愛知の社労士・行政書士|労務管理・外国人雇用・在留資格の専門家 -3ページ目

愛知の社労士・行政書士|労務管理・外国人雇用・在留資格の専門家

愛知県で外国人雇用や在留資格、建設業の許可など、企業の“人”の課題をサポートする社労士・行政書士が発信します。

えっ、これ知らないまま雇っちゃってたら危なかったかも…

外国人雇用でありがちな5つの落とし穴とは?

こんにちは、愛知の社労士・行政書士の木本です🌸

今回は、【外国人雇用】をテーマに
「企業が意外と知らずにリスクを抱えてしまうケース」をご紹介します。


「えっ…それダメだったの?」

意外と見落としがちなポイント

「えっ、これってダメだったの?」「知らずにやってました…」
そんな風に驚かれる方が少なくないのが、外国人雇用の実務です。

外国人雇用って、制度も多いし、在留資格の内容も複雑ですよね。

「うちはちゃんとしてるつもりだったのに」
というケースであっても、思わぬトラブルに繋がってしまうことがあります。


✅ ケース①:在留資格と実際の仕事内容が違っていた

たとえば、「技術・人文知識・国際業務」という資格で雇っていたのに、
やらせていた業務がほぼ軽作業や現場作業だった…。

これは、在留資格の範囲外の活動=資格外活動に該当してしまい、
企業側も「不法就労助長罪」で責任を問われることがあります⚠️


✅ ケース②:社会保険に入れていなかった

「外国人労働者って、そもそも社会保険には入らないものだと思っていました…」

そうおっしゃる事業者さんも多いですが、
実際には労働時間や契約形態によっては、社会保険の加入義務が発生します。

あとから未加入が発覚すると、過去にさかのぼって保険料を徴収されるケースもあります。


✅ ケース③:労働条件を口頭で済ませていた

「本人がうなずいていたので大丈夫かと…」

でも、外国人労働者の場合、特に特定技能や技能実習生では
書面での契約書や支援計画が法的に必須です。

日本語の聞き取りはできても、文面や条件をしっかり理解しているかは別問題。
トラブル予防のためにも、書面での明示が必要です。


✅ ケース④:在留カードの期限を管理していなかった

「更新は本人に任せてるから…」という企業もありますが、
在留カードの期限管理は企業にも責任があります。

知らないうちに期限が切れていて、
そのまま働かせてしまったとなると、企業側も処罰の対象になることがあります。


✅ ケース⑤:契約書が日本語だけで本人が読めていなかった

「なんとなく理解してるっぽいから大丈夫かな」と思っていたら、
実はほとんど読めていなかった…というのも実際にある話です。

母国語に訳したり、重要な部分だけでも英語や翻訳補足をつけると、
お互いに安心して働ける環境になります😊


✅ まとめ:最初の確認こそ、トラブル防止の最大ポイントです

知らなかった・大丈夫だと思っていた――
そういった“小さな油断”が、
のちの大きなトラブルにつながることもあります。

でも、最初にポイントを押さえておけば、
外国人雇用は企業にとっても大きな力になります💡


📌 noteでも実務記事を発信中です!

noteでは、もう少し専門的な角度からも書いています。
▶︎【noteはこちら】→ さくら総合労務管理事務所・さくら国際法務行政書士事務所|note


💬 ご相談・最新情報はLINEからどうぞ

労務管理、在留資格や外国人雇用のご相談はLINE公式からお気軽にどうぞ!
▶︎【LINE登録はこちら】→ https://lin.ee/wr0E1CNm


🌸 プロフィール

愛知の社労士×行政書士|外国人雇用・在留資格・建設業許可を中心に
実務に役立つ情報をお届けしています。
これからも現場の視点で、わかりやすく発信していきます!

ブログタイトルを変更しました|ダブルライセンスから現場へ|実務社労士の視点


こんにちは、さくら総合労務管理事務所・さくら国際法務行政書士事務所です。


このたび、ブログタイトルを

「底辺からのダブルライセンス達成」 から

「愛知の社労士・行政書士|労務管理・外国人雇用・在留資格の専門家」 に変更しました。


少し長くなりますが、今回のタイトル変更に込めた想いをお話しさせてください。



■ なぜ、タイトルを変えようと思ったのか?


私はこれまで「社労士試験に合格するまで」のリアルな日々や気持ち、勉強法を中心に発信してきました。


タイトルの「底辺」という言葉を入れたのには、私の「勉強」に対する強烈なコンプレックスがあったからです。

正直、私は学生時代全く言っていいほど勉強していませんでした。

学校の宿題も真面目にやった記憶はなく、テスト勉強もほとんどしなかったので、成績もよくありませんでした。

高校時代も大学へ進学するつもりもなく、勉強の重要さを理解していませんでした。

今でこそ、社労士と行政書士の資格を取得してすごく勉強できる風に思われがちですが、「底辺」とブログタイトルに入れることで、なんとなく自分を守っていた節があったのかもしれません。

それでもなんとか今ここまで来ることができたのは本当支えてくれた家族や周りの方のおかげでもあり、感謝しています。


そんな受験生時代から脱却し、少しずつ現場に立ち始めた今だからこそ、これからは 「実務」や「現場のリアル」 を届けていきたいと思いました。



■ これからどんな発信をしていくの?


これからは主に以下のようなテーマで発信していく予定です。

労務管理に関すること

外国人雇用や在留資格に関する基礎知識

「顧問社労士としての目線」から伝えたい現場の気づき

法律の話を、なるべくやさしく噛み砕いて紹介


特に、外国人を雇用している・雇いたい事業者の方 に向けて役立つ情報を発信していくつもりです。



■ 読者の方へ


これまでブログを読んでくださった皆さま、

そして、これからこのブログに出会ってくださる方へ。


受験時代の話を読んで「共感した」と言ってくださった方がいたこと、

本当にうれしかったです。


これからも、自分の言葉で、等身大の視点で、

少しでも「役に立つ」情報をお届けしていきます。



最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

新しいブログ名でも、どうぞよろしくお願いします!


公式LINE始めました!

労務のお悩みや外国人労働者、在留資格についての情報を定期的にお届けします。

友だち追加

成績より大事だった3つの気づき

TACでは今週の金曜日から中間模試が始まりますね。

模試の結果を見てA判定だった方はすごい!まずは一安心ですね!

C判定、D判定だった方。落ち込む気持ち、とても分かります。

わたしは判定が出る前に自己採点をして絶対判定悪いなと思っていたら中間模試はD判定、全国模試はC判定でした。

模試のあと1週間ほど、ほんとに落ち込みました。

それでも自分は絶対に合格すると信じていました。

今日はそんな模試からどうやって立ち直ったのか、あの時期を振り返って、“3つの大切な気づき”について書いてみます。
今、模試で悩んでいるあなたにとって、少しでも励みになれば嬉しいです。


気づき① 模試は“本番”じゃない

判定に振り回されすぎないでいい

模試の判定に一喜一憂してしまうのは当たり前です。
でも、実際の試験と模試は似て非なるもの。

  • 模試は資格学校が作ったもの。

  • 環境が本番とは違う

  • コンディションに左右されやすい

模試の目的は「本番に向けての自分の課題を知ること」。
自分の弱点を知り、克服していけばD判定でも落ち込む必要はないです。


気づき② 落ち込んでも、自分で立て直す力がつく

私は見直ししながらも、ずっと憂鬱でした

D判定の結果を受けたあと、見直しをしながらでもずっと落ち込んでいました。

でも、「いつまでも落ち込んでいても、時間がもったいない」と思い、

そこからは気持ちを切り替えて、
“本試験ではどうやったら合格できるのか”ばかりを考えるようになり、今まで以上に1問1問を丁寧に復習しました。


気づき③ 本番に必要なのは“自分を信じる力”

最終的に私を支えたのは「模試の判定」じゃなかった

本試験当日、私を支えたのは
「過去問を積み重ねてきた日々」や「ここまで頑張ってきた自分への信頼」でした。

模試のD判定ではなく、絶対に合格するという強い気持ちです。

だからこそ、模試の結果に心を持っていかれる必要はありません。


おわりに:模試の判定より大事なのは「これからどうするか」

模試の成績や判定は、確かに一つの目安にはなります。
でも、それがすべてじゃありません。

今、D判定・C判定でも、大丈夫です。
絶対合格するという強い気持ちで毎日勉強を続けていけば挽回できます。

大丈夫!応援しています。

 

 

公式LINE始めました!

労務のお悩みに役立つ情報を定期的にお届けします。

 

友だち追加

こんにちは、さくら総合労務管理事務所です。
今回は、私が社労士受験生だった頃の「模試の復習・解き直し」について書いてみます。

こんにちは、さくら総合労務管理事務所です。
今回は、私が社労士受験生だった頃の「模試の復習・解き直し」について書いてみます。


✅ 模試は「何回も解く」より「どう見直すか」

私は模試を受けた翌日から見直しを始めていました。
当日は疲れ果てて見直しどころではなかったので、翌日から見直しました。

当日の記憶があるうちに見直すことをおすすめします。


🔍 1問1問を丁寧に振り返る

  • 解説をじっくり読みながら

  • 「どうして自分はこの答えを選んだのか?」

  • 「どんな知識が足りなかったのか?」

とにかくなぜ自分はこの答にしたのか、根拠を持って答えを出したのになぜ間違えたか、に集中しました。


🔁 一度は解き直した。でも何度もはやらない

模試を見直しのタイミングで一度は全問目を通しました

でも、全部を何度も解き直したりはしていません
正直、そこまでの時間はありませんでしたし、
それよりも私は「過去問を完璧にする」ことを目指していました。

過去問を制する者は本試験を制する。本当にその通りだと思います。


📌 気になった問題だけ、たまに見返す

テキストを見ていたり、過去問を解いているときに模試の問題を思い出して気になった場合だけ見直す。

その程度しか見てないです。

繰り返しますが大事なのは過去問です。


💬 おわりに

模試は本番の練習でもあり、自分を知る材料でもあります。
何回解くかにこだわらず、1回をどう深く見直すかがポイントです。

私のやり方が、どなたかの参考になれば嬉しいです☺️
次回は「過去問演習の回数」について書いてみようと思います!

【6月〜7月は要注意】年度更新と算定基礎届、事業主がやるべき2つの大事な手続き

6月〜7月にかけて、事業主の皆さまが必ず対応しなければならない手続きが2つあります。

  • 労働保険の「年度更新」

  • 社会保険の「定時決定(算定基礎届)」

どちらも従業員を雇っている事業所には避けて通れない重要な手続きです。
今回は、それぞれのポイントと、両方をスムーズに進めるためのコツをお伝えします。


【1】労働保険の「年度更新」とは?

労働保険(労災保険+雇用保険)の保険料を確定・申告・納付する手続きです。

  • 対象:労働者を1人でも雇っている事業所

  • 申告内容:

    • 前年度の「確定保険料」

    • 新年度の「概算保険料」

  • 提出先:労働局または労働基準監督署等

  • 期限:6月1日〜7月10日

ポイント:「賃金総額」には通勤手当や残業代も含める。
納付も必要なので、資金繰りの見通しも重要です。


【2】社会保険の「定時決定(算定基礎届)」とは?

健康保険と厚生年金保険の「標準報酬月額」を見直し、
9月からの保険料を決定するための届出です。

  • 対象:4月1日時点で在籍している被保険者

  • 計算期間:4月・5月・6月に支払った給与の平均

  • 提出先:年金事務所(または加入している健保組合)

  • 期限:7月1日〜10日ごろ(年によって若干変動)

ポイント:「支払い基礎日数」が17日未満の月は除外するなど、ルールに注意。

ポイント:特定適用事業所(常時51人以上)では、週所定労働時間が正社員の3/4未満の従業員も、一定の条件(週20時間以上、賃金月8.8万円以上など)を満たせば社会保険の加入対象になります。パート・アルバイトが多い事業所は特に注意が必要です。


【3】同時に進めるときのコツ

この2つの手続き、提出先もルールも違いますが、給与データをもとに集計する点は共通しています。

💡 スムーズに進めるためのポイント

  • Excelや給与ソフトで一覧表を出力し、労働保険用・算定基礎届用に加工

  • 支給日・支払い基礎日数・通勤手当の扱いに注意

  • 電子申請を活用すれば、提出の手間が大幅に減らせる


【4】こんなときは社労士に相談を

  • はじめての年度更新・定時決定で不安

  • パート・アルバイトの保険加入区分が分からない

  • 忙しくて期限内に終わるか心配!

こんなお悩みがある方は、社労士に相談することでスムーズに手続きを進めることができます。
当事務所でも、ご相談・手続き代行を承っていますので、お気軽にご連絡ください。