STRANGER -11ページ目

冬の唄

師走に降りし凍て付く雪
岸辺の華をも枯らすのか
離れた時を超えてまで
出迎える客は未だにいない

枝を伸ばさず肥えもせず
樹々は一回り小さくなる
夕暮れが紅く栄える雲も
疎らな馬の刻

鳥が飛び立ち始める如月に
現れた客人に何を思う
相手の抜いた刀は鋭いが
捌く術をあなたは知らない

意図して隠れた雲の裏
天の声は聞けぬまま
悲しみの雨は降り続き
あなたは心に風を患うだろう

失う勇気があなたにはあるか
口を結っても出る溜め息は同じ
卯月の朝焼けは眩いばかり
癒しの光に何を思うだろうか

孤独の唄

椅子に腰掛け物語る
その目はいつになく虚ろ
遠い過去を夢見る明日
近い未来を予知する昨日

サイレンの音に苛まれ
誘われた暗黒の世界
手を差し延べても翻される
今日と明日への儚い掛け橋

寂しい心はまず置いておいて
何故にも一人悔やむのか
遠く鳴る鐘の音は
小さくも優しき鎮魂歌

春日の未知を幾度と歩み
寒さに震える冬を見た
秋に由々しき葉を眺め
小さな蕾と語らう夏

冷たい日差しはいつにもまして
風と共に弱い心に吹き荒む
温かい日差しは此処には来ずに
虫と共に日向を目指す

孤独と戦うただ一つの唄

伝われ

聞こえますか
心からの愛が
届いてますか
このキモチが

絶えることのない愛の輝き
いつしか芽生えた小さな蕾

どうか想いが
届くようにと
今日も明日も
祈っています

でもあなたは気付いてない
そんな素振りをしてばかり

本当は本当は
分かっている
と思うのです
ではどうして

それがあなたの気持ちなの?
だとすれば叶わない夢なの?

終わるなんて
お願いだから
言わないでね
絶対だからね

聞こえますか
心からの愛が
届いてますか
このキモチが

これがボクの
想いなのです

届きますように
最愛のあなたへ

愛しています