
2005年にDENONより発売された DCD-1650AE 150,000円
DCD-SA1に搭載されたAdvanced AL24 Processingを搭載しており、独自の高速信号検出・処理技術によって時間軸領域での情報量を向上しているとのこと。
1650シリーズとしては、ちょっとお高めの価格帯。SACDプレーヤーとして高付加価値のあるモデルとして、それまでの1.5倍の価格に引き上げています。こういうことをしっかりできるメーカーだからこそ、未だにオーディオメーカーとして残っているのでしょう。これも経営者のセンスなので、オーディオから撤退したメーカーが、決して技術的に劣っているというわけでないと思います。
以前、このモデルの修理依頼があり、その時に入手してたピックアップの在庫があったので、再生しないというジャンク品を入手して、ピックアップの交換をしました。
さっそく開腹。
それまでの1650シリーズよりも、中身が充実しています。価格を上げただけの内容になっているようです。
ピックアップユニットのカバーを外します。
すると、ピックアップがお目見え。日立製のHOP-1200W。日立はオーディオから撤退していますが、ピックアップのような精密光学部品はまだ製造しているようです。
ピックアップは、トレイを引き出した状態で、交換することができます。
後方にあるレールを固定しているバーを取り外すと、ピックアップのレールが外れるので。簡単にピックアップが交換できます。
SACDプレーヤーあるあるですが、ピックアップを交換してもSACDが再生できないことが多いです。他のメーカーの修理記事でも書いていますが、サーボ基板上のコンデンサーが劣化をしているために、サーボが機能せず、SACDが認識しない現象が起きています。
ただ、このピックアップに関しては、サーボ基板を疑う前に、ピックアップの調整をして、本当にそうなのかを確認する必要があります。
ピッアップの後方に、レーザ出力調整用の半固定抵抗があります。この右側の抵抗がSACDのレーザ出力調整用になります。この抵抗を、時計回りに1㎜ほど回すと、SACDが再生できるようになることが多いです。この調整でも再生しない場合は、サーボ基板のコンデンサの劣化を疑いましょう。
もちろん、無調整でSACDが再生できる場合もありますので、まずは正常に再生できるか確認してください。
今回は、1㎜ほど時計回りに調整をして、SACDが再生できるようになりました。
DENONの音は、どの価格帯もそつがありません。なので、高価格帯のプレーヤーを買う必要がないほど、低価格帯の音が優れているということでもあります。独自のDACを愚直に開発し続けてきたたまものだと思います。















































