mikinの勉強部屋

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改装し、現在は映画の記憶倉庫。(これは過去です→日々の学習成果を記していきます。少しずつ、着実に…。)

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見たいと思っていた映画「Exit Through the Gift Shop」(イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ)がTVで放映されていたのでビデオに録って見ました。
バンクシーのドキュメンタリーということと、この前のアカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされたということを知っていましたが、他には前知識なしに見ました。
バンクシーはグラフィティアーティストで、正体を公けにまったくしていない謎の芸術家として世界的に有名です。バンクシーに興味があったので、この映画にも興味を持ちました。
でもこの映画、バンクシーについてというよりも、ストリートアートが芸術として資本主義的アートビジネスになるまでをブラックジョーク的に描いているんですよね。そして、これがドキュメンタリーだということがすごい。実際の出来事なのです!
音楽と映像のテンポがとてもよく、90分くらいの映画ですが、吸い込まれるように最後まで見てしまいました。ところどころでつい笑ってしまう場面も多いです。
監督がバンクシーなのであって、バンクシーについての映画ではありません。
内容はあまり知らずに見たほうが面白いです。
ストリートアートや現代アートに関心がある人は必見の映画です。

TVで映画「ESTÔMAGO」(イブクロ / ある美食物語)を見ました。ブラジル、イタリアの合作映画ですが、舞台はブラジルで、言語はポルトガル語です。私はオランダ語字幕で見ました。日本では、2009年のスペイン・ラテンアメリカ映画祭で公開されています。2008年ロッテルダム国際映画祭ライオン賞受賞作品です。
この映画、とても面白かったです。
荷物一つで都市に出てきた青年は、お金もなく、無銭飲食をした小さな食堂で、住込みで働くことになります。店主に教えられて作った揚げコロッケのようなものが、とても美味しくできて、その店は繁盛するようになります。すると、近くの大きめのレストランからスカウトの声が。そうして、この青年は、そのレストランのシェフの教えもあって、天賦の料理の才を開花させ…。
この話と平行して、この青年が刑務所にいる話が交互に入ります。刑務所は、数人が一緒に一部屋に入れられ、環境も食事もかなり劣悪。しかし、青年が料理ができるとわかると、色んなコネを使って食材を手に入れ、牢屋内で料理をして、美味しい食事を楽しむようになり…。
テンポがよく、字幕も少なめなので、映像を楽しめます。ブラックコメディです。途中でだいたいの筋が読めてきますけれど、それでも小気味よく最後まで見れます。
料理が好きな人や、例えば、「パペットの晩餐会」、「コックと泥棒、その妻と愛人」などを楽しめる人にはおすすめです。愛と料理の近しい関係がよくわかります。
監督は、マルコス・ジョルジ。主演は、ジョアウ・ミゲル。

TVで放映されていたので、映画「The Cider House Rules」(サイダーハウス・ルール)を見ました。
ジョン・アーヴィング原作小説の映画化作品です。実は、この原書は、私が学生の頃に初めて買った洋書の一つです。でも、知らない単語が多すぎて途中で挫折しました。
監督はラッセ・ハルストレム。主役のホーマーはトビー・マグワイア。そして、育て親の医師役でマイケル・ケインが主演しています。マイケル・ケインって、味のある洒脱な良い役者さんですね。この映画でもとても良い雰囲気を醸しだしています。
最初の20分くらいだと思いますが、孤児院の場面は、シチュエーションを説明するのに必要な部分だとは思いますが、私にとってはあまり面白くなかったです。その後、ホーマーが外に出て行くところから、話はぐっと面白くなります。
トビー・マグワイアって、無表情さは目に付くのですが、やはりオーラがあるというか、存在感がある役者さんですね。大勢の人の中にいても目がいってしまうというか。それぞれのパーツが大きい顔が目立つのかなー。私は、彼ってハンサムだと思うのですが、ある白人男性に言わせると「ハンサムっていう類の顔ではない」とのこと。確かにクールガイ系のハンサムではないのでしょうね。身長もあまり高そうでないですし。
舞台となるアメリカのメイン州の風景がきれいです。最近人気のTVシリーズ「Haven」(スティーブン・キングの本が原作です、日本ではまだ放映されていないのかな?)の舞台もメイン州で、美しいところだなーと思っていたので、その流れで見ていました。海沿いでは、ロブスターが有名なんですよね。
ホーマーは孤児なんですけど、孤児ということで変に屈折せずに、人生を生きることのまっすぐな楽しみを見出しているところに、共感を受けます。外からのお仕着せのルールに捉われず、自分が正しいと思うルールを適用して生きていくということ。これは、マイケル・ケイン演じる孤児院の院長にも当てはまる生き方です。
2時間を超えるちょっと長めの映画ですけど、ドラマとして、興味深く見ることができます。出会う人々のさまざまなエピソードがあり、映画というよりもTVドラマ10回分くらいを連続で見ている感じもします。
すごく感動するっていうわけではありませんが、それなりに良い物語です。