
Listening NOW!《67》



工 藤 静 香
H A R V E S T
[PCCA-00029盤]
1989.12.06.発売

少し前に記事にした静香さんの『rosette』。
気に入ってまたよく聴いている♪
どの歌も甲乙つけ難い。
全8曲とコンパクトにまとまっている。
それが、それぞれの歌の魅力を際立たせていて、逆に濃密に感じる。
私の静香さん神アルバム3枚『ミステリアス』『静香』『JOY』。
その3枚に優るとも劣らない、馴染みのよさが心地いい魅力的なアルバム。
今、密かに、静かに、静香さんブームかも♡
静香さんと言えば、年に1枚リリースされるベスト盤も楽しみのひとつ♪
今はこの『HARVEST』をあわせて聴く。
静香さんの代名詞にもなりうる3曲のシングル。
そのAB面をともに収録。
静香さんもまた、B面に名曲が多くあるとよく耳にするお一人。
それに私の大好きなオリジナルアルバムからのセレクション。
高校後半、大学に進学した頃。
そんな頃を懐かしく思い出す。
辛かったこと。
楽しかったこと。
苦しかったこと。
嬉しかったこと。
ドキドキ、ときめいたこと♡
さあ、次は、どんな頃に戻ろう?
今、確かに、
" 静香タイムマシーン " に乗っている私です♪
ありがとう。
ヾ(˙❥˙)ノ
Listening NOW!《66》
冒頭「I LOVE YOU」。
もしご本人の尾崎豊さんがご存命だったなら、晩年、この歌をどんなふうに歌い、表現するだろう。
思わず、そんなことを想像せずにはいられない。
そんな歌唱。
布団の中、仰向けになって、そっと目を閉じて、耳を澄ます。
涙が溢れてくる。
「時の流れに身をまかせ」。
ゆるやかに心地よくリズミカル。
ビッグバンドアレンジ。
歌姫ダブルディケイドで聴かせた明菜さん同様に。
「飾りじゃないのよ涙は」。
さらに歳を重ねているその歌唱は、だからこそ、軽やか。しなやかにゆらぎ。
歌っているほうも、聴いているほうも、ウキウキと心地いい。
歌の楽しさ。
バンドネオンをフューチャーしたアルゼンチンタンゴ·アレンジの「みだれ髪」。
何とも絶妙なマッチングでこれまた極上に心地いい。
それにしても、裏ジャケットの衣装の着こなしがカッコいい!!
「TANGO NOIR」と「難破船」を足して2で割ったような裾のドレス。
なのに、トップスはキリッと襟立てのシャツ。
そこに明菜さんとの女性としての違いを感じる。
それぞれの個性を感じる。
明菜さんは、どこまでいっても、女性らしき女性。やわらかでしなやかで。
対して、意思のハッキリしたまさにキリッとした女性像。
ラストは、「愛燦燦」。
リスペクトを感じる。
どの歌にもだけど。
ご本人による全曲解説に、なおさらに。
新旧にかかわらずのリスペクト。
素敵だなと思う。
語るには、私もまだまだ歳を重ねなくては。
またいつか、話ができたらいいな。
今夜は、このアルバムとともに。
味わいがあまりにも心地よくって、逆に寝つけないかも。
そんな夜もね。
ゆっくり楽しめたらいいな。のんびりと。
夢の中。
ありがとう。
おやすみなさい。
ヾ(˙❥˙)ノ