孤独の唄 | STRANGER

孤独の唄

椅子に腰掛け物語る
その目はいつになく虚ろ
遠い過去を夢見る明日
近い未来を予知する昨日

サイレンの音に苛まれ
誘われた暗黒の世界
手を差し延べても翻される
今日と明日への儚い掛け橋

寂しい心はまず置いておいて
何故にも一人悔やむのか
遠く鳴る鐘の音は
小さくも優しき鎮魂歌

春日の未知を幾度と歩み
寒さに震える冬を見た
秋に由々しき葉を眺め
小さな蕾と語らう夏

冷たい日差しはいつにもまして
風と共に弱い心に吹き荒む
温かい日差しは此処には来ずに
虫と共に日向を目指す

孤独と戦うただ一つの唄