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バスを乗り継いで2時間くらい。バースに着く。

バスでバース。バースのバス・ステーションへ。英国人には理解不可能のだじゃれ。

街を歩く人と目が合ったら挨拶しあうのが、グラストンベリーのよいところだった。バースは都会なんだなと思う。もう、グラストンベリーが懐かしくなってしまった。食傷気味だったオカルト・ショップも、まったく見かけないとなると寂しい。

宿はB&B(ベッドと朝食)なのだが、とてもサービスがいい。何より部屋でネットが使えるのがいい。部屋の中に、お茶のセットがあって、ビスケット付き。考えてみたら当たり前のサービスが、とてもうれしい。この後、ロンドンに行くのがちょっと、いやになるくらい。

相変わらず朝食をしっかり食べているので、4時ころにお昼を食べる。ベジタブル・パスタというのを食べたけれど、要するに肉抜きのチーズ固めマカロニ。最初の何口かはおいしいけれど、もう少しカロリーを抑えたさっぱりなベジタリアン料理のほうがいい。明日はサラダ中心の食事を食べよう。

帰りに近くのRoyal Crescentという三日月型の建物を見たが、ガイドブックに載っているような写真をここに掲載してもしょうがないので、掲載しない。

ということで、今日のブログは写真なし。実は写真を載せるのは、けっこう面倒くさいので、手間が省ける。

結局、この日は、宿のお茶セットのクラッカーを食べながら、仕事をし、1日2食の日になる。これくらいが健康にもお財布にもいいような気がする。

***

やっぱりあとから考え直して、写真を載せようと思う。以下、まとめて。

宿から見える馬とトーア
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修道院のお土産みたトールのTシャツ。どうしてもハードロック風になってしまう。ペイガニズムとハード・ロックやヘヴィ・メタルとのつながりにも気を配りたいものだが、どうしても音楽的に趣味じゃないのでそのままになっている。
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新しい宿。きれいで快適。
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ロイヤル・クレセント
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4月17日
明日の朝早く出発なので、宿の管理人に支払いをする。

別れ際に軽く会話する。

管理人は、もともとグラストンベリー出身の人間ではない。とうとう僕は、地元住民と会話することがなかったことになる。去年の夏からここにいる。その前にゲストとしてここに滞在してヒーリングを受ける。その後、レイキなどのヒーラーとなって、ここで働くようになった。グラストンベリーは特別な場所で、強いエネルギーを感じるという。変わった経験はないかと尋ねると、あまりにも多すぎて言えない、と答えられた。立ち話なので、具体的に突っ込むことはしなかった。地元住民との付き合いはほとんどなさそうだ。ここに来るゲストについてどう思うかと尋ねると、ほとんどがスピリチュアルな関心を持っている人だ、と答えられる。そういう答えじゃなくて!と思うが、この人はこういう人である。グラストンベリーの他のヒーラーについては、少数の良くないヒーラーもいるが、それはほんの少数。ほとんどのヒーラーはとてもよい、と評価している。

立ち話でなければもっと会話したいと思うが、何しろ、ぶっきらぼうで英語が聞き取りにくい人なので、この辺で切り上げた。これまでの付き合いが管理人としての付き合いでとてもビジネスライクだったこと、とにかく気が利かない人なのでもともと会話に期待していなかったことも大きい。

仮に明日出発前に何か突っ込むことがあるとしたら、やはり、何か一つでもいいから特別な経験があったら話してほしいということだろうか。

街に出かけ、ショップの訪問。本屋を中心に見る。品揃えに関しては、大した発見はない。どこも同じようなものだ。しかし、Speaking Treeという本屋は、本の冊数が多いのと、バーゲン品が安いのとで、ついほしくなってしまった。しかし、重くなるので我慢。「買いた~い!」という心の叫びを押し殺して、書名をメモした。しかし、日本で普通に取り寄せた場合の半分以下の値段であろう。

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ツーリスト・インフォメーションのショップガイドを入手した。ほとんどの店はHPを持っている。これなら、いちいち店の様子をメモして歩く必要はない。店内の撮影ははばかられるし。日本との違いは、ペイガンが多いこと、そして仏教も。しかし、仏教はオランダほどではない。

お土産も何となく気にしていたが、どうしてもペイガンものやオカルトものに手を出す気になれない。キリスト教の天使関連のものを修道院ショップで買った。

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これもけっこうかさばりそうだけど。

帰りにいつも通っている、羊が放牧されている空き地(公共の歩道となっている)を少し登って見る。これもちょっとした丘になっている。木に、丸い木枠が付いており、古びた色とりどりのリボンがついている。去年のメイポールで使ったものだろうか。(メイポールとは5月1日におこなわれる儀式のことである。)

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と、のほほんと眺めていたら、翌日、修道院ショップの絵はがきで、これが有名な木だということを知る。アリマテヤのヨセフが杖を指したらサンザシが生えてきたということで、グラストンベリー・ソーンと呼ばれている。この丘は、Wearyall Hillというらしい。それにしても羊の糞だらけ。ちょっと疑問なのは木が2000年近くも古いことになるけれど、とてもそんな古そうには見えないということ。常識的に考えれば、植え替えているということになるだろう。

振り返るとトーアが見えた。

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今日は曇っているので、写真写りは悪いが、雰囲気が出ている。

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もう、あれを登ることもないだろう。

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人通りのない何気ない景色。いつも、ここで日本にもありそうな景色だなと思う。地面のアスファルトと雑草だけを見れば、まるで日本だと思う。その瞬間、多分日本を思い出しているのだろう。あとで、ここで写真を撮っておけば、そんな風に思っていたのだということを思い出して、懐かしむことになるだろう。そう思って写真を撮る。

すべて放り出して、日本に帰ってしまいたいという気持ちにもなる。と同時に、ここに戻って来ることはもうないだろうと思うと、それも少し寂しいと思う。

宿から見える馬、もしくはポニー。

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夕食は、宿にあったベイクト・ビーンズのトマトソースの缶詰めとスーパーで買ったツナ缶でまたもやスパゲティ。ちょっと胸焼けがした。

さて、感傷に浸っている暇はない。グラストンベリーの総括をしなければと思う。が、そんなことできるわけない。コピーで持ってきたマリオン・ボウマンや、エイドリアン・イヴァキフの文章をぱらぱらとめくる。結局、事実的なことに関しては、イヴァキフを読めばよいと思う。

イヴァキフを読んでいると、今まで断片的に入ってきた情報があらためて整理される。この本は重いけど、やっぱり一冊、コピーじゃなくて本で持ってくれば良かったと思う。
Adrian Ivakhiv, Claiming Sacred Ground: Pilgrims and Politics at Glastonbury and Sedona (Indiana University Press, 2001).

プリンス&リッチズは、ずばりグラストンベリーのニューエイジについて一冊まるまる当てているが、少し冗長な感じがする。しかし、色々な声の引用は面白い。
Ruth Prince and David Riches, The New Age in Glastonbury (Berghahn Books, 2000).

ボウマンのローカルとグローバルの関係性についての考察は、僕の問題意識と重なる。各地のニューエイジ&オルタナ・スピリチュアリティにおけるローカルとグローバルの比較的考察という問題意識である。
Marion I. Bowman, "Ancient Avalon, New Jerusalem, Heart Chakra of Planet Earth: The Local and the Global in Glastonbury," NUMEN, Vol 52 (2005), 157-190.
朝方、同宿だった日本人の方が出発する。

昨日は、宿のメタトロニック・セラピーを受けたが、何にも感じず、寝ながら聞くCDがうるさくて集中できず、宿の2階からは宿に住んでいる子どものヒップホップのようなロックのような音楽ががんがんかかってうるさくて、散々だったようである。

また、今朝方早くトーアに登り、上で瞑想したようである。しかし、これといって気づきやメッセージのようなものは感じなかった。僕は、場所に行ったことの意味は、ずっとあとになってから分かることもあると言って慰めた。また、昨日登ったとき降りる途中で「Just the way you are」というメッセージを受け取ったとのことなので、それを大事にするといいですね、と励ました。

その方は、レイキをやっている人なので、試しに受けてみる。非接触型のレイキだが、たしかに頭のほうに何かを感じる。僕は、レイキのアチューンメントは受けていないが、何となく自分にも出来ると言う気持ちが湧いてきたので、試しにやってみると、身体の内側から暖かくなる、という感想をいただいた。

日中は、ずっと仕事をする。発表レジュメの概要の半分の英語化が終わった。厄介なのは資料の英語化である。

夕方6時ころ、といってもサマータイムなので、まったく明るいのだが、久しぶりに晴れたので、トーア(丘)に登ってみる。

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その後、夜は、こちらに滞在している日本人の方とお会いした。22歳のころからインドに行き、イギリス人のパートナー(といっても結婚はしていないらしい)が妊娠したので、イギリスに移住した。しかし、国籍は持っていないので、ときどき日本にも帰っている。グラストンベリーに来た理由は、パートナーが決めたとのこと。その理由は、旅行者が多いからというものだ。溶け込みやすいということと、ビジネスに適しているという実利的な理由からである。そのパートナーの方は、グラストンベリーでも唯一と言ってよいブティックを経営している。今回お話を伺った人もオリジナルのデザインのメンズものを出しており、この日も着ていたのだが、むちゃくちゃかっこよかった。和服の襟元とVゾーンの雰囲気を洋服に取り入れ、素材はシルク。ほしくなったが多分高いのだろう。

この方は、グラストンベリーという土地に特別な思い入れがあるわけではない。僕が最初「聖地に対して人が感じることを調べている」というと、「グラストンベリーが聖地??」という反応を得た。

この方の印象では、グラストンベリーに入る人たちはヒッピーが多く、ノリが軽すぎる。こちらの人間は言うことは美しいが、行動がともなわず信用ができない。マリファナなどのドラッグが当たり前になっている。ロック・フェスティヴァルでも店を出して寿司を売った経験があるが、自分ばかり働いてスタッフが麻薬をやっているということもあった。

この方自身は、どちらかと言えばスピリチュアルな人と言ってよい。インドの精神世界にあこがれて、瞑想をしたり、ヨーガをしたりする。メインはインド音楽で笛を吹くそうだ。

本当のヒッピーはもっと勤勉に自給自足を目指すタイプだという。地域の人との関係はそれほど持っていない。それよりも、子どもの世話で時間をとられている中、少しでも、一人で音楽をやる時間を持ちたい、と思うそうだ。

グラストンベリーに外から移住してきた人は、地元の住民とそれほど関わりを持たないし、関わりを持たなくてもやって行ける雰囲気の場所になっている。他のヒーラーやサイキックにも聞いてみたい。

それにしても、海外でスピリチュアルな世界をのぞいてみると、どうしてもドラッグの問題が出てくる。僕が今まで日本で触れてきた人は、これらのものに対して無縁な人ばかりであった。しかし、こちらに来ると、不思議な世界への興味とドラッグへの誘惑が隣り合わせになっているということが分かる。

イギリスにはニューエイジ研究者がたくさんいるが、ドラッグの問題を扱っている人があまりいない。グラストンベリーでは、堂々と吸引器を専門に扱っているお店がある。もちろん、マリファナは非合法である。しかし、捕まえ出したらきりがないのでほとんど黙認状態になっているようだ。

ニューエイジ研究者にこれから何人か会うことになるが、彼らにドラッグについてどう思うか、聞いてみようと思う。

また、明日はいよいよ最終日なので、ショップもリサーチしてみようと思う。