今回の動画は、めずらしくコーポレートガバナンスに
関連するお話です。
(以下、私見も大いに混じっていますので、ご寛容にお願いします(笑))
日商簿記1級の知識をよくよく紐解くと、そこで学ぶ
さまざま知識が企業統治(コーポレートガバナンス)に
つながっていることに気づかされます。
さいきんの大きな動きとしては、
2015年からはじまったコーポレートガバナンス・コード
があります。
背景には、320兆円もの日本企業の
「カネ余り?=資金余剰」があるとも言われていますね~。
これらの潤沢なお金がもしも「タンス預金」同然に
眠っていたとしたら。。。
これらがもしも5%で有望な事業投資などに運用されたら、
年間16兆円ものリターンが創出できるわけです。
所得税・消費税などの税収規模に匹敵する
価値の創造機会を失っている可能性もあるのかな、
なんて思ったり。
先日、公認会計士協会と関係のある会計教育研修機構で、
都立大学の松田千恵子先生による興味深いセミナーを
受けました。
「全社戦略と事業ポートフォリオマネジメント」という
お題で、先端の上場企業における本社機能のあり方に
ついて学ばせていただきましたら、これがめっちゃ面白い!
(マニアックですね~)
この講義であらためて思ったのは、
「本社機能を間接部門とかコストセンターと考えるのはもう古い!」
というパラダイムのシフトです。
質問タイムで聞いた話では、
本社機能に投資モニタリング機能が
求められていることから、
投資ファンドなどのスキルを持っている人が
人材として求められているケースもあるとか。
本社が総務や経理や事務手続だけをやっている
昔ながらの発想では、日本企業はどんどん
後れを取ってしまうなあ、と危機感すら覚えた次第です。
ミスター・タイガースの掛布氏ではないですが、
「攻めの守り」ならぬ「攻めの本社機能」が
少子高齢化で企業成長をしなければならない、
という厳しい命題を抱えた、
日本企業におけるテーマとなるかもしれませんね。
そして、全社戦略としての事業ポートフォリオを
自立的にマネジメントできるようになるには、
知識ベースとして、日商簿記1級レベルの
財務会計・管理会計に関する知識はまさに
バッチリ当てはまるほどよい素材なのではないでしょうか。
こういう話をしているとき、やはり自分は
公認会計士の発想が根底に有るんだなあ、
とあらためて実感します。
これから、1級や会計士を勉強する方には、
ぜひぜひご自身の勉強の意義を再確認する意味でも、
お時間のあるときに本動画をご覧になってみてくださいませ。