素人簡単!商品撮影 写真塾 -5ページ目

紳士靴の教科書 ローンチ

取材開始から約半年の時間をかけて取材編集のすえ、

紳士靴の教科書

が産声を上げました。

 

紳士靴の教科書紳士靴の教科書
2,700円
Amazon

 

靴好きが作った靴好きによる靴好きのための書籍です。

 

スタジオタッククリエイティブ プレゼンツ

編集の富田さんとStudio Kazy Photographyがガッチリタッグを組み

靴の各界のシュースペシャリストを取材しました。

 

 

靴の構造解説からはじまり、TPOに合わせた靴選び指南。日本に於ける製靴の歴史のコラムは、日本の製靴の生き字引 稲川 實先生にお話を伺っております。

 

靴選びの友としてブランド別紳士靴カタログは圧巻の269足!

 

紳士靴を愛する人には欠かすことのできない磨きやメンテナンスを

コロンブスのスペシャリスト 三橋弘明氏に監修、実演をいただいております。

読者のみなさんの度肝を抜くコードバン靴の水没実験は必見です。

 

シューマニア御用達のユニオンワークスでは、実際に靴の本底交換の一連の作業を余すところ無く紹介しております。

 

そしていつかはビスポーク

銀座クレマチスの高野圭太郎氏に伺うビスポーク靴の魅力。

 

紳士靴の魅力をとことんまで解説した本書は、靴に魅せられた全てのシューフリーク必携の良書です。

 

 

靴の作り方の本

小学校の高学年ぐらいから学校に履いて行く靴にこだわり始めて早30余年。

 

夕方の商店街の靴屋さんに行っては、ずっとスニーカーを眺めていたな〜

 

中学になると革靴にも興味を持ち始めたけど、母に「サラリーマンみたいな靴!」と留められて購入にはいたらなかったけど、見ているだけでも好きだった。

 

靴は靴屋で買うものと思っていた少年時代は、工場や工房の職人さんが作っているなんて考えたことも無かった。

ある日、テレビで靴の職人さんが底付けの作業をしている風景が放映されていたのを目にした時、衝撃が走った。

 

手で作ってるんだ!

 

それから長い年月が流れました。

 

インターネットなんて全然ない時代。情報は本屋さんの専門書コーナーのみ。

当然製靴の教本なんてなかったし、自然と諦めていた。

 

時代がながれ、社会人となりインターネットが普及すると検索ワードに「靴」の字を幾度となく入力していたら、とうとう見つけた

 

Hand made shoe for men

 

有名な製靴の洋書で、靴作りを紹介している。

非常に興奮した記憶があるけど、英語だし読みながら作れるかといったら、まぁ、無理でたね。

 

製靴の教本の撮影のお話をいただいたのは、去年の夏。

 

そのときの喜びと興奮は今でも忘れません。

撮影の開始を心待ちにして迎えた2016年2月

MISAWA & WORKSHOPの門をくぐりました。

 

型紙の製作から始まり、革の裁断、縫製…

 

憧れの制作工程が次々に目の前で展開して行きます。見とれてしまいますが、そこは撮影で来ていることを忘れずにキッチリと、そして一読者として一つ一つの行程を丁寧に撮影しました。

 

全行程の撮影が終了したのは6月に入ってから…

 

自分の仕事は全て終わりました。

後はスタジオタッククリエイティブの編集の方に全てをおまかせして刷り上がりを待つのみです。

 

そして去る10月21日

日本の、いや世界のハンドソーンウェルトシューズの製作を志すシューファン待望の激アツブック

 

紳士靴を仕立てる

 

 

見本誌をいただきました!!

 

監修 三澤則行氏 編集・デザイン スタジオタッククリエイティブ

そして全編を通して写真撮影をスタジオカジィフォトグラフィーの私が担当させていただきました。

 

 

全ての行程を一読者の目線でとことんまで解りやすく、撮っています。

 

予めおことわりいたします。残念ながら、製靴の製作工程を間近で撮り続けた感想として申し上げますと、本書の解説の通りに手順をすすめれば靴が完成するほど簡単なものではありません。

 

型紙の製作…立体から平面へ…、ミシンでの縫製、革包丁での繊細な革漉きなど、全ての行程は一朝一夕には到底真似できない神業に近い技術がギッシリと満載です。

 

しかし、出来ない訳ではありません。

一つ一つの手順を、失敗を重ねながらも何度も自分が納得できるまで繰り返し手を動かせば、必ず靴は形になります。

 

大切なのは諦めず目標に向かって技を磨き続けることと思います。

 

靴として形にすることはできても、それで完成ではありません。モノ作り全てに当てはまることとは思いますが、技術者はその人生全てをかけて「完成」を目指し日々切磋琢磨しています。

本当の意味での靴の完成を目指す道しるべとして本書が読者の皆様のお役に立てれば幸いです。

 

スタジオタッククリエイティブの、特にプロフェッショナルシリーズはその世界で活躍する本物のプロフェッショナルが、惜しげも無くプロフェッショナルの手法、技法を完全公開している貴重な資料となり得る技法解説の最高峰と断言します。

 

その書籍の写真をお任せ頂いている責任の重さと、ある種の自尊心をもって本書を強く推薦致します。

 

静かに、そして低温で燃え上がる三澤氏の製靴に対する哲学が誌面からきっと感じ取れると信じています。

 

クロムエクセルカメラバッグ 背パーツを本体に縫い付け

本体背のパーツを組み付け





フロントとマチを縫い付けたときと同様に
栃木レザーのベルト用革を使用しました。

浅草橋のタカラ産業で売ってる奴を1.8mmに漉いてもらってます。

漉いても、元来硬い皮なので
指で半分に(短辺を)半分に折ってゴムハンマで叩き
さらには指で揉み込んだりしてやらかくします。

もんで柔らかくするのも、自然にやってしまいましたが、硬い皮は揉むとやらかくなる
特性があります。
あまり本にも書いてないとおもうので、この鞄のように
トリミングとして革素材を使う場合は揉むとよいでしょう。

揉んでやらかくなって半分に山折になった革ベルトを菱目パンチで
穴あけします。

ここは菱目パンチが絶対におススメです。

普通の菱目打ちだと高確率で穴数がずれます。



手縫いでの縫い方クローズアップ







手縫いの革鞄のセオリーとしては
ゴムのりでくっ付けてから縫うのですが、
このトリミングパーツをのりでくっ付けてしまうと
非常に縫うのが困難になります。

上の写真にあるように、クロムエクセルの部分と栃木レザーの部分はそれぞれ分けて
縫っています。

栃木レザーのトリミングパーツに針を通してからクロムエクセル部分を貫通させて
反対側の栃木レザーに通す。
反対の糸も同じ様に通してから渾身の力を込めて糸を引く。

糸引きのイメージはハンドソーン靴のウェルトの縫い付けをイメージしました。

1.8mmの栃木レザーの表と裏で3.6mm
クロムエクセルのパーツは漉いてもらって縫い代部分は0.8mm
ただ、裏地が張ってあるので凡そ0.3mmづつ位の厚さを加味

都合約6mm位の分厚さになりますので、強靭です。

それに見合った力での縫い付けが必要と思います。

その縫い付けにセイワのスムース糸(太) はすごくよかったですよ。