冬の唄 | STRANGER

冬の唄

師走に降りし凍て付く雪
岸辺の華をも枯らすのか
離れた時を超えてまで
出迎える客は未だにいない

枝を伸ばさず肥えもせず
樹々は一回り小さくなる
夕暮れが紅く栄える雲も
疎らな馬の刻

鳥が飛び立ち始める如月に
現れた客人に何を思う
相手の抜いた刀は鋭いが
捌く術をあなたは知らない

意図して隠れた雲の裏
天の声は聞けぬまま
悲しみの雨は降り続き
あなたは心に風を患うだろう

失う勇気があなたにはあるか
口を結っても出る溜め息は同じ
卯月の朝焼けは眩いばかり
癒しの光に何を思うだろうか