皆様こんにちは!
現役歯科衛生士リリです。
日々の診療の中で、患者さまから良く受ける質問や
知っている人だけが得をする情報を発信しています
癒合歯とは・・・
本来1本ずつ生えてくるはずの歯が
2本くっついて生える歯のことを言います。
乳歯の下の前歯に出現することが多く
まるでハート型のように、左右対称なことも少なくありません。
その出現率は、乳歯では3〜4%、永久歯では0.3%と言われています。
癒合歯の原因
はっきりとした原因は解明されていませんが
胎児の時に、乳歯の芽が作られる際に
くっついたまま発育してしまった・・・と考えられています。
癒合歯は、悪いものではありませんので
無理にレントゲンを撮ったり
何か処置をするという必要はありません。
癒合歯のリスクと対応策
歯が生え変わる5〜6歳の頃に
レントゲンを撮影して、乳歯の根の先を確認します。
通常は、永久歯が乳歯を押し出して抜けるのですが
癒合歯は、1本の根っこしか押されないために
乳歯がなかなか抜けずに
永久歯が異常な場所へ生えてしまうことがあります。
そういった場合には、乳歯を抜歯して
永久歯が正しい位置に生えることを、確認する必要があります。
また、永久歯の数が足りないことも心配されます。
歯がくっついているので
2本の間にある溝に汚れが溜まりやすく
虫歯のリスクが高くなります。
シーラントなどの予防処置をすることで
虫歯から歯を守ることができます。
「シーラント」などの、歯医者さんで受けることのできる
予防処置についてはこちらに詳しく載せています。
あわせてご覧いただければ幸いです。
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現役歯科衛生士リリ