IAサーバーの仮想化メモ -2ページ目

VMware View のキーボードマッピング

View 6.1 でキーボードマッピングに関する Fix が実装されています。

VMware KB: With Horizon 6, some keys on an English keyboard are not correctly mapped to a virtual desktop with a Japanese OS


英語キーボードを使っている端末から日本語 OS の仮想デスクトップに接続する場合、
これまで接続先の仮想デスクトップでは日本語キーボードとして認識されていました。
したがって、普段英語キーボードの操作に慣れているユーザからすると、仮想デスクトップでは日本語キーボードの操作を行わなければならず不便でした。

上記 KB に添付されているレジストリ編集ファイルを仮想デスクトップに対して適用することで、仮想デスクトップでも英語キーボードとして認識されるようになります。

なお、KB にも明記されていますが、この Fix が適用できるのは最新の View 6.1 以降の環境に限られますのでご注意ください。

RDSH公開デスクトップへのHTML接続(Blast)方法

View 6.0.2で実装された新機能の1つに、RDSHで公開したデスクトップへブラウザから接続するというものがあります。
これまで通常のVDI仮想デスクトップについてはHTML接続が可能でしたが、6.0.2でそれがRDSH公開デスクトップまで拡張された形になります。

View Release Notes


具体的な設定手順ですが、以下で公開されているHTML Accessのマニュアルに記載されています。
(p.22 をご参照ください。)

VMware Horizon Client ドキュメント | VMware 日本


Connection ServerのADAM DBを直接編集する必要があるので少し面倒です。。。

VMware View における再構成と仮想デスクトップのMACアドレス

知らなかったのでメモ。

VMware View Recompose and MAC Address » myvirtualcloud.net

View 5.1で若干仕様が変わったようです。
現行バージョン(6.0.x)であれば、デスクトッププールの再構成を実行しても仮想デスクトップのMACアドレスは変わりません。

仮想デスクトップのMACアドレスを固定化したいという要件はあまりないかもしれません。
DHCPサーバで仮想デスクトップのMACアドレスとIPアドレスの紐付けを行っているようなときに気にする程度だと思います。

SafariからViewの仮想デスクトップへHTMLアクセスする場合の注意点

小ネタですが、先日遭遇した事象なのでメモ。
実はKBが出ていました。

VMware KB: Can't use HTML Access to connect to a View desktop with Safari if the server does not have a valid certificate


View環境で自己証明書を使っていると仮想デスクトップへの接続ができないようです。

VMware View の Server VDI でサポートされている機能

あっという間に最後のエントリーを書いてから1ヶ月以上が経過・・・。

最近、View の Server VDI について質問を受けることが多いのでまとめておきます。
タイトルのとおりですが、Server VDI では一部の機能が制限されるため注意が必要です。
この点に関する情報としては、マニュアルと KB があります。

View Agent の機能サポート マトリックス


マニュアルを見ると、「仮想印刷機能」や「ロケーションベースの印刷」といった機能がサポートされていないことが分かります。

続いて KB ですが、KB は View 5.3 までの情報となっています。

VMware KB: Using Windows Server 2008 R2 as a desktop operating system in VMware Horizon View 5.3.x


KB の最下部に制限されている機能が列挙されていますが、一部は 6.0.1 でサポートされるようになっています。

なお、Server VDI についてはサポートOSがWindows Server 2008 R2 までとなっています。
Windows Server 2012 以降についてはまだサポートされていないので、その点にもご注意ください。