辰吉ボコボコ・45才横田・武本世界挑戦 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

リング復帰を目指しタイ合宿敢行。ジムからスパーの許可が下りた辰吉丈一郎(大阪帝拳)選手だったが、公開されたスパーの出来は今一だったらしい。厳しい記事が並んだスポーツ紙。

吉井会長 改めて辰吉に引退勧告 (デイリースポーツ)
辰吉ボコボコ、現役続行の1次試験不合格 (日刊スポーツ)
辰吉、現役続行希望もスパーリングでグラつく…BOX (サンケイスポーツ)

ボクサーとしての定年37才を迎えた辰吉選手。ボクシング界の大功労者である。体がOKであるならば頑張ってほしいが、どうなんでしょうか。ライバル・ウィラポンは今年39才になる。

15日後楽園ホールで試合を行なう横田広明(横田S)選手は、今年10月で46才。04年11月、6年ぶりのカムバックを果たし、以後年1回のペースでリングに上がる。1年ぶりのリングは8回戦。

元日本Sバンタム級王者、93年にはバスケスの持つ世界王座にも挑戦した。打たせない選手である。同年代希望の星として頑張っている横田選手。

しかし、糸引いちゃう選手も多いでしょうね。(~~)

関西リングからは世界挑戦の名乗り。

武本“40戦無敗王者”に挑戦(デイリースポーツ)
<ボクシング>武本が世界戦に挑戦「勝ち以外考えていない」(毎日新聞)
武本が世界挑戦 8.19神戸にジョン迎える(BOX-ON)

千里馬神戸ジム所属の武本在樹選手がクリス・ジョン(インドネシア)の持つWBA世界フェザー級王座に挑戦する。王者は未だ無敗、ゲイナー、マルケスの世界的強豪にも勝利している。

取り巻きはともかく、クリス・ジョン本人はしっかりしている。自分のやるべき事は知っている男と感じた佐藤 修 選手との試合前控え室。

武本選手、半年前、無名選手に敗れたが、3月汚名挽回世界4位を迎えた再起戦に勝利し、一気の世界挑戦。最近2試合は、自らの左目上カットでの負傷判定勝負なのが気になる。

このクラス、中々チャンスが回ってくるものではないだけに、タイミングは逃がせない。

いい気でいるとポカがあるボクシング。

かつて関西の一押しホープ浅川誠二(神戸)選手も、5勝4敗、一月半前にも負けているアンダードッグ 園 寿和(京都拳闘会)選手によもやのKO負けを喫し、世界王座挑戦が1年遠回りしてしまった事がある。

武本選手、願わくば全国的な注目を集めてもらいたい。地上波TVあるんでしょうか。

昭和60年(1985年)の日本ボクシング界は、大変な危機に陥っていた。

この年日本で行なわれた世界タイトルマッチは、WBC世界Sフライ級王者・渡辺二郎(大阪帝拳)選手の2試合だけ。その一つは勝間和雄(神林)選手との日本人対決だった。

海外挑戦も、大関トーレス、センダイ・モンティエルの輸入選手のみという寂しさ。

この年、渡嘉敷勝男、小林光二、三原 正 の3人の元世界王者と、世界再挑戦が内定していた”浪速のロッキー”赤井英和選手が相次いで引退。

世界を期待できるホープは、浜田剛史選手ただ一人とまで断言されている。

「能力ある若者を、いかにしてボクシング界に向けさせるかに無策のボクシング界」

「最後の砦の世界戦さえミニ会場開催の連発、安売りして来たツケを、今、まさに払わせられようとしている」

これまた痛烈に批判されています。もちろん批判の裏には、ボクシングに対する期待と愛情があるのはわかりますが・・・。

1986年3月、渡辺選手が王座に別れを告げた後、世界王者不在のボクシング界を救ったのは、期待されていた浜田剛史選手。ボクシングファンの期待を一身に背負っての世界挑戦でした。

日本人世界王座獲得番狂わせベスト10。

①F・原田 対 E・ジョフレ ②柴田国明 対 B・サルディバル ③上原康恒 対 S・セラノ ④輪島功一 対 柳 済斗 ⑤大熊正二 対  朴 賛希 

⑥G・石松 対 R・ゴンザレス ⑦F・原田 対 P・キングピッチ ⑧輪島功一 対 O・アルバラード ⑨具志堅用高 対 F・グスマン ⑩渡嘉敷勝男 対  金 煥珍

これは当時のあるファンの方の意見ですが、なるほどという感じもします。今度、自分なりに考えて見ます。(~~)

ジョフレ。デビュー以来8年間負け無し、8連続KO防衛中の黄金のバンタム。写真は原田選手のライバル青木勝利戦。3回左ボディアッパー一発で悶絶させた。37才にしてフェザー級王座も獲得。ボクシング生涯で、負けたのは原田選手にだけ。

メキシコで柴田選手の挑戦を受けたサルディバル。一つの反則負け以外は完璧なレコードだった。

ノンタイトルで王者アルレドンドに勝ち、次は挑戦の話が付いていた上原選手。しかしキャリアを積む為、柴田選手にチャンスを譲った。ビラフロア挑戦はアッケないKO負け。

日本王座を守りながら再挑戦の機会を待ったが、決まりかけたセラノ挑戦も業界有志の、「勝ち目が無い」で見送られ、再挑戦まで6年を費やした。

既に11敗もしていた石松選手。ゴンザレスは、66戦59勝(49KO)。デュランよりも強いとされる向きもあった。

ボクシングというスポーツの持つ特性からして、一概に全てを形に当てはめる事は出来ませんが、勝てば官軍であります。時代の背景も大事です。

望み無き挑戦とまで言われた大熊選手。成田出発、一人の記者も来なかった上原選手。9月デュランに負けた後、翌年1月(4月に延期)即ゴンザレス挑戦がセットされた石松選手。

この3選手には十分なキャリアと戦歴があり、地力があった。

運命、勝負はわかりませんが、気持と地力、ファンの支持は大事です。難しいですねぇ。

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