りな感じ。特にそれを感じたのは1曲目の「君だけのファンファーレ」です。アニメの主題歌のような明朗さのある曲だなと思いました。その他の曲も総じて明朗ですが、ポイントはあなたの主題歌であって応援ソングではないところ。近いようですが歌詞の内容は頑張れ一辺倒とはなっていません。ただ「あなたの」ためを思われて歌う曲なので応援ソングに近しい、毒気がなく、とても真っ当な印象をどの曲からも受けました。例えば4曲目「ありがとうの気持ち」は歌詞もシンプル。困ったときに手を差し伸べてくれた人に、精一杯ありがとうを伝えるという内容となっています。冷静になってみると、確かにありがとうを伝えるのは大切ですが、声が枯れるまでしなくとも、ご飯を1回おごる等で良いのでは、なんて思ったり。でも、このまっすぐな気持ちがとても新鮮でもあります。一方で今回リリースされた3rdシングルの表題曲「Neon feat.NAOTO&RYUICHI」はシティポップな雰囲気もあったりで先端をいっている感じが強いですね。主題歌感が薄いというわけではありませんが、他の曲が比較的オーソドックスな感じなので、コンセプトを超えて攻めているように思いました。ノリも良いですし、ぜひ広く聞いてもらいたい一曲ですね。

 

そういったそもそもの曲の良さ、明朗さというものが当然あるのですが、根本にあるのはメンバーの実力の高さかなと思います。メンバー全員、平均して高い実力があればこそ、初見の私にもここまではっきりと各曲からグループのコンセプトを伝えられるのでしょう。実際、声の強さもしっかりしていますし、一つ一つとても丁寧に歌われていて、歌詞も大変聞き取りやすかったです。どのメンバーも音程やリズムを外すことは皆無なばかりか、マイクをぶつけるといった細かいミスもほぼほぼ無かったのではないかなと思います。しかもそれをかなり激しめなダンスをしながらというのですから、その実力は並々ならぬものを感じました。またこのような高い実力をもったダンスアンドボーカルを指向するグループは質実剛健な印象があり、悪くいえば地味めに見えるのですが、Untitledはフォーメーションの多彩さやメンバーの表情などから、しっかりした華やかさも兼ね揃えているように思いました。これが白を基調とし、フリフリがついたいかにもアイドルといった衣装ではないことを思うと、相当なもののように思います。はっきりいって凄いなと思いました。

 

そんな実力派ぞろいのメンバーの中でも特に目立っていたのは咲良春花ちゃんですね。小柄でとても可愛らしくビジュアルも優れていますが、なんと言っても歌ですね。波の細かいビブラートを多用した歌い方は独特で、どこを歌っていてもすぐ分かるくらい、存在感が圧倒的です。こういう人はちょっと見たことがありません。今回はららぽーと新三郷のイベント広場という場所柄、通りすがりのアイドルに対してあまり興味がない人も相当数いたのですが、足を止めて見る人が多かったのは恐らく彼女の歌の力だと思います。それくらいはっきりしていました。ただ逆に言うと彼女の存在感があまりにも強すぎるように思います。また曲の大事な部分のほとんどを任されているのは彼女。となってしまうと、メンバー3人だったらどうなるのかな、踏み込んで言えば彼女一人だったらどうなのかな、なんてことも考えてしまいます。彼女はダンスも切れがありますし、このららぽーと新三郷くらいの広さのステージなら、空間をすべて埋め尽くし、彼女一人でも見ごたえのあるライブを展開されるのではないでしょうか。むしろ、そちらも見てみたい気がします。こうなるとグループである意味がちょっと薄いかなという気がします。他のメンバーも高い実力を感じるだけに、グループとしても彼女単体としてもちょっともったいないように思いました。




○まとめ

今回初めてUntitledのミニライブを見たのですが、その実力の高さは折り紙付きかなと思います。私は素人なので正直パフォーマンスの良し悪しについて、80点と90点の差は分からないのですが、60点と90点の違いは何とか分かります。Untitledは平均点よりそれくらいの差ではっきり凄いという感じがします。可愛いよりなにより良い歌とダンスが見たい、という人にはぴったりなグループかなと思います。コンセプトもはっきりしていますし、一度見てみれば楽曲の好き嫌いははっきりするかなと思います。あまり動画がアップされていないようなので生で見るのが一番良いかなと思いますが、絶対無駄にはならないと思います。リリースイベントは終了してしまったようですが、観覧無料イベントへの出演もされているようなので、近くで開催の際は一度お出かけされることをおすすめします。以上です。

6/1 小片リサ 1stアルバム発売記念イベント@HMV&BOOKS SHIBUYA

今回は6/1に行われた小片リサ 1stアルバム発売記念ミニライブ&お話し会イベント@HMV&BOOKS SHIBUYAについてレポートしていきたいと思います。




◯イベント概要

小片リサちゃんは現在ソロで活動していますが、以前はナイスガールトレイニーのメンバーで、その後ハロー!プロジェクトのつばきファクトリーのメンバーとしても活躍されていました。2010年にナイスガールプロジェクトに加入、2013年にはナイスガールトレイニーとして定期公演で活躍しましたが2014年でナイスガールトレイニーとしての活動は終了してしまいました。その後ハロプロ研修生に加入し、2015年つばきファクトリーに加入。サブリーダーを務めていましたが2020年に活動終了。この時のことは色々言いたいことがあったのでブログに書きましたが、それはそれとして2021年以降はソロとして芸能活動を再開されています。同年にはカバー・アルバム「bon voyage!〜 risa covers 〜」を、2022年には1stEPシングル「どっち」、2023年には2ndシングル「映画の趣味が合うだけ/ちいさな世界」を発売と、ほぼ1年に1作品のペースでリリースが続いています。そして今年2024年6月には1stオリジナル・アルバムとなる「montage」の発売を予定しています。今回はこの「montage」の販売促進イベントとなっております。
 

会場となったのはHMV&BOOKS SHIBUYAでした。今年4月に同地で開催された小関舞ちゃんのリリースイベントと同じ会場ですね。ちなみに今回は会場に椅子が置かれており、ゆったり見ることが出来ました。イベントは12:30、14:30、16:30の3回行われましたが、私が見たのは12:30スタートの回のみです。諸注意としては撮影不可のみで、店内のイベントでしたがコールもOKでした。イベントはCDを予約した際に貰えるイベント会場入場券を持った人のみで、フリー観覧は不可となっていました。前方に入ったため、何人ほどが詰めかけていたのか分かりませんが会場は後ろまで満員でした。なおイベントに先立ち12:00頃、リハーサルが行われましたが、こちらは非公開でした。




○ミニライブ

イベントは予定の時刻通りにスタートしました。オーバーチュアかなと思いましたが、どうやらイントロだったようでそのまま1曲目へと入っていきます。なお今回の衣装はデニム地のオーバーオールでした。1曲目は「ちいさな世界」、2ndシングルの両A面曲の1曲。エスニック風味な音が使われていて、異国情緒たっぷりに世界の大問題を憂う内容かと思いきや、身の回りのことが大事という曲。今の世の中そんなことをSNSにつぶやこうものなら正義感に溢れた連中が群がってきそうものですが、皮肉っぽくなく可愛さを感じるのはりさまるの持つ雰囲気ならではかなと思います。1曲目が終わるとMC、自己紹介、そしてアルバムの内容についてのトークとなります。先に書いてしまうと今回のミニライブは6曲による構成でしたが、途中のMCにもしっかり時間を割き、内容の濃いものでした。ここでの話題は主にアルバムの内容について。18曲収録とかなりなボリューム。らしいなと思ったのは自分の発言に対して言ったそばからツッコミを入れていくところ。ステージに立って段取り通りに進行していく彼女とは別に、そんな彼女を見つめている極めて常識人なもう一人の彼女が常にいるそんな感じがします。

 

2曲目は「君が好き」、こちらは実にしっとりとした大人な雰囲気の曲。この後のMCで語られたところによると、この曲はつばきファクトリーを離れた後、芸能活動を再開した時に最初に用意されたオリジナル曲だそうです。それがカバーアルバムのリリースが先行するなどあり、今回のタイミングでアルバム収録となったようです。なお作詞作曲は伊藤薫。伊藤薫さんと言えばさんみゅ~2ndシングル「ほほにキスして」も作詞作曲をされています。タイトルからも分かる通り恋愛ソングなのですが、恋愛対象となる相手の呼び方が「あなた」ではなく「君」であるところがポイントです。受け取りかたは様々ですが、りさまるが歌う曲世界の主人公の方が年上のように感じました。そう感じさせるのは、りさまるが大人として年下に語りかけるような歌い方が出来るようになったからだと思います。それを考えるとソロ活動初期に用意されていたものの、今まで寝かし熟成を重ねた今だからこそと思います。また自分のことを「ボク」としていますが、それを素直に男側からの視点として捉えると、男側の気持ちを想像し表現できるようになったりさまるも垣間見えてきたりします。これも受け手によって解釈の仕方は様々ですので、ぜひ生で聞いて自分はどう感じるかを確かめてみてもらいたい、面白い一曲かなと思いました。
 

3曲目は「あかとき」。アルバムの1曲目に収録されており、アルバム全体の印象を左右する、大事な曲かなと思います。一つ特徴的に思ったのは語尾をあまり伸ばさず、とてもすっきりとした印象を受ける点です。例えば1番のサビの終わりなど、ほんのわずかの間にふっと声が消えてしまいます。歌詞を見ると朝、部屋に一人残された状態であることが分かります。普通なら色々なものを引きずって未練たらたらだったりしますが、こう終わりがあっさりしているとあまり未練を残しているように感じません。むしろ半ばこうなることが分かっていたのではないかなと想像できたりもします。ではなぜそれが分かってしまうのかというと、それはやはり経験からじゃないかなと。それが違和感なく聞くことが出来るというのは、やはりりさまるが大人な歌を歌えるようになったから、ということではないかなと思います。ただ実際のパフォーマンスを見ていると、後半にある間奏では足で小さくリズムを取っていたりする仕草に可愛いなと思ったり。大人な表現力とナイスガールトレイニー時代に習ったことを今でも変わらず守っている部分が同居している、このあたりがりさまるの今の魅力かなと思います。そういったりさまるらしさを感じる曲ではありますが、それを別にしても色々面白い曲ですね。特にサビの部分ですが、順を追っていくと「手のぬくもり」これは触覚ですね、「朝焼けのまぶしさ」は視覚、「音のない部屋」は聴覚、そして「あなたのにおい」は嗅覚と、味覚を除く五感を総動員して状況把握をしています。物語として一番確認したいはずなのは最後の「あなた」の存在だと思いますが、それを探す手段としては嗅覚なんですね。これを自分に置き換えて想像すると、本当にここにいないことを確認する、もしくはどこにいるのか確認するなら声をかけて返答を待つ、聴覚によるのではないかなと思うのですが、嗅覚なんですね。どうして嗅覚なのかを考えるのも一興かなと思います。


4曲目は「Painter」。この時点ではアルバムの収録曲は全て披露されておらず、「Painter」はこの日が初披露。以降、イベントごとに1曲ずつ公開していくとのことでした。その「Painter」ですが、可愛さをかね揃えた王道のアイドルロックな感じ。2、3曲目は深い世界観をじっくり楽しむという感じでしたが、こちらはみんなで一緒に踊ってコールして楽しもうといった曲だと思います。初披露なので会場もまずは聞いてみる雰囲気でしたが、今後はライブの盛り上げに欠かせない曲になるのではないでしょうか。 続く5曲目は「ムーンナイト・シークレット」。イントロからして90年代っぽさもあり、全体的に少しレトロな感じ。昔で言うと安倍なつみちゃんが歌っていそうな感じを受けました。「だって 生きてかなくちゃ」とかあのあたりですね。もちろん、りさまるはそんな時代より少し後の生まれですが、なぜかしっくりきますね。MCを挟んで最後6曲目は「Oh, Suuny Days!」こちらはアルバムには収録されていません。明るい雰囲気の曲で、ここまでの曲とはどれとも一線を画し、まああれやこれやあったけど良かったねといった感じでエンディングにはぴったりだなと思いました。ミニライブは以上で終了、13:06まででした。以降は特典会も行われました。

 

6/1 小片リサ 1stアルバム発売記念ミニライブ&お話し会イベント

@HMV&BOOKS SHIBUYA 1部

01.ちいさな世界

MC

02.君が好き
03.あかとき

04.Painter
05.ムーンナイト・シークレット

MC

06.Oh, Suuny Days!

○まとめ

ミニライブは約35分、全6曲の構成でした。MCも比較的時間をしっかり取られており、曲の裏側の話等もあり内容が濃く、りさまるの魅力をたっぷり味わえるイベントだったかなと思います。さて2024年上半期に私は小関舞ちゃん、宮本佳林ちゃん、そして小片リサちゃんのリリースイベントを観覧してきました。皆それぞれの良さがありますが、 基本的に歌がとてもしっかりしてますね。リスムや音程を外すことが皆無でした。もちろん3人共ソロ活動されているので、それぞれに合った曲作りがされているのでしょうが、それを抜きにしても危うい感じは一切なく安定感は抜群でした。ただ踏み込んで言ってしまうと安定感は抜群なものの、これはという個性には欠ける感じがします。圧倒的な透明感の宮本佳林ちゃんのような初見でもはっきり分かりやすい武器はなかなか見出しにくいように思います。また動きは極端に乏しくほぼステージ中央に立ってのパフォーマンスに終始していました。そもそも振りが入っていない曲も多く、ならばいっそのことスタンドマイクを使えば良いのではないかなと思うくらい。歌とダンスで楽しむといった感じではなく、見た目の面白さは限られており、アイドル小片リサちゃんを期待して見に行くのでは、ちょっとイメージが違うかなと思いました。ただ曲は色々と作り込まれており味わい深いものが多いです。youtubeにもダイジェストがアップされているので、さらっと聞いてみてこれはと思う曲を見つけてからお出かけされるのが良いかなと思います。以上です。

6/23 miao今垣李華生誕祭&新入生歓迎会

今回は6/23に行われたmiao今垣李華生誕祭&新入生歓迎会♥️ ♡~Love miao Life Live with it!!~♡. TOKYO@渋谷ONE5について、レポートしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

○イベント概要

今回の主役である今垣李華ちゃんはアイドルグループmiaoのメンバーです。そのmiaoは2021年より活動されており、李華ちゃんは初期メンバー、グループは当初13人でスタートしていましたが、このイベント前時点で李華ちゃんを含め4人となっていました。これまでもメンバー追加はありましたがこの度久々にメンバーが3人追加され7人となりました。その初お披露目が李華ちゃんの生誕に併せて行われました。会場となったのは渋谷ONE5。席種はSとAに分かれており、私は今回前方のSで見させていただきました。フロア後方に若干段差があるものの幅はなく、ほぼフラットな会場でした。開演予定は12:30でした。撮影は指定曲、3曲目までと星空バースデー、カバー曲コーナーとMC中のみ可となっていました。

◯ライブの流れ

ライブは予定より若干遅れ12:35にスタートしました。オーバーチュアがこれまでとは異なっており、李華ちゃんの生誕イベントなのでスペシャルバージョンなのかとも思いましたが、これが今後使用される新オーバーチュアのようです。さらに事前に発表されていた新衣装、何から何までフレッシュ感のあるオープニングでした。そんな雰囲気の中での1曲目は「エゴイスティックdeケット・シー」でした。開演前、知り合いと果たして最初から7人なのか、途中でお披露目コーナーがあるのか予想していたのですが最初からの登場となりました。これはちょっと驚きでした。実際のパフォーマンスとしては途中マイクを落とす場面もあり、まだ慣れていないかなという部分もありましたが、おおむねきちっとした内容だったと思います。そのまま7人での2曲目は「初恋UFO」、その後MC・自己紹介と続きます。ここでのMCは新メンバーのコメントと衣装の説明がメイン。新衣装のポイントとしてはデニム地、セーラー襟、そしてしっぽが付いたこと、そしてリボンと猫耳もしっかり付いているので、まだ見たことないよという方はこの辺りをぜひ注目してみてください。ただし李華ちゃんのみ今回だけの特別な衣装だったそうです。


MC終えての3曲目は「トゥインクル to winkる?」。渋谷ONE5は比較的小規模なライブハウスなため、ステージの広さはあまりなく7人でのパフォーマンスは窮屈め。特に前後2列でのフォーメーションの際、前後列の入れ替わりはぶつかりそうになるなど若干難があったように思います。しかしやはり7人のステージは華やか、そして迫力があります。特にこの「トゥインクル to winkる?」の2番のサビで、ステージを斜めに使いメンバーが1列になるフォーメーションは大変見ごたえがありました。そして落ちサビでは奥に向かって頂点を置く三角形のフォーメーション。センターに収まるのは今回の主役である李華ちゃん。改めて奇数になる7人になって良かったなと思いました。3曲目を終えると一旦全員退場。ステージ背面にVTRが流れます。内容は新メンバー一人一人のインタービュー。恐らくオーディション合格後に撮影されたものだと思いますが、それぞれの志望動機、これからの意気込みが語られていました。VTRが終わるとメンバーが再登場、4曲目「miao!」となります。李華ちゃんがヘッドセットマイクを付けている以外は大きな変更点はなかったように思います。この「miao!」でも改めて思ったのは7人のパフォーマンスの華やかさ。特にこの曲ではBメロ、先ほどとは逆に桃子ちゃんをセンターに手前を頂点とした三角形のフォーメーション。さらにここからメンバーが順に座っていく振りは見ごたえがありました。歌唱面ではユニゾンにばらつきを感じるものの、やはり7人になって良かったなと思いました。

4曲目が終わりますと李華ちゃんが一人残りMC、ここからが李華ちゃんが生誕祭パートになるようです。ここではカバー曲について、どうしてこの曲を選んだかということについてコメントされていました。短めにMCは切り上げられ5曲目は「星間飛行」、こちらのオリジナルは中島愛で、アニメ「マクロスF」の挿入歌。作詞は松本隆、本当に歌詞が綺麗ですね。2番に「憎らしくて~」というこの曲唯一ネガティブな感情があらわになる部分があるのですが、そこも綺麗な言葉で表現されていて上品さが保たれているあたりがとても良いですね。これを李華ちゃんがフルコーラス、ソロで歌われました。元々高い声がしっかり出る李華ちゃんですが、少しあどけなさも感じる、とても可愛い仕上がり。若干歌詞に不安もあったのか、そういった点も加味されていたのかもしれませんが、大変良かったですね。こういうカバー曲を歌うとなりますとオリジナルの歌い方に寄せていってしまいがちで、それだとモノマネになってしまいます。そうではない李華ちゃんならではの部分がよく出ていて、カバーの面白さが凝縮された一曲でした。続く6曲目もカバー曲「夏色笑顔でワンツージャンプ」、こちらは李華ちゃんがラブライブ好きすぎて選曲した1曲。こちらは既存メンバー4人でのパフォーマンス。生誕Tシャツ衣装にチェンジし、さらに全員ヘッドセットでのパフォーマンス。ということで両手が自由になり、歌とダンスが堪能できました。

6曲目が終わりますとMC、李華ちゃんも退場し、新メンバーが入れ替わりに登場、新メンバーだけでのグッズ紹介が行われました。が、当然しどろもどろ、途中でギブアップしてしまいます。なかなか厳しい先輩ですね。そんな後輩に促されるように李華ちゃんが登場、次いでオリジナルメンバーが花束、ケーキ、プレゼントをもって登場。その後お手紙朗読と行きたいところでしたが、原稿が見当たらないというバタバタがありました。そのため急遽フォトセッションを挟むなんてこともありましたが、無事原稿も見つかり、アイドルへの熱い思いを語られました。続く7曲目miaoでは定番のバースデーソング「星空バースデー」は4人でのパフォーマンス。最後の「おやすみ」のセリフは李華ちゃんが担当されました。8曲目「夢の途中」こちらも4人でのパフォーマンスでした。李華ちゃんの生誕祭パートなので4人でしたが、今後は7人で行われることでしょう。それも楽しみですね。MCを挟んで9曲目、再びカバー曲となり「Happy大作戦」。こちらはモーニング娘。2013年の作品です。推しメンが卒業したときの曲で聞くと今でも泣けてくるとは李華ちゃんの弁。田中れいなちゃんの卒業のことかなと思いました。この曲では途中、新メンバーも参加してのパフォーマンスでした。最後10曲目は「スマホ魔法」。アンコールは無く、メンバー退場後に再びVTRが流れライブは終了となりました。13:43まで、公演時間はおよそ1時間40分でした。

 

6/23 miao今垣李華生誕祭&新入生歓迎会♥️ ♡~Love miao Life Live with it!!~♡. TOKYO

@渋谷ONE5

01.エゴイスティックdeケット・シー

02.初恋UFO

MC

03.トゥインクル to winkる?

VTR
04.miao!

MC

05.星間飛行

06.夏色笑顔でワンツージャンプ
MC

07.星空バースデー
08.夢の途中
MC

09.HAPPY大作戦

10.スマホ魔法

○まとめ

今回は今垣李華ちゃんの生誕祭と新メンバーお披露目という2つの企画が相乗りしたライブとなっておりました。経緯としては先に今垣李華ちゃんの生誕祭が決定しており、後に新メンバーお披露目が追加された形になっています。本来自分のためのイベントだったのに半分になった、衣装も一部アレンジが特別なものになったものの、豪華なドレスのようなものはなかったとなれば、心情としては不満を感じてもおかしくはないはず。ところがライブ中そんなことはみじんも感じさせず、どっちもめでたい雰囲気に終始したのは李華ちゃんのパーソナリティに拠るところが大きいかなと思います。おかげでとても楽しいイベントとなりました。

 

期待の新メンバーですが上にも書いた通り、お披露目すぐに先輩と並んですぐに溶け込めていたのはさすがだなと思いました。7人になった効果はとても大きく、特にダンスでは多人数を活かした華やかさと迫力は格段に増しました。今後様々な曲でもどう変化していくのかとても楽しみです。一方で歌に関していえばユニゾンでも足並みにばらつきがあり、多人数を活かしているとは現状言い難いです。しかし、良いなと思ったのはそこでうわべの綺麗さにこだわり、変に取り繕うことをしなかったことです。オーディションを経てステージに立ったメンバーですから、やはりそのままがいいですね。音程やリズムを合わせること以上に大切な今だけしか見られない個性のぶつかりが見られてとても良かったです。またここから描かれる成長物語も大変楽しみになリました。魅力的なメンバーが揃っているということもですが、グループとしてのこういう姿勢が素晴らしいですね。皆さんも是非今後のmiaoの進化に期待していただきたいなと思います。以上です。

6/22 ukka The Journey Begins Tour 2024Spring@横浜2

今回はThe Journey Begins Tour 2024 Spring ~HOP・STEP・JUMP!!~@横浜ベイホールの続きをレポートしたいと思います。前回は第二ブロック9曲目まで書きました。今回は10曲目以降から最後まで書いていきたいと思います。




◯第3ブロック

8曲目までが終わりますと再びMCとなります。ここでは先ほどのユニットコーナーについてメンバー一組ずつ感想をコメントされていきましたが、なんとソロを担当した結城りなちゃんのコメント取りを忘れて次のブロックに行きかけてしまうということがありました。今回のライブはこういう観客席が笑いに包まれる場面がちょこちょこありました。圧倒的なパフォーマンス力で凄いと思わせるだけでなく、ukkaなコミカルな一面も見せてくれました。そんな場面の主役となったのは宮沢友ちゃんと若菜こはるちゃん。二人をある程度自由にさせ、その面白さを引き出せる、グループの良さを感じました。一方コメントを飛ばされそうになったりなちゃん、ソロで「カノープス」を歌ったのですが特に緊張しなかったとのこと。安定感あるパフォーマンスはこの精神的な強さがあってのことかなと思います。MCが終わると第3ブロック、通算10曲目は「don't say love」でした。ukkaには珍しい歌謡曲っぽさもある大人な曲。照明を赤系統の色で統一し、情熱的な雰囲気も楽曲にぴったりでした。ここもりなちゃんは曲の世界観をしっかり表現、大人な女性らしさを感じる仕上がり、本当に器用だなと思いました。もう一人、りじゅちゃんの歌も曲の雰囲気に合っていたように思います。彼女の得意な音域にあっているのか無理がなく自然で、上手く感情をのせて歌われていたと思います。ユニットコーナーで担当した「WINGS」もこの「don't say love」もそうですが、「私」という主人公が前面にでた曲にはりじゅちゃんのボーカルがとても良く合いますね。ちなみにこの「don't say love」は間奏が長めに再構成されてダンスも変更されていたそうですが、私はまったく気が付きませんでした。

 

続く11曲目は「スーパーガール★センセーション」。歌い出しが「無重力にRide on」ですから、大人の事情にがんじがらめな

10曲目「don't say love」とはまるで正反対な世界観。がらっと変わる雰囲気をより強く印象付けたのはここもやはり照明。イントロ部分は全曲の赤と対照的な青で、洗練、超越したイメージ。今からまるで違うことを始めますよ、と言わんばかり。この繋ぎの妙によって2つの曲が対照的でとてもよく活きていたように思います。これがもし2曲が離れていたら、両曲とも強く印象に残らなかったかなと思います。この「スーパーガール★センセーション」の流れを引き継ぎ、12曲目「Viva La Vida」、13

曲目「コズミック・フロート」と続きます。この2曲は大変盛り上がりましたね。客席からのコールもとびきり大きかったです。2曲ともにそもそも盛り上がる曲ではありますが、自然にこの流れへと向かっていったのは、「スーパーガール★センセーション」があったからだと思います。そしてその前に対照的な「don't say love」が入っていたことも無関係ではないでしょう。この第3ブロックはこれらセットリストの妙がつまった構成だったと思います。個別に見ていくと「コズミック・フロート」はマイクがぶつかる音やハウリングもあり、らしくない場面もありましたが、会場の熱気や勢いには合っていたと思います。

○第4ブロック

13曲目まで終わりますとMC、ここでは企画コーナーがありました。主に進行を務めたのは友ちゃん。今回行われたミニゲームはジェスチャーゲームでした。スケッチブックさんが登場しお題を掲出、メンバー一人がそれに応じてジェスチャーを行い、残るメンバーがお題を当てるという内容。時間内にいくつ出来るかを競ったわけですが、残念ながら6人正解で終了。友ちゃんはジェスチャーできませんでした。ゲームとしては失敗でしたが、試された絆は大丈夫という友ちゃんの総評でコーナーは終了しました。この企画コーナーも面白かったですね。MCが終了しますと14曲目は「AM0805の交差点」。通常ですと信号機の音が入るのですが、今回は省略されていたように思いました。焦りや切なさを含んだ歌詞となっていますが、その時々によって変えるりなちゃんの表情をこの曲の注目ポイントの一つだと思います。歌もそうですが、こういう部分を含めて彼女は本当に器用だなと思います。15曲目は「ティーンスピリット」。この曲の目玉はサインボール投げが行われたこと。茜空ちゃんは相変わらずリリースポイントがめちゃくちゃで、誰もいないステージ背面に投げつけていました。曲の後半でもう一度客席に投げようとしましたが、それもやはりとんでもないところに投げつけ、結局ステージ脇に控えていたスタッフさんの足元に転がり、客席に戻していました。ファイナルとなる神田ではどうなるのでしょうか。またこはるちゃんはサインボールにネコを書いたとのこと。理由は書きやすかったとのことで、見た目の可憐さとはうらはらに意外とアレな性格されていますね。

 

続く16曲目は「リンドバーグ」ああこれで本編終了かなと思いきや、もう一曲17曲目が「マーマレード・フレイバー」でした。こちらは秘めた恋心を歌ったとても可愛らしい、いわゆる恋愛ソング。島倉千代子の「からたち日記」から、令和の「マーマレード・フレイバー」と時代はこえても、素直に口に出来ないのは変わらないものなんですね。さてこの「マーマレード・フレイバー」なんですが、私はこの曲の山場は、好きとは素直に言えない、つまり正直な気持ちを隠している曲世界の主人公の本当の気持ちに一番肉薄している「会えないほろ苦さ」の部分にあると思っています。このパートを担当するのが宮沢友ちゃん。ここを今回、彼女はしっかりとした強さをもって歌い上げていました。その後もあちゃんのパートを挟み落ちサビとなり、そちらに注目がいきがちになりますが、とても重要な仕事をこなされていると思います。マーマレード、柑橘類の皮までを使い、甘さと苦さを含んでいるのが特徴ですが、歌詞を眺めてみてもほとんどが甘さで包まれています。甘いだけなら、別にピーナッツバターでも良いですし、甘酸っぱさならストロベリーでもブルーベリーでも良いわけです。そこをあえてマーマレードにしている、ということはやはり苦さも重要なはず。しかし、会えない、辛いという苦みがストレートに出ているのは友ちゃんのパートだけだと私は思います。この唯一の場面で全体の甘さとの調和を図る、そんな役回りを友ちゃんは任されている。そして実際それが出来ているのか、ぜひ注目してみて欲しい場面かなと思います。私は見事にその役割を果たしていたと思います。

 

17曲目が終わると最後のMCとなります。ここでは友ちゃん、るりちゃん、空ちゃんによるコメントがありました。友ちゃんは家族から歌が上手くなったと言われるようになったそうで、成長を実感されているそうです。また嬉し泣きをした経験がないため、ukkaで嬉し泣きするのが夢だそうです。考え方がとてもユニークですね。友ちゃんが嬉し泣きする場面に立ち会えると良いなと思いました。るりちゃんは10代ラスト「踏みしめながら」といったところで、りなちゃんから「噛みしめながら」とツッコミを入れられましたが、まだまだ成長段階にある旨のことを前段で話されていたので、一歩ずつ階段を上がっていくイメージであれば、それほどおかしな表現ではないかなと思いました。空ちゃんはukkaのライブの良さを列挙、ファンの皆さんも共感されたのではないかなと思います。MCが終わりますと18曲目「エビ・バディ・ワナ・ビー」で、本編は終了となりました。本編終了は17:40でした。ファーストアルバム「sakuraebis」収録曲で今回セットリストに入ったのは、この曲だけでした。オリジナル曲をたくさん抱えているだけに、セットリストから漏れる曲もかなり多くなりましたね。

○アンコール

5分ほどでメンバーが再登場、今回は特に衣装の変更はありませんでした。アンコール1曲目は「キラキラ」でした。私も大好きな曲ですが、途中かなりひどい音響トラブルがありました。そのまま最後までパフォーマンスは続けられましたが、ここは一旦中断し最初からやり直して欲しかったなと思いました。続く2曲目は「wonder little love」。あたりが柔らかな茜空ちゃんのボーカルがとても映える曲ですね。今回のライブ、茜空ちゃんは全般的に丁寧に歌われていて質が高かった印象です。ほぼほぼ完ぺきな内容だったのではないかなと思います。途中こはるちゃんにちょっかいをかけたりする場面もあったりと遊び心もあって、空ちゃんを見ているだけでも楽しかったと思います。アンコール2曲が終わりますと最後のMCになります。ここでは本編ラストのMCでコメントがなかった4人があらためて感想を述べられていました。そして最後が「Rising dream」で締め。このとき17:57でしたのでアンコールを含め、およそ2時間の公演時間でした。

 

6/22 The Journey Begins Tour 2024 Spring ~HOP・STEP・JUMP!!~

@横浜ベイホール セットリスト

01.ファンファーレ

02.Glow-up-Days

03.時間。光り輝く螺旋の球。

04.ラブパレード

MC

05.WINGS(りじゅちゃん・るりちゃん)

06.つなぐ(もあちゃん・こはるちゃん)

07.Magik Melody(空ちゃん・友ちゃん)

08.カノープス

09.透明

MC

10.don’t say Love

11.スーパーガール★センセーション

12.Viva La Vida

13.コズミック・フロート

MC・企画コーナー

14.AM0805の交差点

15.ティーンスピリット

16.リンドバーグ

17.マーマレード・フレイバー

MC

18.エビ・バディ・ワナ・ビー

アンコール

en1.キラキラ

en2.wonder little love

MC

en3.Rising dream

○まとめの感想

アンコールも含め2時間で21曲での構成でしたが、全体的にテンポがよく、あっという間でした。テンポよく感じたのは色々理由があるかと思いますが、一つは一つのブロックが4~5曲での構成になっていためかなと思います。例えばこれが2024年1月に行われた新体制お披露目ライブ『New Chapter"7"』はどうだったかと言うと、第二ブロックが6曲でしたが、それ以外は全て3曲歌ってMCという構成になっていました。それぞれに良さはあるかと思いますが、やはり3曲でMCとなると各駅停車のようで、今回のような4~5曲での構成の方が勢いが出てくるような気がします。ではなぜ今回4~5曲での構成を取ったのかを推察すると、それは新メンバーの宮沢友ちゃんと若菜こはるちゃんの成長があったからじゃないでしょうか。二人の成長があり、4~5曲連続させても安定したパフォーマンスが出来るからこそ取られた構成だと思います。実際見ていてもライブ後半で乱れるような場面は無かったですし、とても安定していました。恐らくライブ製作者の思惑通りにことは進んだと思いますし、二人は成長の見事に証明したんだと思います。

 

細かいことを言ってしまうと、これまで書いたことを繰り返すことになるので省略しますが、端的に言ってしまうと素晴らしいライブだったと思います。宮沢友ちゃんがネタバレOKだとつぶやかれていたので即レポートを書いたのですが、すぐに書きたくなる内容の濃さ奥行きの深さがあったライブでした。そんなライブツアーも残すところ1公演。普段ならぜひお出かけされることをお勧めするのですが、残念ながらソールドアウトとなってしまいました。チケット販売が再開されるかもしれないので、それを見逃されませんことを代わりにお勧めしたいと思います。以上です。

6/22 ukka The Journey Begins Tour 2024Spring@横浜1

今回はThe Journey Begins Tour 2024 Spring ~HOP・STEP・JUMP!!~@横浜ベイホールをレポートしたいと思います。

 

 

○ライブ概要

今回ライブを開催したukkaはスターダストプロモーション所属のアイドルグループで、ももいろクローバーZを筆頭としたスターダストプラネットの一翼を担っています。グループ結成は2015年で当初は桜エビ〜ずというグループ名でしたが、2019年よりukkaに改名されました。ukkaになってからもう5年経つんですね。現在のメンバーは7人ですが、直近では2023年11月に宮沢友ちゃん、若菜こはるちゃんが加入、同じく2023年12月に川瀬あやめちゃんが卒業して現在の体制に落ち着いています。そしてこの新体制初となるツアーが今回のThe Journey Begins Tour 2024 Spring ~HOP・STEP・JUMP!!~です。初日は3/10柏PALOOZAで開催され、以降名古屋、さいたま、福岡、大阪、川崎と行われ、残すところ今回を含めあと2回。横浜はセミファイナルとなります。またツアーはHOP、STEP、JUMPと3段階に分かれており、今回からJUMPとなります。会場となったのは横浜ベイホール、ukkaではよく使われる印象がありますね。大きな柱があるものの後方に段差があり、比較的どこからでもみやすい会場ではないかなと思います。最大収容人数は1100人ですが、そこまでは詰め込まれていない感じでした。ライブは16時開演のみの1回公演。ライブ終了後は特典会も行われました。

○オープニング~第一ブロック

ライブは予定時刻通りにスタートしました。衣装は青をベースに赤が入ったツアー衣装ですが、HOP、STEP、JUMPと細かく変更が加えられており、JUMPとなる今回の衣装が最終形態となっているそうです。もあちゃん解説によると、これまでは袖にシースルー生地が使われていましたが今回からは無くなり、よりすっきり夏向きな印象、見どころは肩だそうです。オーバーチュアはこれまで使われていたものと同じ、このオーバーチュアにのって一人ずつ登場したのですが、今回から茜空ちゃんの髪色がミルクティー色にチェンジ。初めてブリーチしてみたそうです。最初に見たときは先に髪色を変えていた芹澤もあちゃんが二人いるのかなと思いました。最後は葵るりちゃん、手にはフラッグを持っての登場、そしてこのまま1曲目「ファンファーレ」に入っていきます。この「ファンファーレ」は去年までメンバーだった川瀬あやめちゃんのフィーチャー曲。これを7人での新体制ツアーの総まとめの1曲目に持ってきました。全体的に各メンバー気合のりが十分といった感じで、もあちゃんやふわっとした印象のこはるちゃんまでもかなり強めに声を出している印象を受けました。空ちゃんは少し音程があやしい感じもありましたが、細かいことにこだわらず、強く大きく押し出していく姿勢が感じられて、スタートとしては上々だったかなと思います。

 

続く2曲目は「Glow-up-Days」。ところどころに裏声が入ることでとても軽快な印象の曲ですが、空ちゃんやもあちゃんのそれはとても綺麗でした。また友ちゃんは大サビ、その後に控える落ちサビへとつなぐ部分を担当していたのですが、力強い声で最大の見せ場に向け、とても強い牽引力を発揮されていたように思います。そして大サビを担当するりじゅちゃんも良かったですね。この部分の歌詞に「私らしく歩いていく」とありますが、個性が強く、等身大な彼女の声は聞いている側に「私=りじゅちゃん」というイメージを抱かせ曲世界にリアリティを与えます。彼女ならではな役割を見事に果たされていてように思います。さらに続いての3曲目は「時間。光り輝く螺旋の球。」。空ちゃんのソロから始まる曲ですが、その空ちゃんの歌い出しはとても丁寧な印象を受けました。この曲は水春ちゃんやみっぴちゃんが居たころから、空ちゃんが歌い出しを担当していましたが、もう少し勢いをもってトゲがあったように思いますが、雰囲気が変わった感じがします。そんな強さを代わりに持っていたのが2番のAメロを担当していた友ちゃん。1番の空ちゃん、2番の友ちゃんとの違いがとても面白い曲だと思います。また空ちゃんと対比の関係を作り出すことが出来る友ちゃんの実力の高さを感じました。とても良かったと思います。またこの曲からステージの左右の端に設置されたお立ち台が使われるようになりました。

 

さらに続く4曲目が「ラブパレード」。この曲も空ちゃんのボーカルが際立っていました。この「ラブパレード」ではとても可愛らしい声で歌われており、曲の雰囲気をぐっと華やかなものにしていたように思います。このブロック4曲での構成となりますが、そのどれも違った雰囲気で、かついずれも空ちゃんらしさを感じさせる仕上がりでした。まさに空ちゃんの真骨頂といった趣。前半部分、少なくともこのブロックにおいて空ちゃんの存在感は圧倒的でした。反対にりじゅちゃんはこの「ラブパレード」少し忙しすぎるのか、音の高低についていけていないように思いました。彼女にはもう少しゆったりとしたスケールの大きさを活かせる曲調の方が合っているように思います。ダンスではこの曲のみステッキを使ってのパフォーマンス。後半のメンバー横一列、ステージ最前部いっぱいまでを使ってのフォーメーションはとても迫力がありました。さらにステッキを持っているので高さもあり、空間いっぱいが埋め尽くされて非常に見ごたえがありました。横浜ベイホールはよく使われているステージなので慣れもあるのかもしれませんが、7人できっちり使い切っている感じがします。もっと広いステージでも、このくらい空間を埋め尽くし迫力あるパフォーマンスが展開されるようになると良いなと思います。

○MC~第二ブロック

4曲が終わりますと、MC・自己紹介となります。ここの自己紹介が少し変わっており、メンバーがステージに一人残って自己紹介を終えると次の人に交代という形式となっていました。まず最初は空ちゃん、以降りなちゃん、友ちゃん、もあちゃん、こはるちゃん、りじゅちゃんと進んで行きましたが、最後るりちゃんの時だけはりじゅちゃんが残ってステージ上には二人に。そしてこのまま第二ブロック、ユニットコーナーに入っていきます。最初は残っていたりじゅちゃんとるりちゃんによる「WINGS」でした。この取り合わせが面白いですね。りじゅちゃん、るりちゃん共に個性的で力強い声が魅力ですが、反面正直あまり器用な印象はなく剛直な感じの二人が「WINGS」を歌うとどうなるのかなと思いましたが、結論とても良かったですね。るりちゃんは後半あまり納得がいってないような雰囲気を感じましたが、だとしたら思い違いをしているかなと思います。音楽的にはリズムにのって定められた音程どおりに歌うということが大事かもしれませんが、ステージに立って人の前で歌うことの本質を考えれば、歌うことが自分の持つ思いをより良く伝えられるからであって、思いが伝わったかどうかを最重要視するべきかと思います。で実際ですが、少なくとも私にはとても良くるりちゃんの思いが伝わってきました。そもそもこの「WINGS」自体メッセージ性の強い曲ですが、一歩ずつでも前に進んでいこうとする推進力は、りじゅちゃん、るりちゃんのならでは強さがありました。今回のライブ、楽しい場面、驚いた場面様々でしたが、心に迫る感動的な場面は二人の「WINGS」が一番でした。私自身、正直言うとちょっと暗めな「WINGS」あまり好きではないのですが、二人の「WINGS」は本当に素晴らしかったです。

 

2組目はもあちゃん、こはるちゃん、6曲目は「つなぐ」でした。タイプが似た1組目のりじゅちゃん・るりちゃんと違い、もあちゃん・こはるちゃんは少し方向性が異なっていたのが面白かったですね。曲の前半は繊細な感じのこはるちゃんがとても良く曲の雰囲気にあっていたように思います。後半、とくにサビはもあちゃんの強さがとても良く合っていたと思います。二人のタイプの違いが上手く組み合わさり、7人で歌う時とまた違った雰囲気を作り出す、ユニットコーナーならではの面白さだと思います。今後、神田でのツアーファイナルが残っていますが、この組み合わせで「つなぐ」を歌うことがあるか、もしかすると今回限りかもしれないことを思うと、本当に今回ライブに参加して良かったなと思いますね。3組目は空ちゃん・友ちゃん、曲は7曲目「Magik Melody」。これは抜群に面白かったですね。後のMCで語られたところによると最後の場面、魔法のかけあいをしていたそうですが、二人のセンターの奪い合いはぜひ映像に残してほしかったです。この日一番面白い場面でした。

 

最後に残るりなちゃんはソロで通算8曲目「カノープス」を歌われました。前々から気になっていたのですが、結城りなちゃんは大変器用で、曲を一旦自分の中に取り込んで、その曲の世界観を具現化できる人だと思います。大人っぽい曲ならそのイメージを膨らませ、より大人びた雰囲気に、可愛い曲なら可愛らしく、ロックならロックっぽく歌う、そんなことが出来る人です。これが例えばりじゅちゃんですと、どんな曲調の曲でもりじゅちゃんであるという核はぶれない、ロックでもバラードでもりじゅちゃんはりじゅちゃんというイメージが強いですが、りなちゃんの場合はアイドルにもなればロックシンガーにもなれる、そんな感じです。間違いなく歌が上手いのですが、では本当に彼女にはロックが合っているのか、それとも王道アイドルソングが合っているのか、というところが分からないですね。今回の「カノープス」にしても見事に歌いあげられていましたが、ではりなちゃんは「カノープス」のような曲がもっとも合っているのかというと、そうとも言い切れないかなと思いました。この辺りは難しいところですね。りなちゃんによる「カノープス」が終わりますと、全員が再登場、9曲目「透明」になります。この「透明」テレビ番組のエンディングテーマになったり、ukkaによるダンス動画も数多くアップされているなど2024年3月20日発売のメジャー2ndシングルの表題曲「Overnight Rainbow」を食ってしまう勢いがありますが、ここに使われてきました。本編ラストなどライブの山場に使われるかと想像していたので、少し驚きました。

 

The Journey Begins Tour 2024 Spring ~HOP・STEP・JUMP!!~

@横浜ベイホール ここまでのセットリスト

01.ファンファーレ

02.Glow-up-Days

03.時間。光り輝く螺旋の球。

04.ラブパレード

MC

05.WINGS(りじゅちゃん・るりちゃん)

06.つなぐ(もあちゃん・こはるちゃん)

07.Magik Melody(空ちゃん・友ちゃん)

08.カノープス

09.透明

 

長くなるので、次に続きます。

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