STAND UP TAKE ACTIONオフィシャルブログ -28ページ目

それぞれが何かを感じたメインイベント第2部

ボランティアのひらきです。

2011年のメインイベントは、音楽ライブ&パレードからなる第1部と、
ゲストを招いてのパネルトークからなる2部構成です。
10月15日(土)の午後の時間帯に、東京・表参道で行われました。

屋外での第1部を経て、第2部の会場である国連大学のウ・タントホールへ。
パネルトークのテーマは、「震災をとおして見えた世界と日本」です。

津波で大きな被害を受け、現在地域の振興に向け尽力されている
宮城県・石巻市の亀山紘市長からの、スタンド・アップに寄せた
あたたかいメッセージとともに、第2部ははじまりました。

$STAND UP TAKE ACTIONオフィシャルブログ


冒頭の同じく被災地である岩手県の不来方(こずかた)高校から
来ていただいた生徒さん2名のスライドを使った発表を聞いていると
胸に込み上げてくるものがあり、自分にもできることがあるはずと、
深く考えさせられてしまいました。

続けては、サッカー元日本代表の北澤豪さん、絵本作家の伊藤恵美子さん、
スリランカよりはるばるお越しいただいたバサンタカラさんによるトークセッション。
丹羽さんのテンポの良いナビゲートで、それぞれの観点から見た震災、震災後、
そしてこれからを語っていただきました。

$STAND UP TAKE ACTIONオフィシャルブログ


コミュニティ再建のリーダーであるバサンタカラさんは、主に女性の参政権に、
伊藤さんは放射能から子どもを守ることに対する保護者と周りのあり方に、
北澤さんはサッカーを通じての支援に、それぞれ重きを置いて話されていました。
参加者のみなさんは熱心に頷いていて、それぞれの立場から共感できる部分が
あったのではないでしょうか。

また、北澤さんが最前列に座って聞いていた小さなお子さん2人に、
壇上から目配せしたり笑いかける姿がとても印象的でした。

そして最後は、ゲストと参加者全員が思い思いの「テイクアクション」を胸にスタンドアップ!! 
ことしのメインイベントも無事、締めくくられました。

$STAND UP TAKE ACTIONオフィシャルブログ


私のテイクアクションは「動く→動かす」にあやかって(笑)、「知る→伝える」。
正直、スタンドアップに参加するのは今回が初めてですが、これを大きなきっかけに、
まずは小さなことからでもよいので、自分にできることから始めよう! 
そう思った初めてのスタンドアップでした。

(ボランティア・ひらき)



二人の話にじっくり耳を傾ける:「世界からスタンドアップ」イベント

14日は、夕方から東京・飯田橋の「東京しごとセンター」で、シンポジウム「世界からスタンド・アップ!」。来日中のスリランカのバサンタカラさん、南アフリカ共和国のママローズさんのお話を東京でじっくり聞けるよい機会です。

会場には、「石巻国際まつり」を共催・協力したオックスファムや、南アフリカ共和国のジョハネスバーグ近郊でエイズ問題に取り組むグループ「ニバルレキレ」などが、スリランカや南アの写真をたくさん展示。カラフルな会場になりました。「ニバルレキレ」はお菓子やお茶も提供。おかげさまで、シンポの会場は一息つける空間になりました。

ママローズさんも、バサンタカラさんも、日を追うごとに、スピーチのメッセージが濃いものになり、インパクトも強くなっていきます。ママローズさんの「みんなでつながれば、何事かを為せる。バラバラだったら、何もできない。今こそ立ち上がり、行動しよう!」というメッセージは、世界の貧困をなくすために立ち上がろうという「スタンド・アップ」の精神と響き合っています。

第2部は、バサンタカラさんとママローズさんの二つの班に分かれて、じっくり質疑応答できる「車座トーク」。たくさんの質問が出て、討議も活発に行われました。

STAND UP TAKE ACTIONオフィシャルブログ-車座とーく

最後に、スタンド・アップの時間です。今回は、バサンタカラさんの母語であるタミル語、ママローズさんの母語であるストゥ語(レソトや南アに在住するストゥ人の言語)、英語、日本語の4つの言葉で「スタンド・アップ」。それぞれ以下のようになります。

◎タミル語:イッポードゥ(今) エルンブヴォーム(立ち上がろう)

◎ストゥ語:エマ(立ち上がり) ンカ(しよう) ブハト(行動) ホナジョワリ(今) 
 Ema Nka Buhato Honajowale

ということです。

英語は「スタンド・アップ、テイク・アクション・ナウ」、日本語のスタンド・アップは、石巻の仮設住宅でのイベントでみんなで決めた「えい、えい、おー」を入れて、「今、立ち上がろう。えい、えい、おー」にしました。

ということで和やかに世界の貧困をなくす決意を込めてスタンド・アップ。イベントを締めくくりました。

東京で記者会見と国会議員勉強会

石巻国際まつりを終えて12日に東京に戻ってきたバサンタカラさん、ママローズさん。今日は一緒に石巻に行ったイブラーヒームさんと一緒に、午後2時から日本記者クラブにて記者会見、午後4時からは国会議員勉強会と、大忙しの日になりました。

$STAND UP TAKE ACTIONオフィシャルブログ-記者会見

日本記者クラブでの記者会見には、主要な新聞社・通信社など二十数人のジャーナリストが参加しました。まずバサンタカラさんが、スリランカでの津波からの復興について発言。いきなり津波がやってきたため、逃れることもできず、多くの死傷者が出たそうで、とくに、民族衣装であるサリーを身に着けた女性たちは動きが取れなかったこともあって、より多くの被害を受けたそうです仮設住宅の訪問活動を熱心に行ったバサンタカラさんは、日本の仮設住宅を見て、スリランカでの延々と続く復興への取り組みを思い出したようです。

次にママローズさん。子どものころから3回性暴力を受け、その結果、HIVに感染したという自分のライフヒストリーと、被災した人々がおかれている厳しい状況とを重ね合わせたうえで、自分が「変わる」きっかけになった、ジョハネスバーグ郊外のオレンジ・ファームというタウンシップ(旧黒人居住区)への移住について話しました。そこで多くのHIV陽性の女性たち、性暴力を受けた女性たちと会ったことが、HIV陽性者の自助グループ「レット・アス・グロウ」設立への大きなきっかけとなりました。自分たちは犠牲者ではなく、サヴァイバー、生存者なのだ、だから立ち上がって精一杯生きよう。「みんなでつながれば、何事かを為せる。立ち上がり、行動しよう」とママローズは呼びかけました。

最後にイブラーヒームさん。イラク最南部の大都市バスラで子供たちの保健、とくに小児がんのケアにあたっている彼は、イラクのこの貧困が、国際社会の決断によって始められた経済制裁と戦争によって生じたのだと述べました。「ミレニアム開発目標の第4目標は、子供の死亡率を下げる、というのがある。イラクでは子ども1000人に対して120人が5歳未満で亡くなる状態だ」イブラーヒームさんのメッセージは、大国はその力でこうした悲劇を生み出すのではなく、平和を作り出すために努力すべきだと述べました。

STAND UP TAKE ACTIONオフィシャルブログ-イブラーヒーム記者会見


記者会見のあとは急いで国会へ。国会議員勉強会「震災復興と国際協力を考える」には、十数名の国会議員が参加しました。こちらも実のある内容となりました。出席した国会議員のコメント、スピーチでは、我が国が震災の被害を受けたからこそ、国際協力をやめるのではなく、強化する必要がある、との意見も表明されました。

明日は東京・飯田橋の東京しごとセンターでシンポジウム「世界からスタンド・アップ」。ママローズさんやバサンタカラさんから、じっくりと話を聞くチャンスです。ブログにもぜひご注目ください。