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  ◆物件のプレゼンテーション(略:プレゼン)とは?
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新発表される、新築物件や建築条件付売地のほとんどは、
更地か古屋がある状態で売りに出されます。

売主側としては、少しでも早く買手をつけ、資金繰りをよくするため
でしょうし、建築中の物件や完成している物件は
買主側としても新鮮さに欠けるのも理由の1つです。


    ≪一般的な未完成物件の購入までの流れは≫

      1、現地を見る
          ↓
      2、完成現場を見る(同じ工務店の)
          ↓
      3、プレゼンを受ける
          ↓
      4、間取り、仕様の打ち合わせをする
          ↓
      5、契約


未完成物件の場合、
現地が気に入ったからといって、建ってないものを買うのは不安ですよね。
その不安を解消するには、まず同じ工務店が施工した現物を見るのが一番です。

その後に、売主側からアプローチをされるのが「物件のプレゼン」です。

通常、施工会社のオフィスに伺って、完成予想図(パース)や施工例写真
を見ながら説明を受けます。

内装についても、仕様書とカタログを照らし合わせながら説明を受けます。

最近では、パソコンやCGなどを使って工夫をしている会社も多いですね。

また、間取りの変更ができるか、仕様の変更ができるかも確認します。


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 ◆クロージングをする力のない営業マンは設計者だより?
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最近の営業マンは、現地を案内して、
お客様の感度が出るとすぐにこのプレゼンを聞いてもらおうとします。


「ナゼでしょう?」


親切な営業マンが増えたから? 

う~ん、だといいのですが、、、


お客様に具体的なイメージをつけてもらうため?

それも少しはありますが、、、

実は、
一番の理由はクロージングをしてもらうためです。

担当の設計者と施工主側の営業担当者が
仲介会社の営業マンの代わりにクロージングをしてくれるのです。

その方が、仲介会社の営業マンがつめるよりも説得力があるのです。

“鉄は熱いうちに打て”と言わんばかりに、お客様のイメージが
膨らんでいる時に、契約の話の段取りに進むことが多くなっています。
(仲介会社の営業マンは横でうなづいているかも)

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 ◆プレゼンの落とし穴とは?
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確かに、いい物件は足が速いので、気に入ったらまずプレゼンを
聞くことは大切です。

建築条件付売地もプレゼンを受けることによって
本当にゼロから自分達で決められるのか、
建売のように色の選択ぐらいしかできないのかがわかります。

その反面、更地の状態で売るにはプレゼン次第と言われているくらい
上手にお客様の購入意欲をかきたてますので、
現実よりも夢がふくらみがちになるので冷静に考えることが大切です。

仕様内容はよくなくてもプレゼンが上手な会社もあるぐらいです。

マンションのモデルルームもいい例です。

仕様の変更や間取り変更をすると、後から別途の工事代金が
思ったよりもかかることもよくあります。


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  ◆物件を見終わった後の営業マンの決まり文句とは?
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不動会社の営業マンと物件を見せてもらう約束をすると
1件だけではなく、必ず数件資料を持ってきます。


その物件を全て見終わると、


営業マン「それでは、事務所に来ていただけますか?」


お客様「ただ物件を見にきただけなので結構です。」


営業マン「ちょっとお寄りいただくだけで結構ですから。」


このように、何かと会社に誘われます。


何故だと思いますか?


無理やり買わせられるのでは? いや、それはありません。
(しかし、結論を出さないと、他にいい物件はありませんよ。と
 説得されることはあるかもしれません。)

初めて物件を見てすぐに気に入る方はほとんどいませんから
その日に買ってもらおうとは思ってはいません。


それでは何故彼らにお客様を会社に連れて行くメリットがあるのでしょう?

「お客様の予算をつかみたいから」
「他の物件を紹介して次のアポを取りたいから」
「ちゃんとお客様と会っていた証拠として上司に合わせたいから」
はい、全て正解です。


物件を直接見に行きたいと言っても必ず同行を希望するのはそのせいです。

しかし、彼らのメリットのために自分が足を運ぶことはありません。

もし、
「資金計算をして欲しい」
「気に入った物件の詳しい資料が欲しい」
「どんな会社か見てみたい」
など自分にとってメリットがある場合だけ行ってみましょう。


案内をしている営業マンは一般的に経験が浅く、知識の無い人も多いので
質問をしてもまともに答えられることは少ないですからね。

捨て看板で集客をしている会社はマンションの一室でやっていることもも
よくありますから、知名度のない会社であればやはり事務所の雰囲気を
確かめることも大切ですので行ってみるのもいいでしょう。

さすがに昔みたいにパンチパーマでダブルのスーツを着ている
怖い人がでてくることはなくなりました。(;^_^A

でも、風格のある上司がでてくることは間違いないでしょう。

気になった物件を検討する上で詳しい資料は必要ですし、
諸費用がどれくらいかかるかも事前に知っておかなければなりません。

ただ、家は営業されて買うものではないので
購入をあおるようなトークは気にしないようにしましょう。

「2番手がいますよ」

「すぐ売れちゃいますよ」

こんなあおりは一切気にしないことです。

売れてしまったらしょうがない
しかし、後悔しないためにはその時にじっくりと検討して
結論をだしておくことです。

聞きたい情報だけを冷静に確認します。

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 家は「新しい、古い」とか「広い、狭い」だけではありません
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見学中にどんなところをチェックすればよいのでしょう?

構造のことなどはその場ですぐにはわかりませんから
ここでは誰でも出来るチェック事項をまとめました。

自分自身でできる住み心地のチェックとは?

まずは、
◆設備・仕様の確認

現在の状態から実際に住むことを考えて足りないものはなんでしょう?


通常、建売では
・居室の照明
・網戸
・テレビアンテナ
・カーテン
・カーテンレール
・冷暖房
がオプションとなっていることが多いです。

オプションと言っても生活するためには必要なわけですから
諸費用として考えておかなければいけません。
これらの費用で50万円ぐらいはするでしょう。


◆収納は各部屋にありますか?

間数や部屋の大きさばかりに目がいって、収納を見落とされている人が多いです。
奥行きが60センチの収納ばかりだと、布団もかたづけられません。

お客様が来たときの布団を片付けるスペースとして80センチ以上の収納も
一箇所あるといいですね。


◆水まわりは集中してますか?

自分たちのライフスタイルにあてはめて考えてみましょう。
トイレ、キッチン、バス、洗面所、洗濯機置場は何階にありますか?

最近は3階建ての住宅も多いので、奥様の動線をよく考えましょう。
水回りの動線は奥様にとって毎日のことなので、ストレスのないように。
これは男性にはあまり気づかないことなので、奥様がよくチェックしてください。


◆間取りはどうですか?

今の希望の間取りではなく、10年後も暮らせる間取りかどうか考えましょう。

例えば、将来リフォームすることを考えると違う見方ができます。
子供が成長した時、親と一緒に同居することになった時、など
ライフスタイルの変化に対応できるかどうか考えてみましょう。


◆日当りはどうでしょう?

これからは夏場は日も高くなるので、冬場のことを考えてチェックしましょう。

窓から太陽を見て、あと30度ぐらい角度が下がっても日が入りますか?
各階・各部屋の窓から見て、日照条件を確認します。

直接的な光が入らなくても、窓を開けてみて隣地との空間があれば
採光は取り入れられます。
日当り条件だけは住んでから変えられませんので、入念に調べてくださいね。
(方位磁石を持っていくと便利ですよ)


◆音はどうですか?

窓を閉めている状態だけではなく、開けている状態でも
騒音があるかどうか確認しましょう。

車や電車の音だけではなく、工場の音、学校の音も気になりますね。
学生のアパートが近くにあると、騒ぐ声や音楽の音が
うるさいこともあります。


◆振動はありませんか?

車の通行量の多い場所、線路の近くなどでは振動があることがあります。
スリッパを脱いで、じっとしてみて確認しましょう。


◆防犯性は問題ないですか?

面格子やシャッター雨戸はついていますか?
ガラスはどんなタイプですか?

最近は網入り複層ガラスなども多くみられるようになりました。
販売用の図面には書いていないことも多いですから、自分の目で確認します。

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   道路は広い、狭いだけではありません。 
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◆道路の幅は4メートルはあるかな?

家を建てるためには、建築基準法で認められている道路に最低2メートル以上
接していなければいけません。

建築基準法の道路とは原則として4メートル以上のものをいいますが
現況4メートル未満の道路もたくさんあります。

そんな時はどうするのでしょう?


4メートルの幅が無い場合は、新築をする際に4メートルの幅員にするために
道路の中心線から2メートルのラインを境界とみなし、
はみだしている土地を道路に提供しなければいけません。
(その提供する土地のことをセットバックといいます)

つまり、4メートル未満の道路の場合は現在の土地面積にセットバックが
含まれていることになるので、その面積を除いた有効の面積がどのくらい
あるのかが建築面積に影響します。

スケールなどがなくても、大股の一歩が1メートルになるように練習しておくと
道路の幅がおおまかにわかりますよ。w(^o^)w

★====豆知識====★
ところでこのセットバック部分についての固定資産税はどうなっているのでしょう?

地域によっても異なりますが、不特定多数の人が通らない私道などを除き
ほとんどの場合は非課税です。

しかし、何も知らずに払っている場合も多いのです。w(0o0)w

そんな時は、非課税の申告をすれば免除されます。


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    他にもこんなにチェック事項があります
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◆敷地の間口は何メートル?

ご存知の方も多いと思いますが、
新築を建てる場合は、道路の間口が最低2メートルないと建築できません。
1センチでも足りなければ建てられないのです。

スケールなしに間口を図る方法は、敷地と道路の境にあるL字溝です。
(※L字溝とは雨水を流すための側溝です。U字溝もあります。)

この幅は60センチなので個数をかければ間口がわかります。

例えば、3つのL 字溝で一間の180センチとなります。

そうすれば、何間の家が建つかもわかりますね。


◆ごみ置き場はどこ?

見落としがちですが、毎日のことなので大事なことです。

今までのごみ置き場はどこだったのか、引き続きそこに出していいのか、
事前に確認しましょう。

分譲地の場合、新しいごみ置き場が物件の前に設置されることもあります。

また、物件が角地の場合は要注意です。

最近では輪番制のところも多いですね。

◆電柱の位置はどこ?

前面道路にある場合は、車庫入れに問題がないかを確かめましょう。
4メートル未満の道路の場合は要注意です。

現在は設置されていなくても、分譲地の場合電柱の移設が行われることが
よくあります。

場合によっては敷地内に小柱が立つこともあります。

◆自転車や植木鉢は?

私道の場合、自転車や植木鉢があると車両の通行の時にトラブルになるケースもあります。

今では無くなりましたが、昔は自宅前の私道持分を持つことが多く
自分の道路という意識が強く、所有物を置いたりしてしまうのです。

特に、中古住宅を購入する時はまわりの道路をよく見ましょう。


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      キーワードはお隣との上下?
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さて現地につきました。
あなたならまず何をチェックしますか?

まず注意しなければいけない点としては「お隣さんの土地(隣地)」との状況です。
自分が住んだらお隣さんになることを頭においてちゃんとチェックしましょう。

隣地とのトラブルはよくあるケースです。
不動産はいくら物件が良くても、お隣さんと仲良くできないと
徐々に大きな問題になります。


◆まず、上を見ましょう
お隣の屋根や雨どいが境界ラインよりも越えていないかを確かめましょう。
(越えていることを「越境(えっきょう)」と言います)

木や根っこが越えていても簡単に見過ごしてはいけません。

木の根っこは切れますけど、民法上、枝は勝手に切れません。

枯葉などが雨どいに詰まるからといって、勝手に切るとトラブルの原因になります。
逆に物件の方が隣地に越境している場合もあるのでよく確かめましょう。


◆次に、下をみましょう。
境界(隣地との境)はハッキリしていますか?
物件と隣地との間にポイントがはいっているかどうかを確認します。
コンクリート杭や金属製プレートが入っているはずです。

敷地の中に入れる場合は、中に入ってみて敷地のコーナーなどに
ポイントが入っているかどうか確かめましょう。

地面に埋まってしまって見えない場合もあります。
無いからといってすぐに問題というわけではありません。
そのことを指摘して引渡しを受けるまでに入れてもらえばいいのです。

引き渡し後に自分でお隣と交渉するのではなく、現在の所有者に頼みましょう。
所有者がかわっていきなりポイントを入れてくださいと言うと
不快に感じる人も多いからです。

ポイントが入っていれば、境界塀がどちらの所有かがわかります。

もし塀が傷んでいて将来修復が必要な場合の負担割合がわかります。

境界が無いまま引渡しを受けるとどのようなことになるのでしょうか?

隣地との塀が境界とは限らないですし、ポイントの位置によっては
土地面積の減少につながり、希望の広さの家が建たないこともあるのです。

以前、お隣の下水管が越境していることがありました。
汚水枡が2つあったので、調べてみると隣地のだったのです。

購入後に気付いたのでは、建築に支障が出ます。

それによってお隣さんとの関係もギクシャクしてしまいます。


◆もし越境が見つかった場合は
まずお互いに事実確認をして、すぐに改善できない場合は、
将来建て直しの時などに修復することを書面に交わすことで
納得をするかどうかを判断します。

自分で判断できない場合は第3者に相談しましょう。

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   現地に案内をされる時、車の中でわかることとは?
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営業マンが物件の現地まで車で案内をしてくれることがあります。

自宅や待ち合わせ場所から現地に向かうまでのその車中から
物件のチェックは始まります。

ご自分で運転して直接現地に向かう時も同じです。

駅や幹線道路から現地までの周辺の環境をチェックしましょう。


≪チェック項目例≫
◆周辺の街並みは?

アパートや工場が周辺に多い場合や嫌悪施設が近くにある場合は
住宅街としての環境がそこなわれます。

緑がほどよくあり、同じ区画の住宅が並んでいる街並みはとても環境がいいです。

◆平坦な道なのか、それとも坂道なのか?

商店街まで買い物に行く時、通勤・通学で駅まで行く時
アップダウンがあると毎日のことなので大変です。

車に乗っている時は、特になだらかな坂は気をつけていないとわかりにくいので
最終的に決断する時は自分の足で確かめましょうね。
同じ距離でも坂道では歩くと時間がかかりますよ。

◆周辺の道路状況は?

区画が整理されていない街並みの場合は道がくねくねしています。

直線道路で区画が整理されている街並みは環境もよく、相場も高いです。

◆道路が狭くなっている場所はないか?

営業マンは車の運転も慣れています。まるで体の一部のようなものです。

後で自分の車で行ってみたら、車の行き違いが大変だったり、
曲がり角でコスってしまったなんてこともあります。


車中から見ていてもわかることは限られていますし、
1件づつ近隣を歩いて確かめることも大変なので、
探すエリアが絞られている方は書店で売っている『住宅地図』を
購入すると役立つと思います。

それには個人住宅・ビル・公園・公共施設など
1つ1つの建物の所有者の名前やビル名が細かく書かれていて
周辺の環境が一目瞭然です。

不動産会社には必ず『住宅地図』がありますので、
案内の前後にその周辺のコピーを
もらう方法もあります。

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 1、 百聞は一見にしかず
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資料を数件とりよせたら、いよいよ物件見学に出かけましょう。

せっかく物件を見に行くのであれば未完成の物件ばかりではなく、
家の中が内覧できる物件を見に行きましょうね。

見に行く物件が更地や建築途中の物件ばかりでは完成の想像が
つきません。

まず、手元の資料で
新築の場合は・・・完成年月日を見て完成しているかどうか
中古の場合は・・・居住中なのか空家なのか
を確認します。


内覧をする場合は、新築でも中古でも営業マンの同行が必要ですので
事前に見たい物件を伝え、手配をしてもらいます。

新築の場合は、キーボックスが現地にあり、
その中に鍵が入っていることが多いのですが
土曜日・日曜日は売主が休みであるケースが多いので、
事前にその番号を聞かなくてはなりません。

また、中古の場合で売主が居住中の場合は、在宅していないと内覧できないので
いずれの場合も週末に物件を見たい場合は、金曜日までに営業マンに見たい物件を
伝えるとよいでしょう。

良さそうな物件を1件だけ見に行くのではなく、まとめて数件を見るようにすると
比較対照が出来て、物件の良し悪しや高いか安いかなどがわかるようになります。

自分が思っている図面上の床面積と見た目の広さとでは違う印象を受ける
ことが多いので最低何平米の広さが必要なのかを知る必要もあります。

土地をお探しの方も、希望する土地に家を建てた場合のイメージがつかめるので
完成している現場をみせてもらうようにするとよいでしょう。


※資料もろくに送ってこないくせに、
 「未公開物件がでました」「お客様にぴったりの物件がでました」
 と案内のアポだけをとるために電話をしてくる営業マンとは
 約束しないでくださいね。※


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 2、営業マンに案内される時は・・・
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営業マンと出会ったら「いい営業マンを見極める質問」も忘れないでください。

忘れてしまった方はこちらのページの右欄(9月22日発行 第10号)
をクリックしてください。↓↓↓
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000123153

・スリッパ
・巻尺
・方位磁石 を持参している営業マンならさらに気が利いていいですね。
(持ってきていない営業マンも多いので汚れてもいい靴下で行った方がいいかも)

現地までは、待ち合わせ場所や自宅から営業車で案内してくれる会社が多いので
遠慮なく乗せてもらいましょう。

何件か見ているうちに混乱したり、忘れたりすることがあるので
見た物件の良いところ悪いところ、感想などをパンフレットに
書き込んでおきます。

営業マンにその物件の良いところ悪いところも聞いてみましょう。

デジカメをもっていくとさらにおすすめです。d(^-^)

物件を見終わった後に、強引に会社に連れて行こうとする営業マンがいますが
詳しい話が聞きたいときや何か資料が欲しい時以外は行かない方がよいでしょう。

営業マンの上司がでてきてクロージングが始まることがありますから、、(p(>o<)q)

黙って会社の方向に車が進んでいることもあるので、最後の物件を見終わったら
どこに向かっているか聞いてくださいね。


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 3、 モデルルームはイメージルーム!?
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未完成の一戸建ての場合、マンションと違ってモデルルームがあることは少ないので
サンプル写真やパンフレットなどでプレゼンテーションを受けることが多いでしょう。

もし、同じ工務店さんが施工した現場として完成物件を案内されることが
あると思いますが同等仕様とは限りません。

どこが違ってどこが同じなのかしっかりと説明を受けてメモを取っておきましょう。

マンションの場合は実際の仕様にもとづいてモデルルームをつくっているので
違うことはほとんどありませんが、一戸建ての場合は完成してみたら全然イメージと
違うことがよくあります。;-ロ-)!!

しっかりとプレゼンテーションを聞いて確認しましょう。

また、完成予想図もあくまで予想なので、植栽や隣地との距離などは
オーバーに表現されていますので気をつけてください。


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物件の問い合わせをした時に、どのように希望条件を伝えれば
いい物件を的確に紹介してもらえるのでしょうか?

ホームページや住宅情報誌などの具体的な物件の問い合わせから
家探しを始める方が多いですが、問い合わせ物件で気に入ることは少なく
そこから営業マンと2人3脚の物件探しが始まります。

1社だけに物件探しを依頼するケースよりも数社に依頼することが多いので、
問い合わせをする際に、具体的な物件の情報のみをもらうのではなく、
希望条件を的確に伝えることがいい物件探しの近道になるわけです。

条件を絞りすぎてもいけないし、その逆で広すぎても探しにくいのです。


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 1、 物件探しを始めたきっかけを伝える
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皆さんは何かきっかけや訳があって家探しを始めますよね。

探して欲しい条件を伝える前に、そのきっかけを
しっかりと営業マンに伝えましょう。

場所と予算だけで物件を紹介する営業マンも多いので
まず、軸がぶれないないように探してもらうことが大切です。

自分では考えていなかった気付きを営業マンからもらうこともあるのです。

特に買い換えを考えている方は何が原因で探し始めたかは大切なポイントですね。

例えば
【手狭になってきた場合】
 →今の住まいの広さを間取りでなく?数で伝えること

 ※90?の3LDKに住んでいるのに85?の4LDKを紹介してもらっても
  意味ないですからね。

【日当たりが悪くなった場合】
 →人によって感じ方が違うので今の住んでいる状況をみてもらう

【築年数が古くなってきた場合】
 →建築年月日を伝え、今よりも築年数が浅く、程度の良い物件を紹介してもらう

【引越しの時期がある場合】
 →それまでに完成する物件を紹介してもらう

 ※もし、2~3年以内にと伝えて、がっかりして態度が変わる営業マン
  なら付き合いをしない方が良いでしょう。

などが考えられます。

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 2、 予算を伝える
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ハッキリといくらの予算かを伝えましょう。

○○○○万円~△△△△万円ぐらいと伝えると
ほぼ上限に近い物件か予算よりも少し高めの物件を紹介されます。

いい物件だったら少し予算をあげてもいい
などあいまいな言い方はしないでください。

物件を見ていくうちに予算は上がってくるものですから
自分が思っている予算よりも5%ぐらい低めの予算を伝えましょう。

「○○○○万円以内でお願いします。」と。

それでも伝えた金額以上の物件を営業マンが紹介してきたら
価格が安くなる可能性があるということでしょう。

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 3、 優先順位を伝える
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物件探しをする前に優先順位を決めても
見学するにつれて条件が変わることが多いですが
最初に決めておくことが結果的に近道になります。

すぺての条件を優先順位の第1位にしている人もいますが
それは掘り出し物件のみを探して欲しいといっているようなものです。

営業マンにそれを伝えても
「そんな物件はお客様の予算ではありません」と言われるか
まったく物件の情報がこないことになるでしょう。

「あそこの物件は日当たりがよかった」
「次の物件は駅から近くてよかった」
「最後に見た物件は間取りがよかった」
と思っても、それらをかなえるパーフェクトの物件はありません。

そんな時に当初考えた優先順位が役に立ちます。

・場所
・環境
・駅距離
・土地面積
・建物面積
・間取り
・道路付け
・通勤時間
・通学時間
など
考えられる要素を書き出してみて、家族で話し合い
物件の問い合わせをする前に決めておきましょう。

優先順位をもっているお客様は営業マンにとっても物件を探しやすいのです。

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 4、 希望の間取り、建物の広さを伝える
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土地の面積は広いにこしたことはありませんが
同じ広さでも建ぺい率、容積率によって建築面積はかわりますので
土地の面積の希望を伝えるよりも、建物の間取りと広さを伝える方がいいでしょう。

同じ4人家族でも年齢・ライフスタイルによって希望する間取りは様々です。

家族の希望する間取りが広告などに載っていたら
切り取っておいて渡すのも得策です。

また、希望する間取りが入るには最低何?の床面積が必要であるか
も数字で伝えましょう。

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 5、 その他特別な条件を伝える
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・子供の学校区

・車庫が並列2台

・方位、家相

など特別な条件も最初に伝えましょう。

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結論をお話する前に
お客様から問い合わせの電話を受けた際の営業マンは、次の3つの目的を
クリアしようとしていることを頭にいれておいてください。

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 目的1. 名前と連絡先(電話番号)を聞くこと
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「とりあえず自分達で物件を見に行きたいので、住所だけ教えて」
と言っても

お客様の名前と連絡先を聞くまでは教えてはくれません。

これを聞くために広告経費をかけているのですから
当たり前なのですが、実は他に2つ深いの理由があるのです。


1つは直見(※)されたくないということです。
(※直見(ちょっけん):営業マンが同行せずにお客様が直接物件を見に行くこと)

前にもお話しましたが、広告物件はお客様に問い合わせを
してもらうことが目的ですからいい物件とは限らないからです。

むしろ、いい物件ではないことが多いわけですからその物件を期待して
現地を見に行ったお客様は、期待ハズレだとこの会社の物件は良くなかったと
会社自体のイメージを悪く持つ方もいるのです。

そうなると、後日営業マンがそれ以外の物件を紹介してもなかなかアポが
とれなくなってしまうのです。


もうひとつの理由は
同じ物件が他社の広告にも掲載されていることが多いからです。

最近のお客様は同時に数社問い合わせをしている方が多いので
他社で同じ広告が掲載されていることがわかると、その会社で
買われてしまう可能性があるからです。

ほとんどの物件はオンラインで情報が公開されていますので
自社でしか扱えないのであることは少ないのです。

ですので、うかつに物件の所在地を教えたくないのです。


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 目的2. 探している物件の希望条件を聞くこと
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希望条件を伝えること自体はとても大切なことなので
それを聞かれることに問題があるわけではありません。

むしろお客様も優先順位や希望条件を整理した上で
問い合わせをする方がいい物件を紹介してもらえる可能性は高まります。

デキない営業マンは数打ちゃ当たる方式で数十件も物件を送ってくるので
FAX用紙の無駄にならないように要望をしっかりと伝えましょう。

しかし、

「急いでないので」の連発は禁句です。

断りきれないタイプというタスキをかけて登場するようなものです。

訪問販売をする業者が
家の玄関やポストに「押し売りお断り」と書いてある家の方が
売り込みをしやすいって聞いたことありますよね。

それと同じ理屈だと思います。

つまり、
物件を紹介されると断りにくい、いい物件だとすぐに買うかもしれない
と言っているのと同じです。

条件に合った物件がでてきたら紹介してくださいと
伝える程度でいいでしょう。


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目的3.即案(※)をとること
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※即案(そくあん):問い合わせの日に案内をすること

鉄は熱いうちに打て、じゃないですけど
問い合わせをしている時がいちばん見たい気持ちが高まっている時です。

その時がアポがとれる確率も高く、早く会えることによって
成約までの時間も短縮できるのです。

また、物件の案内をしたがるのは何故だかご存知ですか?
もちろん、直見されたくないことが一番ですが、他に2つ理由があります。

1つは、何件も案内することによってお客様の要望を詳しく
把握することができるからです。
電話で要望を聞くよりも物件を見てもらって生の声を聞くほうが
気に入りそうな物件をイメージできるのです。

2つめは、物件の案内が終わった後に会社に来ていただくためです。
待ち合わせの後に案内をすると、車できているお客様は
途中で帰ってしまうことがあるので、お客様の自宅に迎えに行った方が
来社していただく確率も高くなります。

会社に来ていただくことで、初めてクロージングができるのです。
ですので「即案」の約束をとりたいのです。

以上の営業マンの3つの目的を考えると
以下の結論となります。
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 ★質問1 「その物件はご覧になってますか?」
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問い合わせをした物件を最初に案内してもらう時に
営業マンはその物件を見ているのかを聞いてみましょう。

「私がお客様の担当です」と言われても、物件を見ていないのでは
話になりませんよね。

そんなことあるの?

と思われるかもしれませんが
広告に掲載されている物件は、あくまでも反響を入れるための物件ですので
担当者でも現地を見ていないケースが多いのです。


問い合わせ以外の物件の資料も多数持ってきている場合は
それらの物件も見ているのかを聞いてみます。

もし、現地を見ているのであれば、まずその評価を聞きましょう。
あとで現地を見たときに客観的に答えてくれていたかどうかが
わかります。
 
いい営業マンは、紹介する前に物件を見ていて、
お客様の要望を理解のうえ、客観的な意見を言ってくれるでしょう。

見ていないのに見てますよと平気で答える営業マンもいますから
きちんと目を見て聞きましょうね。

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 ★質問2 「この物件をご存知ですか?」
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もしくは、
「○○不動産のチラシに載っていた物件ってわかります?」
と言って、他社の広告に掲載されている物件のことを聞いてみましょう。

この質問の意図は、本当に知りたい物件ではなくても、
希望のエリアの物件をどのくらい知っているのか確かめるためです。

いい営業マンは常にアンテナを張っているので
自分の会社で扱えない物件であっても、情報は知っているものです。

仮にその物件を知らなくても、調べた後に連絡をしてくれて
自社で扱える物件であるのかどうか誠実に返答してくれる営業マンは
優秀です。

常にアンテナを張っていて、新しい情報が出ていないか
分譲会社や建売業者に確認をしている営業マンは
業者からも覚えられているので、新しい情報が先に入ります。

私が知っている営業マンで都内の城南・城西地区の5000万円以内の物件を
ほとんど現地を見ている人がいました。

言うまでも無く、彼は常に新鮮な情報を持ち、トップの成績を収めていました。

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 ★質問3 「お住まいはどちらですか?」
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その後に、「それは購入されたのですか?」と聞いてみましょう。

聞きにくい質問かもしれませんが、
営業マンがお客様の立場を経験したことがあるかどうかは
とても大切な要素です。
(明らかに新卒と思われる担当者には聞けませんけどね)

何か事情があれば話は違いますが、本人が借家住まいであるのに、
「今が買い時ですよ。」
「こんなに安くていい物件は出ませんよ。」
と言われても説得力がありません。

探し求めていた物件が見つかっても、お客様の心理はというのは
満足感だけではなく、不安感、恐怖感が襲ってくるものです。

そんな気持ちを理解してくれる担当者なら信頼できますし、
自分が購入した時の失敗談から
気づかない点をアドバイスしてくれたりしたら心強いですよね。

私がファイナンシャルプランナーに資産運用を依頼するのであれば、
その人がキチンと結果を出しているのかどうかを確認します。

その人自身が成功していないのに、意見を聞いても成功するとは
思えませんからね。

セールスする側の人は、その人自身が、セールスするものを体験して
いることが最低条件だと思います。

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 ★質問4 「取扱い件数は何件ぐらいですか?」
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「何年ぐらい業界にいらっしゃるのですか?」と聞くよりも
何件ぐらい契約を取り扱ってきたのかを聞きましょう。

100件あれば、100通りのケースが考えられるのが不動産取引です。

税制改正や建築基準法の見直しは毎年ありますし、
物件相場も常に変動しています。

経験年数が短くても、最近の取扱い件数が多ければ
いろいろなケースの対応が出来て、新しい情報もたくさん入るはずです。

「もう20年もやっている」とか
「うちの会社は免許番号が古い」というセールストークだけでは
信頼できません。

ベテランであってもいい営業マンとは限らないのです。

場数を踏んでいる営業マンが、いざという時に頼りになります。


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 ★質問5 「少し無理な交渉をしてみる」
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間取りの変更や価格交渉など、「無理だろうな」と思うことを
聞いてみましょう。

気に入る物件が見つかる前に、ジャブを打ってみるのです。

露骨に嫌な態度を見せたり、営業マンの主観で「無理だと思いますよ」
と言われ、交渉さえしてくれなそうでしたら担当者チェンジですね。

気に入った物件が見つかった時は、何かしらの条件や
交渉が出てくるものです。

そんな時に担当者が主観を入れずに交渉してくれることは
とても大切なことです。

いい営業マンでしたら、少しでもお客様に喜んでいただける為に
本気で交渉してくれるでしょう。


《質問のまとめ》

◆「その物件はご覧になってますか?」
◆「この物件をご存知ですか?」
◆「お住まいはいつ購入されたのですか?」
◆「取扱い件数は何件ぐらいですか?」
◆「少し無理な交渉をしてみる」

是非、実践してみてください。

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