音が軽やかに跳ねてますね。春に聴くのにぴったりじゃないですか⁉
Serphという電子音楽家です。
「Reliq」という名義(本人曰く「別人格」)でも活動されているとのこと。
私はどちらも全く知りませんでした。
素顔も本名を明かしていないし、メディアにも出ない。そりゃ、知るわけもない。
電子音楽というものに対して、ここ数年どうも及び腰だったかもしれません。
なんというか、二極化してしまってる気がしたんですよね。
極端に安っぽいもの(EDM)と、極端にストイックなもの(実験性強すぎなヤツ)といった具合に…
中途半端な私はどっちにも寄りつけず、ジャンルそのものに距離を置くようになりました。
Serphの音は、他の人も指摘しておりましたが、レイ・ハラカミの音を受け継いでいると感じます。
あとは、ワールズエンド・ガールフレンド(WEG)とかですかね。
本来趣味性の強い(好きな人しか愛せない)「電子音楽」というジャンルを
ポップにくるんで素人ユーザーに提供してくれる存在。
具体的に言えば、ハラカミはくるりや矢野顕子とコラボをし、
WEGは是枝裕和監督の映画音楽を手掛ける(←『空気人形』という作品です)。
無機質なはずの電子音を「暖かい」と感じさせてくれる、稀有な才能。
Serphは現在のエレクトロ・シーンの新しい可能性となるのでしょうか、突破口となるのでしょうか?
少なくとも私は、昨日初めてSerphを聴いた後、
思わず昔買ったフライング・ロータスを聴き直してました。
こんな感じでいろいろ好き勝手に紹介しております。
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