12/1は世界エイズデー
つまり、今週の土曜なんですね。
去年まではまったくといっていいほど意識していなかった日です。
でも今年はとても複雑だし印象的な日になるのは間違いないです。
詳しくはこちら
僕自身にとってはまさに「生きるための切実な問題」になってしまったけれど、
この機会に、改めて考え直してみたいと思います。
今年もいろんな方々が啓発活動をしてくださるそうです。
僕にとってもありがたいことです。
少しでも多くの人が、この病気を理解してもらえることは僕たち感染者の幸せにつながります。
そして、これから感染を知ってしまった人が少しでも生きやすくなると思います。
それから検査も保健所だけでない所でも実施されるみたいですね。
発症みたいな形で判明してしまった僕には「検査いくべき!」なんてえらそうなことは言えません。
けど、初期にわかると自分の生活をコントロールしやすいと思います。
入院すると、周りをごまかすのが結構大変です(苦笑)
ちょっとだけ勇気を出して検査行けるなら検査してみるといいかも知れませんよ。
くらいなら言えるかな。。。
それと、もうひとつ。
この病気は病気そのものも大変ですけど、生活する上でも大変です。
自分の住んでいる自治体の広報誌にありましたが、
12月4日~10日は人権週間
だそうです。
詳しくはこちら
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken03-01.html
(文字ばっかりで見にくいです)
そして人権週間強調事項というのが15個あるんですが、その中にありました。
・HIV感染者やハンセン病患者などに対する偏見をなくそう
それだけ社会的に大きな問題なのだなあ。。。と湯船に浸かりながら読んでしみじみ思いました。
僕とってはもうひとつ、
・性的指向を理由とする差別をなくそう
この2つが解決すると僕にとってどんな世の中になるんだろう。。。?
生歌。~HOME~
ライブに行きました。
友達がチケットを取ってくれまして。
ありがとね!!
行ったのは某ハーフのメガネ女子のライブ。
簡単に言うとAngela Akiなんですけど(笑)
すごく好きで、いつか生歌を聴きたいと思っていたんですが、やっと初めて聴く機会に恵まれました!
会場はとても幅広い年齢層でした。
若い子もいる、小学生もいる、上品な白髪のご婦人もいる。
めざまし効果?(笑)
そんな広い年齢層のお客さんを元気よくAngelaは盛り上げていくんですね。
トークが結構多いライブだそうですが、ノリがAMラジヲ(笑)
でも、すごく温かい雰囲気でした。
もっとオシャレな感じのライブかと思っていましたが、結構ベタ。徳島弁バリバリだし(笑)
でもその雰囲気が僕にはとても心地よく。
肝心の歌や演奏もとてもよかった。
会場がホールだったのもあるんでしょうか。
CDって何度も録音した内のベストテイクを収録していると思んですけど、
ライブでの彼女の声は・・・個人的にはCD以上でした。
とくに高音の伸びと声の強さが印象的。
最後の最後に演奏された曲はHOME。
この曲は思い入れがあってですね・・・
今年の春に入院していた時、つまり病気もきついけど、感染を知って気持ちがどん底の時に、
病気のことを知らない友達がなぜかビデオクリップの一部を携帯に送ってくれて、
それを見聞きしながら病室でひとり泣いちゃったんです。
・・・
Home is calling
ふるさと 心の中で今でもやさしく響いている
寂しさが染み付いた夢の無い夜には あなたを呼んでいる
・・・
実は今回はこの曲を聴くために来たようなもんなんです。
アンジェラ本人も言ってました。
HOMEは場所でも人でも時間でもいい。
この病気は、僕には大事なHOMEがあることを改めて知らされた機会です。
そして、感染はしてるけど元気にこの曲を生で聴くことができたことにとても大きな幸せを感じました。
僕はしっかり生きています。HOMEとともに。
今週の微妙な2件
まあ今までとほとんど変わらない生活ができている今日この頃なわけなんですが、
そんな普段の生活の中でも、やっぱりこの病気に関することを連想させるものには敏感です。
今週は、この2つがやけに引っかかりました。
その1 年末調整資料
会社で年末調整のための資料が配布されまして。
記入してたんですが、「!」。
「障害者控除」
去年までは気にも留めなかったこの欄がやけに重く大きく感じました。
会社には病気の事は言ってないので、無記入。
その2 GLAYのTERU
昨日電車に乗っていたら、GLAYのTERUさんの写真が載った中吊り広告が。
http://www.ad-c.or.jp/campaign/support/06/index.html
公共広告機構のエイズ予防関連キャンペーンに出られているそうで。
TVCMでは実際に検査を受ける様子が映像になっています。これ南新宿の検査相談室ですね。
ビッグスターが検査をしてる様子は、結構インパクトがあるのではないかと。
ゲイ業界にはあんまりインパクトないと思いますが。。。
ただ、個人的には・・・
その中吊りの中で
「パートナーにエイズ検査に行こうよ!」といえるようになれたらいいね・・・
みたいな表現がありまして。
ここで微妙な気持ちに。
これって自分にはもう無理。
陽性を知る瞬間は・・・もうね、この世の終わりみたいな気分だけど、
発見が早ければ早いほど普通の生活を送れる可能性は高い。
僕が早期かどうかはわからないですが、今はまだ薬を飲まずに済んでいるので今までどおりに生活してます。
ただ、もしも陽性だったら、精神的な動揺は相当あると思うので、気軽に検査に行くのはいいとしても、
僕はひとりで検査に行った方がいいと思いますけどね。
