今年の夏の旅行
本当は1箇所のホテルに連泊してのんびりしたかったのですが
関西地方も9回目となると行くべき所は行きつくして
周辺の県に足を伸ばすことになりました
パリに何度も行くとだんだん郊外のル・コルビュジエ設計住宅を片っ端から見ていくのに似ているような・・・
似てない??
おまけ:息子読書進捗状況
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」と
「5万4千円でアジア大横断」を
並行して読んでいる模様・・・
「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」がそもそも2つの話並行ものなので
こんな感じで読んでても問題ないのでしょうか?
約束時間
久しぶりの思い出話
直属の上司ダンディな課長代理Mさんの話・・・
「午後1時に施主のR社で打ち合わせになりました」
と言うと
「先方が13時って言ったの?13時半じゃなくて?」
「??えっと私が13時って言ったんだと思います・・・」
「ならいいけど。
打合せで13時って言われるってことは昼ご飯もそこそこに来いっていう、怒っている場合だよ。
普通は午後イチは13時半」
ところが二宮が働いていた磯崎アトリエでは
「半っていう中途半端な時間指定はないの。
14時とか15時」
と秘書の方がおっしゃっていたとか。
場所や時代が変われば作法も色々・・・
当時よりも今はもう少し自由な感じでしょうか?
大工ってかっこいい
以前から世話になっていた大工が亡くなった。
ふた月ほど前にお会いしたとき、「治って復活したのよ」
と気丈に振舞っていただけにあまりに突然のことでした。
息子さんはわかっていたそうだけれど、最期まで仕事をしたかったようです。
技術のいらないものづくりへ向かう風潮とは逆に、大工の手にこそ頼る設計。
「ずいぶんめんどくさいこと考えるねえ」
といいながらも精緻に仕上げていく技術を目の当たりにして、職能というものを教えてもらいました。
建築家なんていうのはほんの少し前に西洋から輸入した職種、それに比べると大工というのは日本の歴史そのもの。
だから、大工のいうことを聞くことはとても大切だし、大工の仕事が生きる方法を考えることが設計の仕事でもある。
理屈にしてはじめて満足するのが建築家なら、いちいち理屈なんかいわない感覚こそが伝統技術。
大工仕事は継承していくものだから、自然と息子があとを継いで、孫が継ぐ。
70歳を目前にして早すぎるけれど、こころの継承がまざまざと見てとれたから、不思議と悲しみが無い。
池田さんまたお願いしますよ。







