朝、目が覚めたとき、外が大雨だったとすると、どんなことを思うでしょうか。「嫌だなあ。今から会社へ行かなくちゃならないのに、ずぶ濡れになってしまう。雨なんて降らなければいいのに。」 確かにそうでしょうが、そんな「思い」にとらわれてしまうと、見えるものも見えなくなってしまうかも知れませんね。
空から落ちてくる雨粒の煌めき。
屋根や傘、アスファルトを叩く雨音。
頬にかかる、雨粒の心地よい感触。

そんな過ぎ去る一瞬一瞬をちゃんと受けとめ、感じることができるとしたら、私たちの人生は、どれほど豊かになるでしょうか。
考えてみれば、電車の中では今日の厄介な仕事のことを考え、仕事をしながら週末の過ごし方に心が向き、友人と昼食を食べながら、昨日見たテレビのことを思う。今、ここに居ながら、心はどこかを彷徨っていることもありますね。
ひょっとしたら、本当は、体験するはずだった素晴らしい出来事、もっと知り合えるはずだった楽しい人、心を動かすはずだった美しい空や草花などが、気づかないうちに通り過ぎてしまっているのではないですか。
人生の出来事は、頭の中ではなく、目の前で一瞬一瞬起こっているのです。 もっと「今」を生きるためには、自分を感じる時間をつくるように心がけましょう。
そのコツは、目の前の出来事に対して、こんなふうに自問してみることです。「今、それについて私には、何ができるだろうか?」
その答えは、きっと自分が、どんなふうに今を味わうか、そして、楽しむかということを教えてくれるでしょう。












