みなさま、こんにちは!
誰が新入生教育の総括を書くのか、新入生全員でルーレットで決めようと提案したところ、まさか自分が書くことになってしまいました、2023年度CanSat B班の浅井です。
新入生教育の総括ってなんやねんと思われるかもしれません(私もそう思いながらこのブログを書いています)が、「1年間の新入生教育を通してこんな事を学んだよ」ということを皆様にお伝えしていこうと思います!
・回路講習
SSSRCに入所したら、まず最初に回路講習を受けました。
具体的には、回路図の見方、ブレッドボードやテスターの使い方、マイクロコントローラについて教えて頂きました。
そして、arm KEIL Studioというアプリを使用してプログラムを書き、FETを用いてLEDを光らせたり、モーターを動かしたりしました。
・デバイスドライバ講習
回路講習のあとは、デバイスドライバ講習です!
デバイスドライバ講習とは何ぞや、と思う方に簡単に説明すると、マイコン+センサを実際に動かしてみよう!という講習です。
この講習ではGPSやサーボモータを動かしました。ちなみにサーボモータを動かす際に使用したプログラムはこんな感じです!この時はプログラムに書いているないようがよくわからないまま、手を動かしていましたが、1年経つとかなりスラスラとわかるようになりました!
I2C通信のことについても教えて頂きましたが、この時の私にはさっぱり何を言っているのかわからなかった記憶があります・・・
この講習では、「センサを扱うことの具体的なイメージをつかむこと」が目的なのですが、サーボモータ(sg90)にはマイコンから直接電力供給をしてはならないことも覚えておいてください。これは絶対です!!
私たちの代ではこれを忘れてマイコンをお釈迦にした班があります
・SE講習
次に受けた講習はSE講習です。この講習の目的は複雑で難しいシステム開発を達成するための基礎を身に着けることです。具体的には、システム開発で失敗したときに、その原因を分析できる知識を得ることです。
実際に何をしたのかというと、要求分析です!
要求分析とは、要求や機能を階層構造化して、使用に落とし込む作業のことですね。これがかなり難しいんですよね。
言葉で説明するより、見てもらったほうが分かると思うので、これをご覧ください!要求分析とはこんな感じです()
包含関係を守らないといけないし、主語はシステムじゃないといけなかったり、守らないといけないルールがいっぱいあります・・・
でも、後のCanSat講習やモデルロケット講習の要求分析はもっと複雑で、先輩にレビューしてもらって、修正して、またレビューしてもらって・・の繰り返しでした。
あと、この講習でわかったことは、自分ひとりではなく、他の人と一緒に作業することの難しさですね。自分の考えていることがなかなか伝わらなかったり、何かと大変でしたね。
・おもちゃ講習
そして、次はお待ちかねのおもちゃ講習を受けました!
今まで受けてきた3つの講習をしっかりと理解していれば、システム開発はできるはず!といこうとで行われたおもちゃ講習。この講習では人感センサによる防犯装置の作成を行いまいした。要求図とアクティビティ図は先輩方が作ってくださったので、それをもとに製作しました。参考にしたものを貼っておきますね。
使用したセンサは超音波センサ、フォトレジスタ、LED、ブザーの4つになります。
まず最初に回路図を書いて、その次に各センサの単体試験を行いました。一度に全てのセンサを統合して試験すると、うまく動かなかったときにどこが悪いのか判断できないので、1つずつ試験を行った後、統合試験を行っていきます。CanSat講習やモデルロケット講習ではもっと多くのセンサを使うことになるので、これはとても重要なことでしたね。
下の写真はLEDの単体試験を行っているときの様子ですね。無事に光っていることがわかりますね。
ブザーが鳴っている動画もあげたかったのですが、動画のアップロード方法がよくわからないので、諦めることにしました(´;ω;`)
そしてこちらは統合試験時の回路の写真ですね。
先輩方の助けのもと、なんとかシステム開発を行うことができました!
・CanSat講習&モデルロケット
おもちゃ講習が終わると、CanSat講習、モデルロケット講習に入っていきます。この2つの講習については既に同期が投稿しているので、そちらをご覧ください!
何故CanSat C班とモデルロケットB班の活動報告書がないのかって?解散したからです()
・最後に
この1年を通して、私たち新入生はシステム開発について多くのことを学びました。開発中は要求分析がなかなか上手くいかなかったり、進捗が遅れてるだけでなく、メンバーとぎすったり、センサを破壊したりと様々な困難がありました。しかし、この1年間で得たことを今後の衛星開発やロケット開発に生かしていこうと思います。新入生教育を行ってくださった先輩方や先生方、およびSSSRCの活動を支えてくださっている皆様、本当にありがとうございました!
長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。