落語に学ぶ会話術
相手の印象に残る話しをするために。
ずばり落語がお手本になるんです。
要するにその様子を再現するかのように、会話を取り入れた話し。
ま、あまり落語チックになっちゃうとやりすぎですが、上手く再現できれば
その時の感情や状況まで伝えられ、相手にはその光景が浮かぶでしょう。
その他にも落語からはコミュニケーション術の大切なエッセンスが学べます。
まず、つかみと流れ。漫才のつかみと違うのは、落語のつかみは決して
一笑いを取るのが目的ではなく、客に聞く姿勢を作らせること。そして、落語の
本題へ流れるように自然に入っていきます。したがって客は、ここからっていう
線引きなしにいつの間にか本題の楽しい噺に引き込まれていきます。
そして声の大小、高低、速遅、明暗など、メリハリをはっきり付けます。
これによって登場人物の明確化や話題の重要度が伝わってくるんですね。
そして昨日の記事にも書いた、ピクチャートークがなされています。
落語って噺自体が面白いのですが、その噺家さんの技量がどれだけ
重要かわかりますね。
たまには日本の古典的な娯楽、落語に触れるのもいいですね。
単純に面白いし、コミュニケーションの勉強にもなりますよ。
心に絵を描け!
相手の頭(理性)と心(感情)に訴える話しは実に印象深く、それは持続します。
それには内容もさることながら、表現力も必要になります。
その表現力にもいろいろとテクニックがあるんです。
今日ご紹介するのはその基本であり、代表的なテクニック「ピクチャートーク」。
これはロシアの演出家スタニフスキーさんが唱えたもので、彼曰く、
最も理想的な会話とは、相手の心に絵を描くように話すこと、だそうです。
例えば、レノファ山口のゲームで、#7福原コータ選手がドリブルでディフェンダーを
1人かわし、キーパーの動きを見てループシュートを決めたシーンを伝えると
しましょう。
「#7コータがね、相手ディフェンダーをドリブルで抜いて、ループシュートで
決めたんだよ。」・・・そのまんまですね。
これを、「#7コータがディフェンダーと1対1になった時、一瞬中央の
#10シンペーをチラっと見たんだよ。で、デフェンダーがそれにつられて、
#10シンペー側に体重かけたんだ。それを見逃さなかった#7コータが
キュン!って加速して置き去り!んでキーパーさえもゴール前に走りこむ
動きを見せた#10シンペーに釣られて、体重が前のめりになってたんだ。
それをよーく見てた#7コータは、一瞬ディフェンダーを置き去りにした
そのスピードを止めて、まるで手でデリケートな物をそっと投げるように
フワっとループシュート蹴ったんだよ。
その瞬間はホント、時間が止まったように、まるでそれまでの強い風も、
周りの歓声もピタリとやんだようだったな。
で、キーパーは全く動けず、ボールはネットに突き刺さるどころか、優しく
ネットを揺らしただけ。」
ね、なんか情景が浮かびませんか?
このように、相手が頭に情景を浮かばせやすいように、色、温度、速度など
織り交ぜて話すと、内容と共にイメージが残るんです。
是非おためしを♪
お婆ちゃんの知恵袋
今日のしゅうなんFMのゲストは、光市の“あかちゃんに優しい病院”梅田病院
理事長の梅田先生。
毎月最終木曜に「Loving Hugをあなたに」というコーナーにお越しいただいてます。
今日のお話しは、植村花菜さんの「トイレの神様」から入りました。
トイレには綺麗な神様がいて、トイレを毎日キレイに磨くと、べっぴんさんに
なれるという歌詞ですが、実際にそんな言い伝えがあるそうですね。
言い伝えとは、現実的には起こりえないが、それを気持ちよく実行させる為の
言わば優しいうそ。
しかしそれを気持ちよく実行することによって、実はその人の心が綺麗になり
心美人になるんだと思います。
その教えはお婆ちゃんの知恵で、トイレの神様もそうですが、その他多くの
知恵も日本人気質に合っていて、しかも理にかなっているものが多いんです。
例えばトイレ掃除。現代は柄付きのモップなんかで立ったままスイスイ
綺麗にするんでしょうが、それまでは雑巾を手にしゃがみこんでの姿勢。
実はこのしゃがみこむ姿勢が、股関節と産道周辺を柔らかくするそうで
お産を楽にする秘訣の一つなんだそうです。
現代の住宅事情などの要因から、しゃがむことすら出来ない人が多いとか。
世の中、便利になるのはいい事ですが、人間が退化してるようで怖いですね。
それと驚いたのが、様式便器に座って小用を済ませる男性が急増してるとか。
温水洗浄便座を製造販売しているパナソニックが昨年の6月から8月にかけて
行ったアンケート調査の結果によると、“時々”を含め、座って小用を足す男性が
なんと驚きの56%!
成人男性が何故座って用を足すのかは分かりませんが、子供がそうするのは
多分に親の躾ではないかと思われます。
その躾の理由は「トイレを汚さないようにするため」でしょう。
でも、その教えは正しいのでしょうか?
思うに、汚さないよう座って用を足すことを教えるのではなく、汚したら
綺麗にすることを教えるのが教育ではないでしょうか?
まぁ男の子に「自分で綺麗にしろ!」と押し付けたところで反発するでしょうね。
だからこそ、お婆ちゃんの知恵袋!そう、優しい嘘の出番です。
掃除の手間を考えた親の為の対策よりも、子供の成長の為の教えのほうが
結果、美しい心を育て、更に美しいトイレが維持できて、一挙両得かと。
お婆ちゃんの知恵袋って心を育て、更に合理的で環境に優しい生き方の
ヒントがいっぱい詰まってるんですね。
因みに中国では、お年寄りが亡くなるのは図書館一つが無くなるに等しいと
考えられているそうです。
この美しい教え、私と同年代の人間が伝えていかなければいけません。