あなたはいついく?~印象の強弱 | 吉永達哉のコミュニケーション スクエア

あなたはいついく?~印象の強弱


社内や各種団体の会議に出席すると、よくあるのが意見抽出。


「○○について皆さんの意見やアイデアを聞かせて欲しい。


誰から聞かせてもらいましょうか?」


という投げかけがあった場合、あなたならどうします?


今後のコミュニケーションを考えると、強く好印象を残しておきたいところです。



日本人に多いのが、“1番は嫌だ!”っていう考え。


そこでやむなく誰かが指名されて発言すると、堰を切ったように挙手。


誰か一人が発言したらその内容、反応、空気、対応を見て安心するんでしょう。


すると今度は未発表者の中に“最後は嫌だ!”という考えが広がってきます。


一番最後になって、消極的な印象を持たれたくないという思いが働くんでしょう。



しかし強く印象を残したいのであれば、そのどちらもNGです。


心理学の中に『系列位置効果』という効果があるのをご存知でしょうか?


「初頭効果」と「残存効果」という2つの心理的効果をまとめて表します。



初頭効果とはリストの最初が基準となることにより、記憶の反芻回数が


増えるため記憶に残りやすいという効果です。


1番目が発表するとそれが基準となり2番目、3番目は常に1番目と比べます。


「1番に比べて2番は。。。」「1番と比較すると3番は。。。」というふうに。


それだけ1番の登場回数が多くなり、記憶に根付くんです。



もう一つの残存効果とは、記憶の中でより現在に近い情報ほど残りやすいという


効果です。親近効果とも呼ばれています。


別れ際の一言を強烈に記憶している、というのがこれに当てはまりますね。



ですからより強く印象に残したければ、真っ先に手を上げるか、満を持して


最後に登場するかがいいでしょう。


この時期に多い、初対面同士が大勢集まる中で自己紹介をするシーンにも


大きな効果がありますね。



しかし、中身が無い意見やダメダメ自己紹介では“悪”印象だけが強く残ります。


“好”印象を強く残すためには、中身がしっかり伴っていることが大前提ですよ。