View Planner 環境で使う vCenter Server
先週、仕事で View Planner 環境を構築する必要があったのですが、そのときにハマったので備忘録として書き留めておきます。
View Planner 環境で使用する vCenter Server ですが、仮想アプライアンスの vCenter Server が良いようです。
Windows 環境にインストールする vCenter Server を使用したところ、以下のスレッドで書かれているエラーが出て View Planner が稼働しませんでした。
Error running View Planner - Single-VM-local&nb...
View Planner は vCenter Server からパフォーマンスデータを収集しているようですが、Windows の vCenter Server の場合、うまくデータを収集できないようです。
vCenter Server を導入した Windows が日本語版だったので、英語版にすれば動作するかもしれません。(未確認です。)
View Planner 環境で使用する vCenter Server ですが、仮想アプライアンスの vCenter Server が良いようです。
Windows 環境にインストールする vCenter Server を使用したところ、以下のスレッドで書かれているエラーが出て View Planner が稼働しませんでした。
Error running View Planner - Single-VM-local&nb...
View Planner は vCenter Server からパフォーマンスデータを収集しているようですが、Windows の vCenter Server の場合、うまくデータを収集できないようです。
vCenter Server を導入した Windows が日本語版だったので、英語版にすれば動作するかもしれません。(未確認です。)
Virtual SAN環境のパフォーマンス監視ツール
Virtual SANの検証を行う機会があったのですが、パフォーマンスの監視は以下のいずれかのツールを使うことになります。
①vSphere Client
②esxtop
③Virtual SAN Observer
①②は従来からあるツールなので記載を割愛します。
目新しいのは③ですね。
これについては日本語のKBが出ています。
VMware KB: Virtual SAN Observer を使用して、VMware Virtual SAN のパフォーマンス統計を有効化および取得する方法
vCenterにSSHでアクセスしてvsan.observerコマンドを実行すると、vCenterでWebサーバが起動してWebブラウザからパフォーマンス情報を参照することができます。
さすがにVirtual SANに特化しているだけあって、かなり細かいデータを参照することが可能です。
ただ、注意が必要なのは上記のKBにも記載されているHTMLファイルの生成です。
esxtopコマンドの-bオプションのように取得したパフォーマンスデータを外部にアウトプットすることができるのですが、アウトプットしたデータを参照することができません。
アウトプットしたデータはVMware社のサポート部門に送付するためのもので、ユーザが参照するようなものではないのかもしれません。
Virtual SANのパフォーマンス検証を検討されている方はご注意ください。
<2014/6/1 追記>
アウトプットしたパフォーマンスデータはブラウザで表示可能でした。
ただし、表示する端末がインターネットに接続できる必要があるようです。
①vSphere Client
②esxtop
③Virtual SAN Observer
①②は従来からあるツールなので記載を割愛します。
目新しいのは③ですね。
これについては日本語のKBが出ています。
VMware KB: Virtual SAN Observer を使用して、VMware Virtual SAN のパフォーマンス統計を有効化および取得する方法
vCenterにSSHでアクセスしてvsan.observerコマンドを実行すると、vCenterでWebサーバが起動してWebブラウザからパフォーマンス情報を参照することができます。
さすがにVirtual SANに特化しているだけあって、かなり細かいデータを参照することが可能です。
ただ、注意が必要なのは上記のKBにも記載されているHTMLファイルの生成です。
esxtopコマンドの-bオプションのように取得したパフォーマンスデータを外部にアウトプットすることができるのですが、
アウトプットしたデータはVMware社のサポート部門に送付するためのもので、ユーザが参照するようなものではないのかもしれません。
Virtual SANのパフォーマンス検証を検討されている方はご注意ください。
<2014/6/1 追記>
アウトプットしたパフォーマンスデータはブラウザで表示可能でした。
ただし、表示する端末がインターネットに接続できる必要があるようです。
View Storage Acceleratorと他の機能の組み合わせ
質問を受けたので、備忘録として記載します。
View Storage Acceleratorの主な制限事項については、マニュアルに記載があります。
vCenter Server 用に View Storage Accelerator を構成する
まとめると、以下のようになります。
・フルクローンのデスクトッププール ◯
・リンククローンのデスクトッププール ◯
・ローカルモード ◯
・View レプリカ階層 ◯
・VAAI ☓
View Storage Acceleratorを有効にしたプールではVAAIがサポートされないという点に注意が必要ですね。
Viewレプリカ階層というのは、レプリカとOSディスクを別々のデータストアに配置するような構成を指します。
例えばレプリカのみ高速なSSDに配置することで、仮想デスクトップのパフォーマンスを向上させることが可能です。
実は、View 5.1まではViewレプリカ階層とView Storage Acceleratorの組み合わせはサポートされていませんでした。以下のブログに記載があります。
View Storage Accelerator - In Practice
View 5.2になり、この制約が解消されたようです。
個人的には先日出たばかりのVirtual SANとView Storage Acceleratorの組み合わせが気になります。
パフォーマンスに関する情報が出るまで待ちたいと思います。
View Storage Acceleratorの主な制限事項については、マニュアルに記載があります。
vCenter Server 用に View Storage Accelerator を構成する
まとめると、以下のようになります。
・フルクローンのデスクトッププール ◯
・リンククローンのデスクトッププール ◯
・ローカルモード ◯
・View レプリカ階層 ◯
・VAAI ☓
View Storage Acceleratorを有効にしたプールではVAAIがサポートされないという点に注意が必要ですね。
Viewレプリカ階層というのは、レプリカとOSディスクを別々のデータストアに配置するような構成を指します。
例えばレプリカのみ高速なSSDに配置することで、仮想デスクトップのパフォーマンスを向上させることが可能です。
実は、View 5.1まではViewレプリカ階層とView Storage Acceleratorの組み合わせはサポートされていませんでした。以下のブログに記載があります。
View Storage Accelerator - In Practice
View 5.2になり、この制約が解消されたようです。
個人的には先日出たばかりのVirtual SANとView Storage Acceleratorの組み合わせが気になります。
パフォーマンスに関する情報が出るまで待ちたいと思います。
View Connection Server のホスト名を変更する方法
個人用にメモ。
以下の KB に詳細な手順が記載されています。
VMware KB: Changing the name of a VMware Horizon View Connection Server
レプリカサーバを立てたりしないといけないので、ホスト名を変更するのはかなり大変ですね。
以下の KB に詳細な手順が記載されています。
VMware KB: Changing the name of a VMware Horizon View Connection Server
レプリカサーバを立てたりしないといけないので、ホスト名を変更するのはかなり大変ですね。
View Planner 3.0.1 の Office アクティベーションの回避
以前のエントリーで触れた Office 2010 のアクティベーションに関する問題です。
View Planner 3.0.1 のTipsあれこれ|IAサーバーの仮想化メモ
View Planner では、仮想デスクトップ上でOfficeを使った処理をいくつか実行します。
仮想デスクトップをリンククローンで展開している場合、Office を開いたタイミングで再アクティベーションが要求されます。
これは、リンククローンの元になっている親VMでアクティベーションを行っていても発生します。
Horizon View の View Composer では KMS によるアクティベーションが必要です。
詳細は以下の KB に記載されています。
VMware KB: Provisioning View desktops fails with error: View Composer Agent initialization error (16): Failed to activate software license.
したがって、VIew Planner 環境においてもどこかに KMS サーバを構築してアクティベーションを行う仕組みを作る必要があります。
ただ、今回構築した環境では MSDN から入手した Office を使う必要があったため KMS を使った仕組みを作ることができませんでした。
そこで、あまり大きな声では言えませんが、以下のような回避策を取りました。2通りの方法があります。
方法① 親VM のタスクスケジューラで、以下のバッチをログオン時に実行するタスクを設定する
cscript "C:¥Program Files¥Microsoft Office¥Office 14¥ospp.vbs" /act
このバッチをログオン時に実行することで、仮想デスクトップにユーザがログオンしたときに自動的にアクティべーションを行ってくれるようになります。
ただし、アクティベーションはインターネット経由で実施するため仮想デスクトップがインターネットに接続できる必要があります。
方法② VAMT 3.0 の Proxy Activation の仕組みを利用する
VAMT 3.0 を使うことで、仮想デスクトップがインターネットに接続できなくてもアクティベーションが可能です。
Proxy Activation というのは、インターネットに接続できるマシンが代わりにアクティベーションを行ってくれる仕組みです。
詳細については以下を参照してください。
VAMT の詳細なシナリオ
ただし、方法①とは異なりログオン時に自動的にアクティベーションをしてくれるわけではありません。
VAMT の管理 UI 上で手動でアクティベーションを実施する必要があります。
したがって、デスクトッププールを更新したり再構成したりすると再度 VAMT 上でアクティベーションを実施する必要があります。
View Planner でテストプロファイルを実行する前に VAMT でアクティベーションを実施しておきましょう。
繰り返しになりますが、本来は KMS を使ったアクティベーションの仕組みを作ることが必要です!
上記の方法は自己責任でお試しください。
View Planner 3.0.1 のTipsあれこれ|IAサーバーの仮想化メモ
View Planner では、仮想デスクトップ上でOfficeを使った処理をいくつか実行します。
仮想デスクトップをリンククローンで展開している場合、Office を開いたタイミングで再アクティベーションが要求されます。
これは、リンククローンの元になっている親VMでアクティベーションを行っていても発生します。
Horizon View の View Composer では KMS によるアクティベーションが必要です。
詳細は以下の KB に記載されています。
VMware KB: Provisioning View desktops fails with error: View Composer Agent initialization error (16): Failed to activate software license.
したがって、VIew Planner 環境においてもどこかに KMS サーバを構築してアクティベーションを行う仕組みを作る必要があります。
ただ、今回構築した環境では MSDN から入手した Office を使う必要があったため KMS を使った仕組みを作ることができませんでした。
そこで、あまり大きな声では言えませんが、以下のような回避策を取りました。2通りの方法があります。
方法① 親VM のタスクスケジューラで、以下のバッチをログオン時に実行するタスクを設定する
cscript "C:¥Program Files¥Microsoft Office¥Office 14¥ospp.vbs" /act
このバッチをログオン時に実行することで、仮想デスクトップにユーザがログオンしたときに自動的にアクティべーションを行ってくれるようになります。
ただし、アクティベーションはインターネット経由で実施するため仮想デスクトップがインターネットに接続できる必要があります。
方法② VAMT 3.0 の Proxy Activation の仕組みを利用する
VAMT 3.0 を使うことで、仮想デスクトップがインターネットに接続できなくてもアクティベーションが可能です。
Proxy Activation というのは、インターネットに接続できるマシンが代わりにアクティベーションを行ってくれる仕組みです。
詳細については以下を参照してください。
VAMT の詳細なシナリオ
ただし、方法①とは異なりログオン時に自動的にアクティベーションをしてくれるわけではありません。
VAMT の管理 UI 上で手動でアクティベーションを実施する必要があります。
したがって、デスクトッププールを更新したり再構成したりすると再度 VAMT 上でアクティベーションを実施する必要があります。
View Planner でテストプロファイルを実行する前に VAMT でアクティベーションを実施しておきましょう。
繰り返しになりますが、本来は KMS を使ったアクティベーションの仕組みを作ることが必要です!
上記の方法は自己責任でお試しください。