吉永達哉のコミュニケーション スクエア -189ページ目

コミュニケーションの基本とあれこれ

コミュニケーションについて、これまであれこれ書いてきましたが


コミュニケーションとは?という基本的なことを書いたことが無い気がする。。。


ってことで今回は基本的なコミュニケーションについて、そしてその他の


コミュニケーションについてのお話し。



コミュニケーションとは、複数の人間が情報を中心に、感情や状況を伝えること。


単なる情報の伝達ではないんです。


そしてコミュニケーションの役割と目的は、相手の感情や状況を配慮しつつ


情報を共有し合い、それに伴い互いに理解を深め、信頼関係を築くことです。


これがコミュニケーションの基本的な定義といえるでしょう。



しかし、この定義に囚われることなく考えれば、「複数の人間」とだけではなく


その他にも共通理解が必要なシーンもあると思います。


それは「自分」に対してと「場の雰囲気」。


自分との共通理解とは、自分の思考に対して行動が伴っているかを


自問自答し、ズレが無いよう修正していくために重要です。


これが上手くできないとストレスを溜め込み、精神的バランスを崩すことにも


繋がってしまいます。


もう一つの、場の雰囲気との共通理解とは俗に言う空気を読むということ。


これが上手くできないと他人とのコミュニケーションどころではなくなり、


本来のコミュニケーションをとるべき対象の人すら無くしかねません。



結局コミュニケーションの極意とは思いやり=思いをやること。


自分本位ではなく、相手(時に自分、時に場の雰囲気)の立場に立つことですね。







あなたはいついく?~印象の強弱


社内や各種団体の会議に出席すると、よくあるのが意見抽出。


「○○について皆さんの意見やアイデアを聞かせて欲しい。


誰から聞かせてもらいましょうか?」


という投げかけがあった場合、あなたならどうします?


今後のコミュニケーションを考えると、強く好印象を残しておきたいところです。



日本人に多いのが、“1番は嫌だ!”っていう考え。


そこでやむなく誰かが指名されて発言すると、堰を切ったように挙手。


誰か一人が発言したらその内容、反応、空気、対応を見て安心するんでしょう。


すると今度は未発表者の中に“最後は嫌だ!”という考えが広がってきます。


一番最後になって、消極的な印象を持たれたくないという思いが働くんでしょう。



しかし強く印象を残したいのであれば、そのどちらもNGです。


心理学の中に『系列位置効果』という効果があるのをご存知でしょうか?


「初頭効果」と「残存効果」という2つの心理的効果をまとめて表します。



初頭効果とはリストの最初が基準となることにより、記憶の反芻回数が


増えるため記憶に残りやすいという効果です。


1番目が発表するとそれが基準となり2番目、3番目は常に1番目と比べます。


「1番に比べて2番は。。。」「1番と比較すると3番は。。。」というふうに。


それだけ1番の登場回数が多くなり、記憶に根付くんです。



もう一つの残存効果とは、記憶の中でより現在に近い情報ほど残りやすいという


効果です。親近効果とも呼ばれています。


別れ際の一言を強烈に記憶している、というのがこれに当てはまりますね。



ですからより強く印象に残したければ、真っ先に手を上げるか、満を持して


最後に登場するかがいいでしょう。


この時期に多い、初対面同士が大勢集まる中で自己紹介をするシーンにも


大きな効果がありますね。



しかし、中身が無い意見やダメダメ自己紹介では“悪”印象だけが強く残ります。


“好”印象を強く残すためには、中身がしっかり伴っていることが大前提ですよ。










コトバンク「56」

「やってみせ、言ってきかせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」


大日本帝国の軍人で、真珠湾攻撃やミッドウェー海戦の指揮を執った連合艦隊


司令長官、山本五十六氏の言葉として有名ですね。


吉永達哉のコミュニケーション スクエア-山本五十六

山本氏についてあれこれ論ずるつもりはありませんが、彼の人に対する


考え方、特に後進の指導における手腕が伺える言葉として心に留めています。



最近では、部下の育成にコーチングが取り入れられることが珍しくなくなりましたが


前述の言葉の中の「褒めてやらねば」は正にコーチングスキルとして重要な行動。


コーチングと言う概念が無くても、人を動かす術を自然に身に付けていたんですね。



彼はこれに続く育成術の真髄ともいえる言葉を残したと言われています。

(昔あれこれ調べたのですが、彼の言葉だと言う確証は持てません)


「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず。


やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず。」


まずはやる気にさせ、育て、そしてその才能を開花させてやる。


この一連の考え方はコーチングそのものです。



また、彼は部下の育成に対する言葉だけでなく、同輩に向けてもこんな言葉を


残しています。


「実年者は若者が何をしたか、などと言うな。


何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。」


マーフィーの言う幸福を招く法則にも言われている考えですね。


素晴らしい!シビレる!


特に彼をリスペクトしているわけではありませんが、彼の(ものとされる)言葉は


自分と自分を周りの人々を幸せにできる有益なものですね。