2021年自転車ライフ総括 | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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北海道のサイクリング好きのブログ。

今年はよく走った1年だった。

12月28日現在走行距離はジャスト20000kmで、これは自分の年間走行距離としては最大だ。

 

【3つの目標】

今年はシーズン開始前にたてた3つの目標を全て達成する事が出来た。

このお陰で今シーズンは思い残すところが何もない、本当にやり切った年になった。

①高岡周回 22分台

 

 

②宗谷岬600 全PCとゴールオープン時刻での完走

 

 

③宗谷岬TT グロス40km/h突破

 

 

この中で②は日付やコンディションを選ぶ事が出来ない点で他よりも圧倒的に周到な準備が必要だった。

雨でなければ多少風向きなど悪くても出走するつもりだったので、向かい風でオープン待ちペースで巡航が出来るように4月~6月はセグメントのKOM集めや10分走を含め強度を出しつつ走りこんだ。

その中で6月に目標①を達成する事が出来、②も向かい風中心の厳しい環境の中で達成できた。

生涯でも屈指の思い入れのあるライドになったと思う。

 

その後はあまりチャレンジングな事をする気になれずホームコースなどでサイクリングをするだけだったが、8月から徐々に空力のいいフォームと平均速度の追求に気が向いてシーズンの終わりが見えかけてきた10月16日に③を達成できた。

以前の自分なら大きな目標を達成した後はモチベーションも走力も下がってしまっていたが、今年は走る事自体が楽しくて巡航の練習をコツコツ続けられた。

③の次の週には自分にとっての未踏エリアだった襟裳岬に到達し釧路まで走る事が出来た。

これが最後のダメ押しとなったような形で、本当に「やり残したことは何もない」という気持ちでシーズンを終えられたのだと思う。

 

3つの目標の中でも特に困難だった②については、本番前に事前に他の人に宣言して言い訳的な予防線を一切張らずにチャレンジできたのも良かった。宣言するきっかけを作ってくれたお2人に感謝。

 

【ソロ中心 銀山赤井川がホームコースに】

今年はほとんどすべてのライドがソロだった。仲間と走ったのは10回以下だった気がする。

自分の好きなエリアを好きなタイミング、好きな速度で走る事が出来た点では今までになく充実した1年だった。

仲間と走る中でも、特に練習会に参加した時などは自分に足りない部分などが解ってモチベーションを高める事が出来た。

新たな仲間が出来た事も嬉しかった。

 

 

 

遠征以外のライドはほぼ全て余市仁木赤井川で、特に銀山~赤井川は何度走ったか解らない。

1日に3往復ほどすることは珍しくなかった。

0.7%程度の勾配が延々と続く道で、車の少なさ、舗装、雰囲気など、自分が知る中でも最高のトレーニングコースだ。

元プロの方が峠などで反復練習をするとペダリングが洗練されて強くなるという話を聞いていて自分にはとても出来ないと思っていたのだが、平坦でそれをやった形なったのだと思う。

 

【巡航速度の向上】

去年まではログの平均速度が40km/h超えることなど無かったが、今年の9月以降は100kmを超える距離でもコースによっては出るようになった。

それまでの自分と比べてパワーカーブ的に上がっていたわけではなく、ⓐL2の上の辺りをを常時使うのに慣れた事とⓑ空力改善によるものだった。

 

ⓐについて、数年前の自分は緩い下り勾配や追い風で脚を休めてしまっていたが、今年はその状況でも一定のトルクとケイデンスで回し続ける事が出来、巡航の平均出力、平均速度が上がった。

追い風でトルクをかけた巡航を続ければ延々と45km/h~50km/hで進む事が出来るのだから、脚を停めるのは勿体ない。

 

ⓑの空力に関してはP5Xの導入で頭がそれまでよりも下げられるようになったことが大きかった。

頭をめいっぱい下げた状態で2500km程走った事でその状態を自然だと感じられるようになった。

来年も更に空力を追求していきたい。

 

パワーカーブを引き上げる事が出来ればあらゆる局面で走りの幅が拡がるのだから、それが達成できれば最高だ。

ただそれには計画的なトレーニングをかなりの期間続ける必要があり、すぐに成し遂げられるものではない。

シーズンの中で速度を上げる方法としては上のⓐとⓑは非常に効果的だ。

 

 

 

 

それぞれのライドの思い出は別として、今年のライドを振り返ってみると大体こういう感じだった。

自転車再開を目指して準備を重ねた去年から、今年は大きく進歩した満足の1年になった。

来年もいい1年を送る事が出来るように、体の準備と目標設定を冬の間にしていこうと思う。