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微妙に全部一人計画 〜旧作紹介編1

 うわ~っ、ついにネタ切れか?
 
 いやいや、前の記事で思い出したんです。
 以前、「合成を使わずに光線技の映像が撮れないか?」という実験をやったことがありまして、それが手品的な手法を使ったものでした。私の旧ブログをずっとご覧下さっていた方は「またアレかよ」とお思いになるでしょうが…。



 昔、ブリキのロボット玩具で火花が出るギミック付きのものがありました。あれと同じ…もっと身近な例で言うと、ライターやチャッカマンと同じ理屈で、ギザギザの円筒を回転させてフリンジ(石)との摩擦で火花を散らす仕組みのビックリオモチャを使っています。石はZippoライターのものが使えるので、ゼンマイが切れたりギザギザが摩耗するまでは何度でも使えます。

studio7の映像実験室-光線?ギミック

 動画では、これにちょいと手品のテクニックを加えて手が空であるように見せかけています。動きが怪しいのは、その手品を充分に練習していないからです(汗)

 どちらにせよ「光線技」と呼ぶにはあまりにもショボイですが、「何か」には使えるかもしれません。

 ゆるゆる実験の趣旨からは外れるものの、合成素材としての活用も考えられます。

火、煙、爆発…というのは、我々素人にはなかなか扱いが難しいですし、危険を伴います。火薬を使うには資格も必要です。
 
 一方で、手品でも火を使ったりする演目をご覧になったことがあるかもしれません。
 イリュージョン系の火薬を使った派手なものでは無く、ちょいとハンカチや硬貨が現れたり消えたりする瞬間にボッと火が出たりとか、以前マリックさんがよくやっていた“タバコの自動発火”とか、そんな規模のヤツです。

 それらも決して安全と言うわけではありませんが、火薬やガソリンを用いたエフェクトよりは気軽に使えそうです。
 
 おお、そう考えると、思った以上に「手品的なるもの」は、合成抜きの特撮映像に応用できるものがけっこうありそうな気もしてきました。
 
 もっとも…。
 その手の仕掛けって、デパートの手品売り場ではなかなか扱っていません。マジックの専門店でないと入手は難しい物が多いです。
 また、価格も決して安くはありません。
 さらに、扱いには安全性はもちろんのこと、仕掛けを見せないための技術も必要です。
 
 
 発想は決して悪くないと自負していますし、映像作品への応用は可能だと思いますが、実験の詳細をブログでご紹介するには色々難しい面がありそうです。
 それでも、可能な限りは何とか引き続き実験結果をアップしていければと思っています。

微妙に全部一人計画 〜特撮の原点を振り返ってみる編

 大掛かりな(?)セルフ撮り実験は色々大変だったりするもんで、もっと緩いことをやります。

 突然ですが、いわゆるスプラッター(血まみれ)ムービーというのは好きではありません。
 少なくとも、残虐シーンが売りの映画などは観ません。

 演出やストーリーの中で必要があってそういうシーンが出るのはまあ、仕方ありません。それでも特殊メイクなどの技術をチェックするという視点で観ます。 
 『スターウォーズ エピソードIII』で、アナキンが手足を切られた上に丸焦げになるというシーンも凄惨で、夢に出そうでした(出ませんでしたが)。特殊メイクと合成だとわかっていても、改めてメイキング映像を観てはじめてホッとするという性質です。

 しかし、我々映像作家は(いつから映像作家になったんだ!)そうしたシーンを作らねばならない場合もあります。

 上記のように、多くは特殊メイクや合成、作り物の人体を使います。
 あまり残酷でないお手軽特殊メイクについては機会があったらご紹介したいと思いますが、今回はそうした面倒なことをやらずにショッキングなシーンを作ってみます(音は入ってません)。



 はい、おっしゃるとおり、単なるお手軽手品ですが何か?

 一応、最も一般的な「親指を取る」というお手軽手品とはチョット方法が異なることにお気づきと思います。
 子どものころにお向かいのおばさんに見せてもらって、その場でやり方を教わったにも関わらずショックを受けました。それを私なりに磨き上げた(?)やり方です。

 コツはありますが、タネは見え見えですので解説しません(笑)


 今、手品の手法なり発想なりが特撮に使えないか、ということを考えていたりします。
 「特撮」そのものが、ジョルジュ・メリエスという19世紀のマジシャンが映画と出会ったことで生まれたジャンルであり、その初期作品が事実上“イリュージョン・マジックをスクリーンに投影する”という性質のものでした。

 私もその原点に帰って…って帰り過ぎな気もしますが、無理矢理にでも映像実験に「手品的なるもの」を取り入れていきたいと思います(ダイレクトに手品の技法を取り入れる場合、種明かしになってしまうような解説は出来ないことも考えられますが)。

 ま、色々やってみます、ってコトで…。

 

 
 

漫画の描き方 その7〜涙の最終回

 ごくごく一部の皆さん、大変お待たせいたしました。

 Katy Coope(17歳)の著書『how to draw Manga』紹介…これが最後の記事になります。
 ここまでの紹介記事だけでも「自分も漫画を描いてみよう!」という刺激を受けた方が増えたものと思います。
 また、この本の現物を見たいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 
 まだ売っているのかどうかわかりませんが、参考までに奥付を書き写しておきます。

 Published by Scholastic Inc.
555 Broadway, New York, NY 10012
ISBN 0-439-31745-2

 価格は、$6.99です。

 
 そんなわけで、予告通り、Katyがそのセンスと技術を遺憾なく発揮したイラストをご紹介しましょう。第5章のトビラ絵としてまるまる1ページにどど~んと乗っている力作です。
 なお、今回はいつもより大きな画像でアップしてます(^^)  クリックで拡大表示されます。

 





studio7の映像実験室-漫画の描き方35






 …見事です。

 実は最初、このイラストに対して(これまでの記事のように)「好意的こじつけ解釈」をしようと試みました。
 …無理矢理過ぎて、思いっきり長い文章になってしまったのでやめることにしました。
 お約束の「左手が二本」を筆頭に、デッサン、構図、衣装、小道具、描画技術など、ありとあらゆる“ツッコミ素材”をKatyは示してくれています。

 確かに、Katyは決して上手ではありません。
 それどころか基本も出来ていません。
 しかも、雑です。
 
 しかし!

 この絵を元に私が描いてみましょう。
 Katy流に従い、スクリーントーンは使いません。もちろん、パソコンもスキャンとコントラスト補正に使った(←これは上記Katyの絵にもやってますので…)だけです。…ただ、定規だけは使わせてもらいました…。


studio7の映像実験室-漫画の描き方36

 まあ、私のも決して誉められた絵ではありませんが、客観的にKatyよりは“絵としてマトモ”になっていると思います。

 でも、面白くも無いし、インパクトがありません。

 Katyのこの本は、どのページを開いても笑えますし、すべての絵が強烈なイメージとして頭に残ります。
 漫画としては非常に重要なポイントですよね。いや、本当に大事なことです。

 本人の意図がどこにあったかは別にして、『how to draw Manga』は“非常に面白い本”になっているんです。
 一枚一枚の絵で見るのではなく、本全体として見ると、非常に優れたエンターテインメント作品です。


 う~ん。


 ここにきて疑問が湧いてきました。

 これは“そういう意図”で出版された本なのではないか?
 そもそも、Katy Coopeなる17歳の少女(執筆当時)は、実在するのか?

 あまりにも面白過ぎます。これはジョーク本なのではないかと…。「下手な絵を描くのが上手い人」に作例を描かせたとか…。


 いやいや、私はKaty Coopeは実在し、なおかつ真摯にこの本を執筆したと信じます。
そして24歳となった今も、漫画を描いていることを祈ります。

 何たって、私に一枚の絵を描かせちゃったんですからね、Katyは。
 そういう意味で、立派な漫画の描き方の本です!


 素敵な本をありがとう、Katy! 
 例え太平洋を隔てていても、僕らはきみを忘れはしない。これからも日本のMangaやAnimeのSuper-fanでいてくれ! 


完。

漫画の描き方 その6.5.2

 『how to draw Manga』に載っているイラストをstudio7流にアレンジしようとしているところですが…。
 ドつぼにはまってしまいました。

 カケアミです。

studio7の映像実験室-漫画の描き方34

 これがまた苦手なんです。きれいに均一な線が描けないし、何より面倒…私がやるとめちゃめちゃ時間がかかります。絶対に漫画家のアシスタントにはなれません。
 
 でも、Katyが描いたオリジナルでカケアミをやっている箇所があるので、私もやらずばなりますまい。

 高校時代、夜遅くに眠気と戦いながらカケアミの作業をやっていた時、気づいたら「大」の字を沢山描いて(書いて?)いたことを思い出しました。

漫画の描き方 その6.5

 アメリカのManga Super-fanである17歳の少女・Katy Coopeが書いた『how to draw Manga』の“最終兵器”とも言えるイラストを紹介するに当たり、私自身もKatyに倣ってイラストを描きつつあります。
 が、大きな壁にぶちあたりました。

 いや、実は昔からの課題なんですが…

 「可愛い女の子が描けない」

 「オレの専門はギャグなんだから、ネタが命! 絵は二の次だ」とスルーして来ちゃった感じです。
 何たって、こんな絵↓ですから。

studio7の映像実験室-漫画の描き方32
 私の同人誌デビュー作からの一コマ…高校一年生の時の作品です。

 続いて高校三年の時は…

studio7の映像実験室-漫画の描き方33

 

 女子キャラには縁が無い漫画ばかり。

 でも、やっぱり可愛い女の子が描けるようになりたいなあ…。と、48歳になって思っても遅いか。
 
 残念ながらKaty先生は“可愛い女の子の描き方”については特に触れていません。

 たかが一枚の絵ですが、なかなかKatyに追いつくのは大変ですね…。