郊外下痢裸・Suburban Romantic Subway -4ページ目

八ヶ岳縦走 硫黄岳へ

さて、ここから本格的な登山だ。

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夏沢峠経由が自分的にお勧めである。なぜなら、途中から適度な展望があり、疲れを忘れさせて
くれるからだ。

植生が腰より低くなってくると、硫黄岳の懐に入ったころだ。

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浮き石でガラガラしていそうだが、意外にしっかりした足場。

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硫黄岳山頂まで、時間通りで到着。

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ただし、皆が腹が減ったと言うので、ここは腹いっぱい食べさせないと、後の士気の低下に
つながるので、40分の休憩とした。

昼食はアルファ化米の炊き込みご飯と、フリーズドライのスープ。
こんなご飯が、山だとどんなごちそうよりも美味しくなる。

これから行くルートがよく見える。
左側から、カールを回り込む様に縦走する。

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いよいよ、横岳へ向かう。

結構岩岩(いわいわ)している。

硫黄岳からは、縦走の醍醐味である、適度な登りと、ちょっとハラハラする下りの
連続である。

カニの横ばい。。と言いたい所だが、鎖の数m下に、結構しっかりとした段差があり、
無理にクサリ付近を通らなくともよい。

八ヶ岳縦走 桜平からオーレン小屋へ

特急あずさ3号

千葉始発 : 6:38
船橋   : 6:52
新宿   : 7:27
茅野   : 9:51

約2時間30分後、茅野駅に到着した。
新宿を出発したころは、まあまあな晴れだったが、今は色の濃い秋の空が広がって
いる。

写真で表現するなら、農厚な発色のベルビアで撮影したような空の色だった。

茅野から、登山口の桜平まではタクシーで移動する。
オーレン小屋の紹介にあるように、茅野からは7000円ジャストだった。

三井が開発した別荘地の先は、未舗装の山道だ。

タクシーに乗り込んですぐに感じた違和感は、山道に入って直ぐに気がついた。
ショックアブソーバが機能していない。
つまり、ショックが抜けてしまっているのである。

未舗装路をはねる様にタクシーは突き進み、グングンと高度を上げて行く。

未舗装路の山側に車を止められるようなスペースが現れたなら、桜平はすぐ近くだ。
金曜日とはいえ、既に何台かの車が駐車されている。

さっと見た感じでは、15台程度は駐車出来そうだが、それ以上なら路肩??や、山側の
薮に頭を突っ込んで止めることになりそうだ。

この先にある、夏沢鉱泉やオーレン小屋の関係者はこの先まで車で入れるそうだが、登山者
はここから歩くことになる。

夏沢鉱泉までは20分、オーレン小屋までは1時間程度。

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さて、今回の登山ルートは、桜平から夏沢峠を抜けて、硫黄岳~横岳~赤岳展望荘。
赤岳展望荘~赤岳~中岳~阿弥陀岳~御小屋尾根ルートで下山である。

特に硫黄岳から赤岳ルートは、旺文社の登山地図の小冊子に紹介されていなせいか、
ほとんど行く人が無く、快適な山旅だった。

オーレン小屋までは、杉の混じった、日本の山特有の植生である。
途中の沢が清々しい。

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登山地図の予想時間の10分マイナスでオーレン小屋に到着。

ここで、オーレン強清水を頂く。鉄のコップのせいかもしれないが、硬水っぽい、芯の
ある味。


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八ヶ岳縦走 硫黄岳から...

今年も、がんばって行ってきました。

昨年に続き、新たなフレッシュマンも参加したので、マイルド
かつ、刺激的なルートを...と考えついたのが、硫黄岳~横岳~
赤岳~中岳~阿弥陀岳の八ヶ岳縦走です。

では、どうぞ。。

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2010年09月10日金曜日、あずさ3号は定刻通りにJR船橋駅を出発した。
長野方面への特急は新宿始発が定番だが、早朝の唯一、千葉始発の特急あずさ号
は、ベッドタウンの駅に似つかわしくない、どこか垢抜けない面々をピックアップ
していった。

先々日に上陸した台風は、上空の雲を蹴散らして行き、東京上空の霞を
除けば、青々とした秋のそらを作り上げたようだ。

今回の山行きは、私を含め3人。
岩場経験のあるYさんと、突如今回の山行きに誘われた、登山初心者のS君だ。

Y氏はスポーツジム通いが趣味で、筋骨隆々である。
そして、S君は2日で一箱のタバコを吸うが、現役の草フットサル選手である。
今回の山行きで、一番体力が無いのは私である。
チームリーダーとして威厳を保には、登山経験でなんとか誤魔化すしか無いのである。

そんな2人は、船橋を出発した30分後、新宿駅から乗車してきた。

今日は平日である。
朝早いとはいえ、新宿駅はスーツ姿のビジネスマンが目立つ。
後ろめたい気持ちを引きづりながら、私達は残暑厳しい東京を後にした。