旧バージョンとの共存
バージョンアップが頻繁なSPSS社ソフトですが、実際には「ある日を境に旧バージョンと決別して新バージョンのみを使っていく」というわけにはいかないでしょう。
SPSS・AMOS・Clementineは、旧バージョンを上書きしなければ、おなじコンピュータ上で複数のバージョンを共存できます。有効期限のあるライセンスでなければ併用も可能です。
AMOSやClementineは、「C:\Program Files\AMOS 5\」「C:\Program Files\AMOS 6\」「C:\Program Files\AMOS 7\」というようにバージョンごとに初期設定のインストールディレクトリが異なるため、特に何も考えずに共存・併用が出来ます。
SPSSについては、全てのバージョンが「C:\Program Files\SPSS\」にインストールされようとするので、意図的に「C:\Program Files\SPSS14\」「C:\Program Files\SPSS15\」というようにインストール先ディレクトリを返る必要がありますのでご注意ください。
SPSSについては3月20日の記事 の問題もあり、うっかり残っている旧バージョンをアンインストールして現バージョンも使えなくなるということもございますので、「旧バージョンを削除してから現バージョンをインストール」か、「旧バージョンと現バージョンのインストールディレクトリを分けてインストール」を徹底しましょう。
PDFでアルゴリズムを見たい
SPSSが採用している計算式は、SPSSのメニュー[ヘルプ]→[Algorithms]をクリックすると確認できます。
SPSS14.0まではPDFファイルとリンクされておりましたが、SPSS15.0以降は通常のオンラインヘルプに統合されました。
ただ、オンラインヘルプより以前のPDFのほうが見やすかったという方はいらっしゃると思われます。PDFで見ることは出来ないものかと思いましたら、以下のアドレスで公開しておりました。
http://support.spss.com/Student/Documentation/algorithms/
米国法人がSPSS14.0のStudent版(?)ユーザー向けに公開しているもののようです。米国法人のサポートにはユーザーIDによるログインが必要(3月25日の記事 を参照)なのですが、ここへのアクセスにはユーザーIDは不要のようです。統計アルゴリズムについてはSPSS14.0とSPSS15.0との間で違いはないものがほとんどでしょうから、使っても問題ないと思います。
なお、Algorithmsに日本語版はありません。私は別に構わないのですが、必要なかたは、日本法人に要望を出しまくれば日本語版を作ってくれるのでしょうか?。
SPSS Servr / Clementine Server for UNIXのシフトJIS設定
SPSS ServerとClementine ServerについてはUNIX版があります。普通にインストールしてもUNIXがShift-JISでない場合があります。この場合、おそらくこのUNIX上のSPSS ServerやClementine Serverでデータを開いても、データは文字化けしていると思われます。
これについてはSPSS ServerとClementine Serverのインストールディレクトリにある起動シェル(マニュアルによるとSPSSの場合「start_spss_server」・Clementineの場合「clemsrv.sh」)をテキストエディタで編集し、
LC_ALL=ja_JP.PCK
LANG=ja_JP.PCK
export LC_ALL LANG
というコマンドをこのファイルに書き込んでおいてからSPSS ServerやClementine Serverを起動すれば、このソフトをShift-JISで起動することになって、問題が発生しないと思われます(Solarisは「ja_JP.PCK」ですが、コマンドはUNIXの種類によって異なりますので注意してください)。
自分たちはUNIXのSPSS ServerとClementine Serverを持っていないのですが、11月15日の記事 を書きながらマニュアルを読んだところ、以前のUNIX経験から「こうなのでは?」と思った次第です。間違っていたらすみません。