仮想Mac OS9 とそのAppleScriptについて | 貯え 小道具 興味ない?

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先日「AppleScriptを試してみました」という記事を書きました。この時はM1 MacでAppleScriptを少し試した記事でした。次に「仮想MacでAppleScript(失敗談)」を書いたのですが、これは仮想Mac OS Xで試したものの上手くいかなかったという記事でした。

 

AppleScript自体は

 

この書籍によると、漢字Talkという大変古いMac OS7辺りから実装されていることが分かったので、

仮想Old Mac(Basillisk II)でApple Script」で試したとおり、この古いOSをIntel MacにインストールしてAppleScriptを試せる環境を作りました。更にこれより少し新しいMac OS 8.6の環境を今度はインストール済みの「SheepShaver」を使って作りました。そして、AppleScript(「スクリプト編集プログラム」)が組み込まれていることを確認しました。

 

この後、Mac OS は「Mac OS 9」(linkはWikipedia)の時代に変わったので、出来るならMac OS 9の仮想環境も作ってみたいと思い試しました。これをするには、やはりエミュレータを使うしかないのですが、「UTMでOS9をインストールして使用する方法」や「SheepShaverにMacOS9.0.4をインストールする」(この記事は多分Windows環境)、「SheepShaver〜準備編〜」などの記事がネットで見つかります。ところがこれらの記事に書いてある方法では、何かしらの問題で「Mac OS 9」の仮想環境を作ることは出来ませんでした。

 

SheepShaverを使って、起動時にMac OS 9のCD-ROMイメージをマウントして立ち上げる方法を試みたのですが、

起動はするもののエラーメッセージが出て、立ち上げることが出来ませんでした。

 

対策として「SheepShaver」にMac OS 8.6の環境を一旦作成し、仮想環境を終了してから「Mac OS 9」のイメージファイルをCD-ROMとしてマウントして、Mac OS 8.6を再度起動して、CD-ROMとしてマウントした「Mac OS 9インストールCD」の中のインストーラを利用してMac OS 9の環境を作成しました。

ここまで上手くいったので、「AppleScript」の「スクリプト編集プログラム」を探したところ、見つかりました(仮想HDDの「Appleエクストラ」の「AppleScript」フォルダの中)。

 

ところが「機能拡張」フォルダには入っているのを確認できた「CarbonLib」が何故か見つからないとエラーが出て起動できませんでした。

また、Mac OS 9の起動時に

という警告も出ています。なので、正常動作する仮想Mac OS 9の作成は諦めました。

 

実は、押入れの中に入っていて何年も使っていない「Mac互換機」(linkはWikipedia)の実機があり、この互換機はMac OS 9辺りが動作します。「Mac OS X」の初期のバージョンがギリギリ動きます。なので、(多分、当面やりませんが)Mac OS 9の実機でならAppleScriptも動作確認できるかもしれません。

 

#追記(2023/10/17)

仮想Mac OS 9ですが、SheepShaverのメモリサイズを

32MBから64MBに増やして起動したところ、AppleScriptの「スクリプト編集プログラム」も正常起動しました。

これは、

 

の「Mac OS 9 へのバージョンアップ」のメモリ容量の記載で「実質的に64MB以上のメモリは必要でしょう」(16ページ)を参考に設定を変えてみたものです。