井岡一翔 WBC世界王座返上! | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

JBC森田健事務局長が、「勝者は試合から10日以内に、WBCかWBAのタイトルのいずれかを返上することになります」と発言したのは、世界ミニマム級王座統一戦計量時の6月19日。八重樫 東 (大橋)選手を破り、WBA、WBC二つのベルトを手に入れた井岡一翔(井岡)選手は、WBC王座を返上した。


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JBCトップ「世紀の一戦」で大失言(東スポWEB)


これは、一部メディアが「勝者はWBAのスーパー王者になる」と報じたことに対して、「それはありません」ということの修正だったのだが、一般にはわかりにくい。


ともかく井岡選手はLフライ級に階級を上げ、無敵王者WBA王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)をターゲットに2階級制覇を目指す方向だ。ファンの皆様のご意見は賛否両論ありますが、日々厳しいトレーニングを積んでいる井岡選手の、「強い相手とやりたい」気持ちは理解できる。


「ロマゴンに勝てば、原田さん、具志堅さんになる可能性もありますね」('-^*)/


若い井岡選手は、まだまだ成長過程。もっと強くなるに違いない。


ともあれ、王座剥奪が聞かれなくなった世界プロボクシング界で、”王座返上”は稀なケース。しかし、その表向きの理由がA、C、両団体共、「次戦で指名試合を求めているから」という補足は、いまいち説得力に欠ける。


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特に指名試合の定義はどこにあるのかと疑う他ないWBAは、つい最近もフライ級正規王者エルナン・”タイソン”・マルケス(メキシコ)と、暫定王者ファン・カルロス・レベコ(亜)戦を指名戦とし、パナマ本部での入札を公表したが、直前に”選手権委員会の決定”により取り消し。


マルケスは、今年2度目のノンタイトル戦を7月14日(現地時間)メキシコ・クリアカンで、フェルナンド・ルマカド(比)相手に行い、勝利したあかつきには、WBO同級王者ブライアン・ビロリア(米)との王座統一戦を画策している。


入札取り消し後、正規王者にレベコ陣営との交渉継続を訴えているWBAだが、それなら自ら入札を取り消したのは、「なんだんねん」と突っ込まれても仕方ない。今後の成り行きに注目。


さて、強すぎて相手がいない感のある32戦全勝(27KO)のロマゴン。対戦実現は条件次第と見る。しかし、実現したら凄いカードです。楽しみです。


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