素人簡単!商品撮影 写真塾
スタジオ撮影の基本を紹介しつつ、アドビフォトショップによる画像加工を公開しています。が、近年は子供のエンジニアブーツ(園児ニア)の作り方を公開しております。
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子供用本格エンジニアブーツの作り方04

アッパーの製作

中底の加工が済んだら一旦木型から離れて、木型に被せる甲革を仕立てます。
使用した革はシボ目がラグジュアリーな「アリゾナ」です。

型紙通りに裁断した革のコバに、コロンブスのコバインキで染めます。

色染めしたらトコノールでコバを磨きます

切り口を丸く潰すように布などでゴシゴシします

バンプ(足の甲部分)とシャフト(筒部分)をゴム糊で貼り合わせます。
ちなみに、シャフトはこの段階ではまだ筒状にはしません

バンプとシャフトを貼り合わせた裏側から見てください。シャフト革のバンプと合わさる所は斜め漉きを施して、足のアタリをなくしています

そして縫い合わせるのですが、ご覧の通り予め平の状態で縫い穴を開けておいたんです
形状としては一応この18種ミシンでも縫えるのですが、縫い目の美しさにこだわるなら、平の状態で開けておいた穴を1つ1つ拾って縫う方が安全で綺麗です


内側のラインを縫ったら、裏に出た縫い目を基準にゴム糊を塗ってライニングを張り込み、内側のライン同様に、バンプシャフト、ライニングを一気に縫い合わせます。
この段の縫いはモーターを使ってはいけません。
ゆっくり丁寧にを心がけましょう!

子供用本格エンジニアブーツの作り方03


中底の加工

中底は足の裏が直接触れる、靴の核心パーツです。
この中底を基準に甲側と底側を組み立ていきます。
ボールガースという、足の一番広いところから後ろは写真のように、中底の縁を薄く漉きます。

内外両踏まず部分と踵側は甲革を巻き込むのでその分薄く削り落としておく必要があります。

一枚の革といっても、5mm厚のしっかりしたショルダー部なのでこのように立体的に加工ができるのです。


子供用本格エンジニアブーツの作り方02

中底の加工

湿っていた革が乾くと、わずかに縮みます。
それを見越して裁断はできないので大きめに荒断ちしておいて、乾いてからきっちりと形通りにカットします。

かかと側も同様です。

カットしたつま先側

同じく踵側

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