こんにちは。
日本ビューティーフード協会
代表理事 鈴木梨沙です。
とある調査によると、
日本人女性のうち2人に1人は
便秘だと言われています。
そもそも便秘の定義とは、
日本内科学会によると、
3日以上排便がない、
または毎日排便があっても
便が硬くて量が少なく、
残便感がある状態を便秘としています。
なぜ、女性は便秘に悩んでいる人が
これほど多いのでしょうか?
そんな私も、
ビューティーフードを始める前までは、
3日に1回出るかどうかくらいの
ひどい便秘の持ち主でした。
(今は1日2〜3回の快便です♪笑)
女性が便秘になりやすい理由としては
いくつかありますが、
とりわけ女性の場合、
中学・高校のころから、
朝食抜きや、ミニスカートで
体を冷やしていることが多いので、
当然、便意をもよおさなくなります。
また「恥ずかしくてトイレに行けない」
「行くと馬鹿にされる」という社会的な側面も、
排便を我慢させる一因となっています。
さらに、運動不足。
若い人ほど運動不足で、腹筋・背筋が弱く、
男性に比べ便を排出する力がないのが現状です。
食事をしても、出す力を持たないと
便は出ないのです。
また、欧米化された食事が進んでいることや、
外食な人も多いことから、
食事が乱れ、腸内環境が悪化しているケースも
大きな要因として考えられるでしょう。
便秘になると、
吹き出物が出やすくなり、
顔色も黒ずみ、ツヤがなくなります。
便が滞ると、
大腸内の悪玉菌が有害物質を産生し、
それが大腸壁から吸収されて
全身の血中にめぐります。
その結果、
皮膚に常在する菌の活性を
高めてしまうのです。
また、大腸内にガスがたまり
有害物質ができて
体に悪い影響を与えるとともに、
ますます、便秘がひどくなるという
悪循環に陥るようにもなります。
腸内環境が乱れ、
便秘がちになると
いいことは一つもありません。
だからと言って、
便秘薬を常備することは、
オススメできません。
なぜなら、
便秘薬に頼りすぎると
自分で便を出す力が弱くなり、
ますます便秘が
治らなくなるからです。
私の統計上ですが、
365日毎日受講生の
食事内容を見ながら指導をしているうち、
便秘の女性のほぼ100%は
食事を改善すると1〜2週間で改善する
ケースが非常に多いのですが、
便秘薬をずっと
飲み続けていた方に関しては、
なかなか治りが遅いケースが多いんです。
(治るのに2〜3ヶ月かかる場合も)
便秘薬は即効性がありますが、
飲み続けると便秘はますますひどくなり、
余計に治りづらくなることを知ってください。
ちなみに便秘薬に関して解説をすると、
便秘薬は大腸の水の吸収を阻害し、
水分含量を十分に維持して
便を出させるものです。
いわゆる下痢状態を作ることで、
腸管運動を活発化させます。
また、運動不足や老化で
腸管のぜん動運動が弱くなり、
便を押し出すことができない人を対象にした
腸管に刺激を与える薬もあります。
この種の便秘薬は、
神経系統にも働くため、
飲み続けると麻痺して効かなくなってきます。
そうすると、ますます強い薬を飲み、
腸管の運動を低下させてしまうことになります。
便秘薬には即効性がありますが、
薬によって便秘を解消させる選択は、
大きな誤りといえます。
食生活で自分の便秘を解消する、
あるいは、
少しは軽減させる努力をしないと、
便秘を促進する結果となりかねません。
便秘薬や便秘予防薬に慣れてしまうと、
便秘はますますひどくなり、
薬が効かなくなることを知ってください。
便秘を改善する、
もっとも確実で効率的な方法は、
食事の「質」を見直し、
腸内環境を整えていくことです!
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