二年前、娘の幼稚園を決めるにあたり、
たくさんの幼稚園をまわりました。
やはりどこも、園独自の色を出す事に相当な力を入れておられ、説明を聞いていて目がチカチカ頭がクラクラしたのを覚えております。
時代です。
子供は、あくまで自由という肩書きの中、いろんな意味でレベルアップした大人達の期待に応える柔軟な能力を秘めています。
こなすのでしょう。
しかし、どうした私。
どれもこれも、気持ちとのズレが音を立て、
どれだけテンション上げても、自分で自分を説得しても、
自分を納得させることなどできませんでした。
頭をクラクラさせながら、
最後に訪れたのが、今お世話になっている幼稚園です。
園長や先生方とお話したその日に入園を決めました。
私が求めていた、普通の、なんとも穏やかな空気に包まれていました。
ひとつ特色をあげれば、
毎朝、入り口の仏様に手を合わすこと。
お釈迦様の誕生日などに、
催し物があること。
とにかく、手を合わせる機会が多い。
仏壇がある家も少なくなりました。
私自身、食事の挨拶以外で手を合わすのは、初詣にどっかの神様に身勝手なお願いをする時と、お墓参りくらいでした。
しかし今は毎朝娘と手を合わせています。
手を合わせ、目を閉じる。
祈りとは違う感覚です。
感謝です。
不思議な事に、自然と純粋な感情がわきあがるものです。
娘にとって、生活の一部となりました。
その姿はとても美しいです。
年長さんになり、初めて、
ご先祖様の大切さを伝えました。
娘の命は、ご先祖様にいただいたものだと。
そのくらい敬わなければならないと。
そんな話をなんとなく理解できる環境に身を置く娘は、
笑顔で頷いてくれました。
手を合わせ目を閉じた先に思い浮かべる何かは、今はなんでもいい。
ただ、その心に感じる何かを、
大切にしてほしい。
今日という日にありがとうと、
見守ってくださいと、
命を、ありがとうと。
毎日手を合わす事で、気付かされる事がたくさんありました。
人として、まず何より大切なことを、
この園で学べている事に感謝します。
今ある娘の笑顔を見れば、
初めて園に行ったあの日の語りかけるような風の感触に、素直に自分の気持ちを委ねて良かったと、思えるのです。
時間が過ぎるのがとにかく早い。
幼稚園もあと半年…
残りの行事も最高の思い出にしていきたいです。
