チームとしての一体感を。
4月23日からタイで開催されていた女子野球アジアカップが終了した。自分はカンボジア代表の監督補佐の役割で試合中はベンチ入りした。
これまで過去大会では1人のライターとしてスタンドから試合を見ていた。しかし、今回は実際にベンチに入って、試合中のベンチワークを時下に体験しながら現場にいたのだ。
しかも、日本ではなくカンボジアという異国の代表チーム。日本ならこのようなことはしないだろう、という場面が多々あった。
例を挙げるならスタメン発表。
前日、もしくは当日朝にするものだと考えていたのだが、試合開始の約10分前に行っていた。実際は試合開始の監督、コーチ、選手紹介のアナウンスが始まる直前の場面だった。
他を挙げるとすれば、道具の準備。
今回のチームの役割分担としては、日本人は試合中の采配と戦略サポートが主であり、その他はカンボジア人が中心となってチーム運営を行うことになっていた。
試合当日になってバットやヘルメットが足りないという事態に陥り、他国から道具を借りて試合に臨むこともあった。この事態はカンボジアだけではなく、パキスタンや他の国での同様の事例があった。
急に試合中にベンチに入ってきて「ヘルメットを貸してくれないか」と頼んできたりしていた。なかなか、日本ではこのような場面はない。
そして、試合になると不可解なプレーも多く、急にホームスチールを敢行したり、守備時にランナー二塁の場面で二遊間が極端な前進守備をしていて、ベースがガラ空きだったことも。
試合中は日本人が采配や戦略担当すると決めていたはずだが、選手の自己判断か、もしくは同じくベンチ入りしていた連盟会長の指示により、いつの間にか走っていたこともあったのだ。
これらは一言でいえば、現場のコミュニケーション不足と言わざるを得ない。今回で学びになったのはお互いの考え方を理解し、チームとして考え方を統一させる必要性だ。
こうしてチームとしては困難なことがあったものの、大会結果としては、5試合で1勝4敗の8ヶ国中7位だった。
共に国際大会初出場となったイランを相手に23-13という約4時間ゲームを制してカンボジア女子野球、歴史的初勝利を挙げた。











