蒼空日記 -9ページ目

蒼空日記

しあわせダイアリー



しえがさっき、
あんまりステキなこというものだから、お母さん記録したわ。



『お母さんの幸せは、つぶつぶのいろんな種類があるの。
この人といるのが幸せ、とか、
この家に住みたい、とか、

しえがいるのが幸せっ言っても、しえはただかわいいだけじゃん。
しえは何の役に立てばいい?

しえのつぶはお母さんだよ。
宝石のような、
このぽっちゃりしたあごとか、
まゆげが短いとことか。』





























大人になれば何でも手に入る。
やりたいことは全てできる。
思い描く妄想は小さな掌に在った。
明日しか見えなかった幼い自分は、
いつしか明日の終わりを思う。
ものごとには終わりがあることを知る。
ありきたりな時間のあまりの愛おしさに気付く。
消えてしまうから愛おしい。
手にしたかったものは、ちゃんとここに在る。
例えば残された時間があといちにちだと告げられたとしても、
かき集めるものなんかない。
君の小さな手をとり、
この場所で、
昨日と同じように、
ありきたりで最高に幸せないちにちを、過ごすのだろう。
































































































































































娘。


補助輪を取りたいと自転車の練習をし、すさまじい集中力でトータル1時間程で乗れるようになりました。
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鉄棒で、早い前まわりがしたいと、自分で納得のいく前まわりになるまで、暑い中猛練習しました。
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跳び箱が上手く跳べないから練習したいと涙をためてうったえてきました。
汗びっしょりになりながら、
わたしの背中を、何十回めに跳んだときでしょうか。
おしりがあたらずに着地してポーズを決めた娘。
わたしも体は痛い髪は抜けるの大騒ぎでしたが、嬉しくてそんなもんはふっとびました。



正直、娘にこんな負けん気があったなんて驚いています。

娘。割と、スッと諦めるというか、一つの事に対して、それができようができまいがそんなにこだわらない子でした。
口を出してもっとやる気を無くさせたらえらい事なので、
いつもいつも、いつもいつもいつもいつも、
信じて待ってました。
娘の口から、何かをやり遂げたいという言葉が出る日を。


そして最近は、わたしが台所にいると、
『おかーさん!しえがやってあげるー!』
と、皿洗いをしてくれたり、
ボールの具を混ぜ混ぜをしてくれたり、とにかく色々な事を自ら率先してやってくれるようになりました。



心待ちにしてた、娘の違う一面に出会えたこと。
またひとつ、
成長できたこと。

わたしにとっては、
もんもんと自問自答し葛藤した毎日にサヨナラできた、
大きな変化でした。

本当に本当に嬉しくて、
記そうと思いました。





さっきクッキーの材料出したら、
娘が全てつくってくれました。

お気に入りをくれました。
まるで、わたしの心を形どってくれたみたい。
へんてこハートのクッキー、
最高に美味しかったです。

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迎えに行くと、
斜めに曲がった帽子と、
溢れるすっごい可愛い笑顔で、
この絵渡してくれました。

何が嬉しいって、
前日大げんかしたんです。
2人で大泣きしながら。

支度の遅い娘の事だから、
幼稚園のスケジュールの合間に必死こいて描いてくれたんだろな。



バカ親は、本当に幸せです。
この子のお母さんでいられて、
本当に本当に幸せ。




















みた。
100円で。
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生を受け、
何処からかわたしのもとにやってきた君。
喜びを与えてくれた君。
何処かへ向かう君。


君が存在しなければ、
こんなふうに耽る事なく何かに没頭していたのでしょうか。

ただ、わたしは、幸せです。
これ以上ないほどの。

だから、
それが全てで、
それがわたしを困惑させ、
それがわたしを恐怖に陥れるのです。


叩かれた蚊。
踏まれた蟻。
丸焼きの鶏。
受け継がれた本能は、
運命を受け入れ、
また次の旅に出る。

感情があるが故、人間は
自分そして愛するものの死への恐怖から自らを救うべく、どこかで生み出され散らばる思想に身を委ねます。


この場所がどれだけ大切でも、
この場所に産み落とされた運命の素晴らしさに気付いたとしても、
いつかは一筋の煙となるのでしょう。

『いつかまた。』

遺した、愛するものへの、
慰め。

『いつかまた。』

君へ語りかけるも、
これは、わたしの弱さの塊に過ぎない。
輪廻も神も宇宙も、心につくりだせば、いくらでも素敵な物語を描ける。

でも、
そこに確かに在ったのは、
君といられた時間だけ。
ここに確かに感じるのは、
君が家族でいてくれる揺るがない事実だけ。























































二年前、娘の幼稚園を決めるにあたり、
たくさんの幼稚園をまわりました。
やはりどこも、園独自の色を出す事に相当な力を入れておられ、説明を聞いていて目がチカチカ頭がクラクラしたのを覚えております。
時代です。

子供は、あくまで自由という肩書きの中、いろんな意味でレベルアップした大人達の期待に応える柔軟な能力を秘めています。
こなすのでしょう。

しかし、どうした私。
どれもこれも、気持ちとのズレが音を立て、
どれだけテンション上げても、自分で自分を説得しても、
自分を納得させることなどできませんでした。

頭をクラクラさせながら、
最後に訪れたのが、今お世話になっている幼稚園です。
園長や先生方とお話したその日に入園を決めました。
私が求めていた、普通の、なんとも穏やかな空気に包まれていました。

ひとつ特色をあげれば、
毎朝、入り口の仏様に手を合わすこと。
お釈迦様の誕生日などに、
催し物があること。
とにかく、手を合わせる機会が多い。

仏壇がある家も少なくなりました。
私自身、食事の挨拶以外で手を合わすのは、初詣にどっかの神様に身勝手なお願いをする時と、お墓参りくらいでした。

しかし今は毎朝娘と手を合わせています。
手を合わせ、目を閉じる。
祈りとは違う感覚です。
感謝です。
不思議な事に、自然と純粋な感情がわきあがるものです。
娘にとって、生活の一部となりました。
その姿はとても美しいです。

年長さんになり、初めて、
ご先祖様の大切さを伝えました。
娘の命は、ご先祖様にいただいたものだと。
そのくらい敬わなければならないと。
そんな話をなんとなく理解できる環境に身を置く娘は、
笑顔で頷いてくれました。

手を合わせ目を閉じた先に思い浮かべる何かは、今はなんでもいい。
ただ、その心に感じる何かを、
大切にしてほしい。

今日という日にありがとうと、
見守ってくださいと、

命を、ありがとうと。

毎日手を合わす事で、気付かされる事がたくさんありました。

人として、まず何より大切なことを、
この園で学べている事に感謝します。

今ある娘の笑顔を見れば、
初めて園に行ったあの日の語りかけるような風の感触に、素直に自分の気持ちを委ねて良かったと、思えるのです。


時間が過ぎるのがとにかく早い。
幼稚園もあと半年…
残りの行事も最高の思い出にしていきたいです。






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洗い物して屁をこいて戻ってくるくらいの、ほんのわずかな時間で、
しえは瞼をマーカーで青く塗っておったのです。
しかも、上手い…
しかも鏡に向かってポーズとってる…


もう、どうしようこの子。


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しえは風呂で、

「おっぱいっおっぱいっおっぱいつぶれてる~♫」

と歌いながら、
おかーさんのおっぱいを引っ張り出そうとしてくれます。

毎日の事だから、相手にもせず、全く気にも留めませんが、

しえは、あきらめません。


そしてしえは、おかーさんの発言のせいで、ブラジャーは、
おっぱいを大きく見せる為のものだと思い込まされておるのです。


支える具がないのに、
なぜゆえそんなものを装着するのか、
謎は深まる一方だったのでしょう、

その日は突然やってきました。

「おかーさん、なんで毎日それ着けるの?」

「これすると、おっぱいがついてるよーに見えるじゃん。」

「そっかー!ほんとだー!」

しまった。
納得しやがった。
まあいいや。

おっぱい発信し過ぎました失礼しました。





































































ほんの少し
を、
もう一度だけ。

どれだけ
どれだけ繰り返した。



それでも、
光は残酷なくらい美しく導くから、
そう。
次の支度をしなくちゃ。



自分の中にこたえがある。
旅の始まりも、
ゴールも。
色とりどりなモノクロから、
這い出す。



例えたどり着かないとしても、
二度と触れられない君の温もりの中で、
もがきあがくこの旅が、
この地獄のような日々が、
現実が、



今は愛しい。





乗り越える必要は、
もうない。











































































飾る物も、飾る必要もない。


丸腰で、
ただここに立っています。

あの日くれた言葉が嬉しくて、
こうして夢見心地で立っています。


繋がる安堵感と
付きまとう不安。
諦めが先走り、
自暴自棄。
もうやめろ面倒くさい。


僕はただ、
今こうして感じる
やわらかな秋の風を分かち合ったり、
今日食べるものと明日の夢について、
毎日語り合いたいだけなんです。


僕の知らない世界で踊り狂う君の、重そうな着ぐるみを脱がしたいだけなんです。


素敵な言葉をあまり知らないから、
ありったけの力で支えたいだけなんです。





でも叶わないから。
微かでもいい、
僕のこんな思いだけ。




君の記憶の片隅に。





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