少し前にTVで「My Sister's Keeper」(わたしの中のあなた)を見ました。最後のほうは涙がぽろぽろ。
白血病の少女のよくあるお涙頂戴の話だと最初は思いましたが、違いました。愛情の物語です。色んな意味で。そして、いかに死を受け止めるか。
白血病のケイト。そして、姉ケイトを助けるために遺伝子操作で生まれた妹アナ。アナは、生まれて以来、輸血や骨髄移植などで、ケイトを助けます。しかし、ケイトが13歳の時、アナはこれ以上ケイトを助けること拒否し、両親を相手に裁判を起こします。
ケイト役はソフィア・ヴァジリーヴァ。病気でとても弱っていて、疲れ果てている感じが、すごくよく演じられています。
妹のアナ役はアビゲイル・ブレスリン。とても難しい役をうまく演じています。この子役は、「リトル・ミス・サンシャイン」のオリーブ役で、第79回アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされている実力派です。
そして、母親役がキャメロン・ディアス。今までの役柄と違って、シリアスな母親役ですが、熱演しており、違和感がありません。
いい配役に恵まれ、良い脚本、良い展開で、素晴らしい映画となっています。アナがどうして裁判を起こそうとしたのかという謎を解く物語として、スリラー的に見ることもできます。
最後はもう、感動に包まれるばかり。
そして、子どものときに、身近な愛する人の死を感じながら、または体験して生きることがどんなにハードなことか、またそういうことをくぐり抜けていった人たちは、そういう経験をしなかった人とは違ったふうに人生や日々を見るのではないかと思いました。
映画「コヤニスカッツィ」(KOYAANISQATSI)は、1980年代のエポックメイキング的ドキュメンタリー作品です。
監督はゴッドフリー・レッジョ。アメリカの大自然や都市の目をみはるような映像が次々に現れます。
そして、フィリップ・グラスの音楽が映像とシンクロして、一種の崇高体験のようなものを感じることができます(当時の話。今では感覚が違うかも)。
当時、映画館で観たのですが、吸い込まれるように観ていました。約1時間半の映画なんですが、ただただ風景の断片の映像がスローモーションや加速の形でリズミカルに現れ、物語やセリフというものがありません。なんかとても新しいものを見たという印象が強く残りました。
最近ではこの種の映像はコマーシャルを含め、よく見るようになり、新しさはないですが、当時は斬新でした。また、フィリップ・グラスの電子音楽の心地よいこと。
ホームシアターなど大きな画面で、良いサウンドで、リラックスして見るとよい作品です。
監督はゴッドフリー・レッジョ。アメリカの大自然や都市の目をみはるような映像が次々に現れます。
そして、フィリップ・グラスの音楽が映像とシンクロして、一種の崇高体験のようなものを感じることができます(当時の話。今では感覚が違うかも)。
当時、映画館で観たのですが、吸い込まれるように観ていました。約1時間半の映画なんですが、ただただ風景の断片の映像がスローモーションや加速の形でリズミカルに現れ、物語やセリフというものがありません。なんかとても新しいものを見たという印象が強く残りました。
最近ではこの種の映像はコマーシャルを含め、よく見るようになり、新しさはないですが、当時は斬新でした。また、フィリップ・グラスの電子音楽の心地よいこと。
ホームシアターなど大きな画面で、良いサウンドで、リラックスして見るとよい作品です。
映画「When darkness falls」(原題 När mörkret faller)をテレビで見ました。スウェーデンとドイツの合作映画で、監督はスウェーデン人のAnders Nilsson。ベルリン国際映画祭でアムネスティ国際映画賞を受賞しています。
ジャンルはスリラーということですが、社会問題のテーマをうまく扱っている映画です。3つの話が絡まるように展開されます。一つは、スウェーデンに移民してきた家族のティーンエージャーの娘を主人公に、家長が絶対的権力を持ち、娘の命さえも、家の名誉のために古い価値観からのしきたりに反すると、外聞が悪いということで、奪おうとする話です。異常と思えますが、家族制が強い、中近東などからの移民の話として、よくヨーロッパでは話題になります。彼らはイスラムだと思いがちですが、映画の中で、少女は首にかけている十字架のネックレスを見せ、そうでないということを言っています。確かに、中近東はイスラムの国なので、そこで住みにくいキリスト教徒がかなり多く、ヨーロッパには移住しています。
2つめは、中年の敏腕ジャーナリストの女性が主人公で、夫と小さな子ども二人がいます。外ではばりばりと働く彼女ですが、実は10年も夫に家庭内暴力を受けています。
3つめは、あるダンスフロアもある大きなレストランで、いさかいがおき、用心棒などが銃で撃たれます。レストランのマネージャーが犯人を見ており、犯人の人相を証言し、裁判でも証言しようとします。しかし、犯人側から証言しないようにひどい脅しを受けます。この話も、登場人物がみなダークヘアなので、移民たちの話だと思うのです。生粋のスウェーデン人は金髪ですから。
なんかスウェーデン社会の闇の問題をクローズアップしている映画で、考えさせられるところが多々ありました。
社会問題に興味のある人にはおすすめです。
日本では公開されていないみたいです。
英語字幕でいいなら、下の動画から全編見ることができると思います。
ジャンルはスリラーということですが、社会問題のテーマをうまく扱っている映画です。3つの話が絡まるように展開されます。一つは、スウェーデンに移民してきた家族のティーンエージャーの娘を主人公に、家長が絶対的権力を持ち、娘の命さえも、家の名誉のために古い価値観からのしきたりに反すると、外聞が悪いということで、奪おうとする話です。異常と思えますが、家族制が強い、中近東などからの移民の話として、よくヨーロッパでは話題になります。彼らはイスラムだと思いがちですが、映画の中で、少女は首にかけている十字架のネックレスを見せ、そうでないということを言っています。確かに、中近東はイスラムの国なので、そこで住みにくいキリスト教徒がかなり多く、ヨーロッパには移住しています。
2つめは、中年の敏腕ジャーナリストの女性が主人公で、夫と小さな子ども二人がいます。外ではばりばりと働く彼女ですが、実は10年も夫に家庭内暴力を受けています。
3つめは、あるダンスフロアもある大きなレストランで、いさかいがおき、用心棒などが銃で撃たれます。レストランのマネージャーが犯人を見ており、犯人の人相を証言し、裁判でも証言しようとします。しかし、犯人側から証言しないようにひどい脅しを受けます。この話も、登場人物がみなダークヘアなので、移民たちの話だと思うのです。生粋のスウェーデン人は金髪ですから。
なんかスウェーデン社会の闇の問題をクローズアップしている映画で、考えさせられるところが多々ありました。
社会問題に興味のある人にはおすすめです。
日本では公開されていないみたいです。
英語字幕でいいなら、下の動画から全編見ることができると思います。