元東洋Sフェザー級チャンピオン勝又行雄(不二)氏が開設した、『勝又ボクシングジム』が50周年記念興行を開催。1961年(昭和36年)、東洋Sフェザー級王座を奪取した勝又選手へ贈られた後援者からのお祝いはなんと家一軒。
「子供と家がいっぺんに出来てしまって、にわかに大人になったような気持ちです」と語っていた行雄氏は、健康上の理由で会長職を子息の洋氏に譲っていたが、この日は元気な姿を会場に見せた。
現役引退後は自らが果たせなかった世界の夢を、元甲子園球児・歌川善介選手に注ぐ。二人三脚で東洋フェザー級王座を奪い、世界2位までランクを上げた歌川選手は、74年ロサンゼルスでルーベン・オリバレス(メキシコ)とWBA世界フェザー級王座を争ったが、世界の夢はかなわなかった。
現在は勝又ジムでトレーナーを務める歌川氏から、初代会長へ花束の贈呈。なんだか、お互い照れくさそうですね。('-^*)/
続いて現役選手を代表して長井祐太選手から。
そして亀田プロモーション代表も務める亀田興毅選手からも花束が贈呈された。
自民党東京都連合会副会長、大西英男氏からのお祝いの言葉。ご子息が勝又ジム所属のプロ選手だったのだそうです。
花束を抱えるのは洋会長。後楽園ホールは満員。メインには元WBA世界フライ級王者亀田大毅(亀田)選手が出場。セミファイナルには、勝又ジム期待のWBC世界フライ級15位ウォーズ・カツマタ選手が出場。世界前哨戦のリングに立った。
日本へホームタウンを移してから5連続KO中。17勝(15KO)5敗の28歳は、WBC世界Sフライ級チャンピオン佐藤洋太(協栄)選手のスパーリング・パートナーを務め、この試合に備えた。
「パンチは半端じゃないっすよ!」f^_^;
対戦相手はWBC世界フライ級12位オスカル・ブランケット(メキシコ)。31勝(22KO)4敗1分の27歳。
トレーナーは、亀田和毅(亀田)選手と同じルーベン・リラ(メキシコ)。
熱戦が期待された。
カツマタ選手がジャブ(「普通の人の右ストレートっすよ」)を突く。
その瞬間ブランケットは左へ動きざま左を合わせた。
次の瞬間カツマタ選手はキャンバスへ落下。
衝撃の決着。
第1ラウンド33秒KO。
思わぬ?一発KOに喜びを爆発させるブランケット。
「まともに撮れたのはウォーズのジャブ1枚だけです。まさか、あんなことになるとは」(^^ゞ
前日のオルティスvsロペス戦 のロサンゼルスから後楽園ホールへ直行した山田純夫氏もビックリ!
衝撃的敗戦にガックリと肩を落とすカツマタ選手。
悔しさに顔がゆがむカツマタ選手を、勝者ブランケットが慰める。
一発の怖さをまざまざと見せ付けられた試合でした。
「ウォーズ、いいやつだよ」('-^*)/
捲土重来。巻き返しに期待したい。
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