外国人を雇う前に知るべき5つのこと|在留資格と労務の基本知識 | 愛知の社労士・行政書士|労務管理・外国人雇用・在留資格の専門家

愛知の社労士・行政書士|労務管理・外国人雇用・在留資格の専門家

愛知県で外国人雇用や在留資格、建設業の許可など、企業の“人”の課題をサポートする社労士・行政書士が発信します。

えっ、これ知らないまま雇っちゃってたら危なかったかも…

外国人雇用でありがちな5つの落とし穴とは?

こんにちは、愛知の社労士・行政書士の木本です🌸

今回は、【外国人雇用】をテーマに
「企業が意外と知らずにリスクを抱えてしまうケース」をご紹介します。


「えっ…それダメだったの?」

意外と見落としがちなポイント

「えっ、これってダメだったの?」「知らずにやってました…」
そんな風に驚かれる方が少なくないのが、外国人雇用の実務です。

外国人雇用って、制度も多いし、在留資格の内容も複雑ですよね。

「うちはちゃんとしてるつもりだったのに」
というケースであっても、思わぬトラブルに繋がってしまうことがあります。


✅ ケース①:在留資格と実際の仕事内容が違っていた

たとえば、「技術・人文知識・国際業務」という資格で雇っていたのに、
やらせていた業務がほぼ軽作業や現場作業だった…。

これは、在留資格の範囲外の活動=資格外活動に該当してしまい、
企業側も「不法就労助長罪」で責任を問われることがあります⚠️


✅ ケース②:社会保険に入れていなかった

「外国人労働者って、そもそも社会保険には入らないものだと思っていました…」

そうおっしゃる事業者さんも多いですが、
実際には労働時間や契約形態によっては、社会保険の加入義務が発生します。

あとから未加入が発覚すると、過去にさかのぼって保険料を徴収されるケースもあります。


✅ ケース③:労働条件を口頭で済ませていた

「本人がうなずいていたので大丈夫かと…」

でも、外国人労働者の場合、特に特定技能や技能実習生では
書面での契約書や支援計画が法的に必須です。

日本語の聞き取りはできても、文面や条件をしっかり理解しているかは別問題。
トラブル予防のためにも、書面での明示が必要です。


✅ ケース④:在留カードの期限を管理していなかった

「更新は本人に任せてるから…」という企業もありますが、
在留カードの期限管理は企業にも責任があります。

知らないうちに期限が切れていて、
そのまま働かせてしまったとなると、企業側も処罰の対象になることがあります。


✅ ケース⑤:契約書が日本語だけで本人が読めていなかった

「なんとなく理解してるっぽいから大丈夫かな」と思っていたら、
実はほとんど読めていなかった…というのも実際にある話です。

母国語に訳したり、重要な部分だけでも英語や翻訳補足をつけると、
お互いに安心して働ける環境になります😊


✅ まとめ:最初の確認こそ、トラブル防止の最大ポイントです

知らなかった・大丈夫だと思っていた――
そういった“小さな油断”が、
のちの大きなトラブルにつながることもあります。

でも、最初にポイントを押さえておけば、
外国人雇用は企業にとっても大きな力になります💡


📌 noteでも実務記事を発信中です!

noteでは、もう少し専門的な角度からも書いています。
▶︎【noteはこちら】→ さくら総合労務管理事務所・さくら国際法務行政書士事務所|note


💬 ご相談・最新情報はLINEからどうぞ

労務管理、在留資格や外国人雇用のご相談はLINE公式からお気軽にどうぞ!
▶︎【LINE登録はこちら】→ https://lin.ee/wr0E1CNm


🌸 プロフィール

愛知の社労士×行政書士|外国人雇用・在留資格・建設業許可を中心に
実務に役立つ情報をお届けしています。
これからも現場の視点で、わかりやすく発信していきます!