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サラリーマン社長のムービートラベル

まず、能登半島震災におきまして毎日、死亡者の数が増え続ける報道がもう何とも...。私も阪神の震災を経験しております。本当に、本当に助けられる命は助けてほしい。それにしても自衛隊の方々、レスキューの方々、頭が上がりません。不眠不休で道路、ライフラインの復旧が急ピッチで進んでいます。こんなとこで呑気にブログ書いて、会社に金がないと嘆いてばかりいる私自身ほんまに情けない気分でございます。阪神の震災時は我々もドギモを抜かれました。考えてみれば連続して起こる「大震災」と言うのはこの阪神の震災が走りではないでしょうか?

あれから今年で29年ですか。もうすぐ1月17日の5時46分がやってきます。来年で30年。本当に復旧は早かったと思います。これぞ日本人、大和魂の底力...まっ私は恥ずかしながらなんもやってませんが。我が家は当時はまだまだ新築のアパートでしたから家の中のものはいろいろと倒れましたが家は無事、電気も水も割合と早く戻ったけど交通機関が駄目でしたねぇ。それに電話がつながらない、近くのスーパーに行っても物がない。数日たってなんとか会社に行きましたが片道8時間、ようやく会社に出たと思ったら...

「なんではよ会社に出てこんかったんや」

殴り合いになりそうになりました。ド阿保と思いましたが大阪と神戸とちゃうんやなあと。何はともあれ今回の被災者の方々には一人でも無事に救出されますように、一日でも早い復旧を願っております。そして亡くなられた方々には心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

こんな時に何ですが今週観た映画のご紹介です。「エクスペンダブルズ・ニューブラッド」。もし爆発や炎上なんかがトラウマになっていない被災者の皆様にはぜひストレス解消に観て頂きたい。勿論、映画館なんて行けるわけないでしょうが移動式の映画館があれば提供したい。前三作りも顔ぶれが少々手薄になったかなあとは思いましたがやっぱりスタローンはファンの為に面白いもん作ってくれます。けどやっぱり歳いったんかなあ、早々に自分はスクリーンから身を引いて、アクションはジェイソンステイサム、トニージャーらにお任せ。顔ぶれが手薄になってもまあ、観せてくれますわ。

リビア。カダフィの旧化学兵器工場。リビア兵が警護する武器庫に謎の集団が急襲する。たちまちのうちにその集団は兵器工場を占拠してしまった...。

〝エクスペンダブルズ〟のリーダー、バーニーロスは隊員のリークリスマスとジーナが暮らす家を訪ねた。大喧嘩の真っ最中だったがクリスマスを連れ出し行きつけのバー「テインテッドスポーク」へ繰り出し、いつもの如く乱闘騒ぎを起こす。何もなかったように翌日、メンバーが揃う基地に向かった。バーニーの昔からの知人CIAのマーシュから仕事が舞い込んだのである。ガンナー、トールロードのお馴染みのメンバーの他、新メンバーのイージーデイ、ガランも顔を揃えている。マーシュからの仕事とは世界を股にかける武器商人ラフマトが狙っていると言うリビアの核兵器起爆装置をラフマト一味から守ると言うものだった。だがラフマトの後ろには謎のテロリスト、オセロットが暗躍していると言う。バーニーはその正体に数年前に近づいたのだが取り逃がしてしまったと言う過去を持っていた。

エクスペンダブルズのメンバーはバーニーが操縦するチームの専用機、アントノフB26でリビアの旧化学兵器工場へ向かう。だが時すでに遅く、兵器工場一帯は既にラフマト一味に占拠されたところだった。地上に降り立ったクリスマスたちメンバーはラフマト一味を直ちに攻撃。起爆装置を確保して逃げるラフマトをクリスマスが追う。だがあと一歩の時、バーニーが操縦するアントノフが攻撃を受け炎上、墜落していくのを見たクリスマスはラフマトを追うのをあきらめバーニーの救出に向かう。だが目前でアントノフは地上に激突。大爆発を起こす。残骸からはバーニーの変わり果てた姿があった。

「テインテッドスポーク」でエクスペンダブルズのメンバーによるバーニーの追悼パーティーが行われた。女性メンバーのジーナの姿もあった。そこへマッシュが現れ、ラフマト追撃の指令を告げる。だがクリスマスは先の作戦の失敗の責任を負わされチームから外される。なんとリーダーに指名されたのはジーナ、そしてマーシュも同行することになる。

ラフマトはタイから大型貨物船でウラジオストクに向かうと言う情報を摑んだエクスペンダブルズの面々はジーナがスカウトした女性新メンバーのラッシュを加えて、空から貨物船に乗り込んだ。だが情報が漏れていた。罠にかかったようにチーム全員が拘束されてしまう。チーム内には疑心暗鬼が生まれるのだった。

一方、クリスマスはタイで元メンバーの「暗殺兵器」と呼ばれたデーシャと合流。デーシャが持つ小型船で貨物船を追跡し貨物船に乗り込んだ...。裏切り者は果たしているのか?オセロットの正体は?

 

いつもながらスタローンのファンサービスは素晴らしい。けどさすがに寄る年波には勝てないのかなあ、本作の主演はあくまでもジェイソンステイサム。確かに前三作では「あの人も暴れささなあかん、いやこの人も」と言うことでどうしても一人当たりのアクションシーンが削られます。当然、シュワルツェネッガー、ブルースウィリス、バンダム、メルギブソンらが出演するならどうしても3番手、4番手ですわ。出演シーンは減りますな。今回そんなことを考えたんかな?自分の出演シーンまで無くして彼にすべてを託した感じ。優しいねー。普段は脚本重視で作品を鑑賞するんやけど、このシリーズはそれを横に置いといて、ただ、ただドンパチに、皆の暴れっぷりに注目すべし!

 

また震災の話に戻りますが、もう一つだけ言いたい!「石川県が来んといてくれっ」て言われてんのに行く代議士、ユーチューバーとやら、ほんまええ加減にしてほしい!売名行為とか、金稼ぎって言うのは誰の目が見ても明らかなんやわ。何しに行くねん?へっこんどれ!山本太郎ねぇ、元々大嫌いやけどホンマに嫌いですわ。被災地にとって、国にとって害悪以外のなんでもないもんね。ホンマにはよ消えてほしい!アホと左翼系の人、あんたらおったら日本のためにならんのよ。まあ、近頃は保守と言われてたもんもろくな奴おらんけどなぁ。ウラ金ねぇ、コロナや災害や言うてこっちは税金、年金の類払うのに飲まず食わずや!君らなぁ安部さんの教えを乞うた者らやろ!あの世から見て泣いてはる思うよ。それからなぁ、ほんまにおるんやったら神さんよ、天罰落とすところは間違うてはるんちゃいますか?神さんがおらんねんやったら〝エクスペンダブルズ〟が天誅や!

 

 

 

 

 

 

 

 

ああー、2日、3日と連日の映画鑑賞。連チャンの投稿はしんどいです。

続きまして、ジェニファーローレンスをトップ女優に押し上げた「ハンガーゲーム」の前日譚、「ハンガーケーム0ゼロ」。「ハンガーゲーム」は既に完結になっているのでそのプロローグってとこですね。物語は前4作品の64年前。当然、可憐な闘志ジェニファーローレンス演じるカットニスエバディーンはまだ生まれてもいません。主人公はヒロイン、カットニスの宿敵、独裁国家パネムの大統領コリオレーナス・スノーの若き日が描かれます。いかにして彼が冷血漢スノー大統領になったかその「きっかけ」が描かれています。と言ってもこのシリーズ、本国アメリカでは大ヒットを飛ばしたものの日本ではイマイチやったかなー。第一作の「ハンガーゲーム」がアメリカで4億㌦超え(当時のレートで500億円くらいかな)、対して日本では4億7千万円止まり。第二作の「ハンガーゲーム2」はアメリカで7億7000万㌦(920億円くらいかな)、日本で2億8千万円止まり。第三作は前編、後編の2部作になっており前編の「ハンガーゲームFINALレジスタンス」ではアメリカで7億5000万㌦(900億円程度)、日本では2億円止まり、後編の「ハンガーゲームFINALレボリューション」に至ってはアメリカで6億5000万㌦(780億円程度)、日本では1億円止まり。まあ人口がそもそもちゃうし一概には比べられへんねんけど、そこまで話題にもなりませんでした。自分はそこそこよかったと思いますけどね。なんでかってえとその前に日本では類似作品がヒットしてました。そう、深作欣二監督の「バトルロワイヤル」です。まあ、若者が殺し合いをさせられると言う点がそっくりで一時、盗作騒ぎまででました。本作はカットニスの宿敵だったスノー大統領のダークサイドへ落ちるターニングポイントです。

独裁国家パネム。一部の富裕層がこの国を牛耳り12地区に分けられた下層階級では毎年各地区から2名づつの代表者を選び殺し合いをさせそれを中継し国民の欲望を満たすと言う「ハンガーゲーム」が行われていた。第10回の記念大会を盛り上げるためエリート養成アカデミーの成績優秀な学生たち24名が選ばれ各プレイヤーたちの教育係として充てられると言うシステムが導入された。24名に選ばれたアカデミーの学生コリオレーナス・スノーは軍人の家系であったが父を反乱軍との大戦で亡くし、後を追うように母も亡くし、従姉のタイガレス、そして祖母と暮らす生活はどん底にあった。彼はゲームの優勝者の担当に送られる「プリンツ賞」の賞金を生活と自らの学費に充てようと思っていたのだが、担当となったプレイヤーは最下層の12地区から出場する少女ルーシーグレイだった。ひ弱い彼女に勝ち目はない。だが彼女の歌声は周りの人々を魅了した。スノーはなぜか彼女の歌声が武器にならないかと考える。

ゲームメーカーはパネムの兵器開発担当者のヴォラムニアゴール博士、そしてアカデミーの学生部長キャスカハイボトム。二人の監視下で準備は着々と進んでいた。スノーはルーシーに力をつけさそうと隠れて食べ物や武器となる違反の毒を運ぶ。ルーシーはアカデミーのスノーを嫌っていたがなんとか彼女を生き残らせようとするスノーと惹かれあうようになる。準備が着々と進められていく中、ゲームの会場が反乱軍の攻撃に会い破壊される。そんな中、アカデミーの有力者の息子が大けがをする。スノーは間一髪のところルーシーに救われたが会場は破壊されたままゲームが始まった。一日のうちに一人また一人と倒れていくが予想に反してルーシーは辛うじて生き残っている。だがゲームの途中でアカデミー有力者の息子が死亡したとの報が入る。激怒したゴール博士は会場に大量の毒蛇を放つ...。

 

このパネムと言う国家、モデルとしてはアメリカのなれの果てだと言うことでしょう。原作者スーザンコリンズが描く世界は完全なる差別社会。「バトルロワイヤル」は日本が当時抱えていた「校内暴力」の果ての日本社会。方やこちらは「差別社会」の果ての世界であって。類似って言ってもスタンスや主張が違います。映画界が未来を描くとき必ず暗い世界観となってしまうのは現代に生きる我々の戒めだと思います。一見、残虐非道な世界が繰り広げられていますが観ている者に対する刺激やカタルシスだけではなく我々はそう言うところを感じ取ってみたいもの。まあ深作監督の人気シリーズだった「仁義なき戦い」シリーズもそう、銃撃戦や刃物振り回して血がドヒャ―ってシーンで快感を覚えるだけではなくいかにしてアウトローは生まれるのか、反社って実際どうなん?。もとはと言えばこの人らだって戦後、無法地帯だった日本を守ろうとした人もいたんじゃないのとかそういう考えを持ってみてほしいですよね。暴力、バイオレンスは人間の意識の極限状態の中から生まれます。サバイバルなく生きていけるなら人間どんな幸せか。なにも相手を殺す、傷付けるだけが暴力ではありません。相手を憎む、それだけじゃなく生き残るためにも傷付けなければならない時もあります。今は戦国の世ではありません。切った張ったの世界はご法度。それでも人は人に酷いことするんやなあ。「ハンガーゲーム」も「バトルロワイヤル」も警鐘です。ただのハラハラドキドキのバイオレンス映画として観るのではなくそういう側面も観てみたいものですわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和6年の元旦。本来なら「あけましておめでとうございます」やけどとてもそんな気分にはなれない幕開けです。能登半島で起こった震度7の地震。はたまた現地に物資を運ぼうとした海保の航空機と日本航空の旅客機が衝突、日本航空の乗客乗員は無事に脱出したものの海保の隊員5名の尊い命が奪われました。なんでこんな事ばっかし起こるんや?コロナが空けてみんな、さぁっていう時に神様って言うのはおらんねやな。

震災により亡くなられた方々、海保の隊員の方々心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

我が社もどん底の辛酸をなめている中、こんな心境でどうかと思いましたがやっぱり映画館へ足を運びました。監督リドリースコット、主演ホアキンフェニックス、「ナポレオン」。なっかなか映画に集中もできんけどね。一言でいうと「衰えたかな、リドリースコット」です。主演がホアキンフェニックスでどんなナポレオンボナパルトを見せてくれるのか大いに期待したんですが。どうなんやろな―、自分は何を期待してたんやろなあ。冒頭、フランス革命のクライマックス、マリーアントワネットが断頭台の上へ上るシーンから始まります。いきなり首が落ちる!王妃の首が高々と持ち上げられる。R12指定、さすが良きにつけ悪きにつけのリドリースコット!生々しくリアルです。キリスト教が主体の国ではホラー映画以外はあんまり首は飛ばんのやけどね。

1793年、フランス革命において王妃マリーアントワネットが断頭台に上る中、囃し立てる民衆の中に冷めた目で見つめる一人の将校がいた。ナポレオンボナパルトである。彼は祖国フランスが革命で揺れ動く中、一気に出世街道を駆け上がっていったのである。混乱の中、フランスはイギリス、スペインなどの諸外国からの干渉を受けていた。諸外国からの支援を受ける王党派はその資金力で南部の都市トゥーロン港に大砲を抱えていたが、ナポレオン率いる隊が夜襲をかけ大砲を奪取。たちまちのうちにトゥーロンを占領。その勢いに乗じて国内の王党派を制圧。彼は将軍、総司令官へと上り詰めたのである。そんな中、ナポレオンは一人の未亡人ジョセフィーヌと出会う。夫は処刑され子供を抱えていた彼女とナポレオンは結婚。だが、野心家で奔放な彼女はすぐに若い愛人を作り、ナポレオンが戦場に赴いている間、逢瀬を重ねた。フランスの内乱を治めた後はイタリア遠征、エジプト遠征と戦場では連戦連勝のナポレオンであったがジョセフィーヌの不貞を部下から聞き、エジプト遠征の途中でパリへ帰ってくる。ジョセフィーヌを激しくなじり、追い出そうとしたが涙を流しすがるジョセフィーヌの姿に思いとどまる。だが彼女は跡継ぎを作るためだけの存在となり二人の関係は冷え切ってしまう。その頃ナポレオンは遂に軍人の枠を超え皇帝の座に就くまでに上り詰めた。ナポレオンの名を残すためには跡継ぎだけが必要だったのである。

かつて他国からの干渉により揺れ動いていたフランスであったが今ではナポレオンの存在により他国の侵略と征服を繰り返すヨーロッパ全土を脅かす強国までになっていた。だがロシア遠征での失敗の後、彼の勢いにも陰りが見え始める。一度は失脚しエルバ島へ流されるが島から脱出、政権を取り戻す(ナポレオン百日天下)。ナポレオンはワーテルローでイギリス、オランダそしてプロイセンの連合軍との戦いに臨むがかつての軍神のごとき力は残っていなかった。

 

フランスへ添乗に行った時、ルーブル美術館で「ナポレオン戴冠式」の絵画を見ました。この絵はルーブルの目玉ですよね。本作で描かれた「戴冠式」がそっくりだったのかものすごく印象に残っています。しかしこの作品自体ナポレオンの何を描きたかったのかどうも不明瞭に感じます。ホアキンもなんか釈然としない演技。そんな感じがしましたね。カリスマ性、あるいはもっと異常性を演じてほしかったのかもしれません。リドリースコットやなあ、と言う映像は冒頭でお話ししましたマリーアントワネットの「首」のシーンだけ。良きにつけ悪きにつけね。

トラファルガーの海戦なんてナポレオンの人生、戦歴においてもっと大事やと思うんやけど描かれてたあ?オレ寝取ったんかなあ?ネルソン提督なんて出てたあ?こんなんのやりとり、軍事作戦なんて期待してたんやけどなんか空振り。けどそこまで懇切丁寧に描くと尺がもっと長くなってまうわなあ。それだけこの人の人生って波乱万丈が凄すぎるっていうことかあ...。