ステューディオ2アーキテクツ MEMO 2025 -26ページ目

階段下2

studio2設計TRICOT
階段2 
地下1階からの階段見上げ。

お子さんが生まれる機会に光を通す素材で増床したため

見上げの風景は今、こんな感じに。
TRICOTリフォーム3

階段下

studio2設計TROLLEY

階段1-1 

一本の力桁だけで支えるヤジロベー式の階段

1階の階段下にあるスチールバーは・・・

階段1-2 

洋服掛けになっています。

ハンガーパイプを支えるパイプがなぜL型なのかというと

段裏に頭をぶつけないようにです。痛い経験から。。。

収納として仕切りを付けなかったので自転車置場にも。

先週末のDVD鑑賞

昨晩は「赤ちゃん泥棒(原題Raising Arizona)」(たぶん2回目)

コーエン兄弟監督作品はいまいち家族の受けが悪いのですが、

イギリス チャンネル4のFilmサイトにて死ぬまでに見るべき50本にコーエン作品から唯一エントリーしていたので見てみました。

コーエン作品に馴染めないという理由の一つに感情移入出来る登場人物が居ないということがあるのですが、この作品は赤ちゃんの存在によってそれが回避できています。

ニコラス・ケイジがチンピラ風服装とアリゾナの荒野にはまっていることで☆一つ増える(笑)

川崎民家園

今日は小休止で息子が家庭科実習で見学に行った川崎市立日本民家園の写真を拝借

民家園2 
民家園1 
母校横浜国大の日本建築史の研究室が関わっていて同級生が実測に出かけたりした記憶が有ったので、実習で実測するのかと思ったら見学だけでした。
そりゃそうです。

古民家の土間は生活空間として興味深く現代住宅にもうまく取り入れられていますね。
もはや馬屋はないけれど、犬を飼ったり、バイクやサーフボードのスペースになったり。

外構6

studio2設計TROLLEY

外構6 

外構の余地のない敷地での計画もまた楽しい。

外構5

studio2設計KAI

外構5 
隣地擁壁側には子世帯の勝手口と親世帯の物干しを兼ねた外部階段があります。

外構4

studio2設計KAI
外構4 
二世帯住宅の子世帯玄関は道路駐車場レベル、

親世帯の玄関は道路から半層上がっているため

緩やかな階段とスロープで上がるようになっています。

古典

週末は連休だったのでDVD鑑賞2本

「インセプション」(初見)と「エイリアン」(たぶん2回目?)

「インセプション」の監督作品を見るのは話題作「メメント」以来です。

両作とも脚本の発想とその映像化は天才の仕事。

ただ、登場人物の抱える妻の喪失というテーマにイマイチ共感できないところが共通していました。

とはいえ、私は映画に対して「泣けて笑える」ということを求めがちなのであまり皆様の参考にはなりません。

「エイリアン」は中学か高校の文化祭で友人が小道具さんのように模型を作って展示した思い出があります。

すっかり古典として定着しているので初見の息子にとってはむしろ見慣れた感があるようでした。

それでも名作と言われる古典を鑑賞することは現在の作品を理解する上で重要です。

建築も古典や近代建築を知らないと現代建築の意味が理解できないのと同じかな。

外構3

コートハウス状に囲われた中庭の駐車場の門扉は外構なのにリビングを彩る光の幕となる。

外構3 

「家の図鑑」出版 その2

cover

社団法人建築家住宅の会を設立した時に、

「より多くのひとたちが建築家の住宅の豊かさや心地よさをを知ることのできる本をつくろう。」

という意見が出てはじまったのが今回の本『家の図鑑』です。

その時に、編集者や他の建築家と話したのが、

「建築雑誌の文章は、専門用語を多用するので、読みにくいし、読まれない。」
「図面は建築のことばとはいえ、専門家以外、だれも読めない。」
「ひと目でその心地よさがわかるような、明快な表現方法がよい。」

といったことでした。

建築雑誌や書籍は、単純なことも難しそうな言葉で書くのが、慣例になっている感がある。

たとえば、仕上げの写真の説明で

「工業製品という画一的なマテリアルにスケールとテクスチャーの感覚を操作するプロセスを挿入することにより既存の形態言語の解体とリアルな生活環境への再統合を意図している」

そうじゃなくて、

「よく見るベニヤ板もこんな手間を加えればメリハリのある表情に!」

と書いたほうがいい。

たくさんの写真、図面、文章を集めて議論を重ね、最終的に118のアイデアに絞り込まれました。

ブックデザインは、あの文平銀座さんが担当され、とても素敵な本になりました。

一枚の写真とそこに添えたひとことで、建築のアイデアを感じてもらえたらと思います。 

「あなたの祖母に説明できない限り、本当に理解したとは言えない。」

とは、アインシュタインのボットだったかな。。。