お花をより長く飾っておきたいときの強い味方、ドライフラワー。

乾燥しているのだから半永久的に飾れるもの、と思いがちですが、実はそこまで持つものではないんです!

 

乾燥してる=枯れている

は紙一重です。


作りたてのリース


1年後のリース

くすんできたけどまだいけるかな…



お客様宅で

もう捨てどきだけどいつ気づくかな・・・?と見守っている時があります(笑)


実際に、ドライフラワーの寿命はどれくらいなのか?

捨て方はどうやるのかな?などについてお伝えしたいと思います。

 

 

  ドライフラワーの寿命はどれくらい?

 

作ったドライフラワーをどれくらい飾っておけるかどうかは、

  • どの花を使っているのか?
  • しっかり乾燥させて作ったのか?
  • どこに飾っているのか?
  • 手入れはしているのか?
  • 季節はいつ?

などのいろいろな状況によって、年単位で差が出ます。なので「何ヶ月は大丈夫です!」という紹介はできません。

大まかな目安としては、

いちばんきれいに楽しめるのは最初の2~3ヶ月という感じかな

びっくりするくらい短いガーン

ネイティブ系のもともと持ちの良い花なら、ドライフラワーにしなくても飾っておける期間です。

からからに乾燥させたドライフラワーですが、

実はこの最初の2ヶ月くらいはまだ呼吸をしていて、

ドライフラワーらしい落ち着いた色合いを楽しむことができます。

それ以降は完全に乾燥し、徐々に色あせ、全体がもろくなって壊れやすくなっていきます。

完全に乾燥した後のドライフラワーをいつまで飾っておくかの判断は、

自分がどの程度まで飾っておきたいと思えるか、によって変わります。

防湿剤と一緒にガラスケースに入れて、丁寧に保管しておけば、何年も残しておくこともできますが、その前に飽きる(笑)

大体の場合には、乾燥させてから半年、長くても1年程度を目安に、ドライフラワーの寿命としていることが多いです。

では、なぜドライフラワーは寿命になってしまうのか?

捨て時はどうやって決めれば良いのでしょうか。

 

  捨てどきの見分け方

 

繊細なドライフラワーは、痛みやすく、壊れやすいインテリアです。

そのうち、どうしても装飾品というよりはゴミに近い状態になってしまうので、

きれいな状態でなくなってしまったら潔く処分しましょう。

 

なるべく見ないようにしてゴミ箱に捨てるのをお勧めします(笑)

1年以内にドライフラワーを処分する理由としては、

  • カビが生えている
  • 虫が湧いている
  • 色褪せ
  • ほこりが溜まっている
  • 形が崩れてしまった

が多いです。

 

 

  カビが生えている

 

ドライフラワーを飾るときに問題になりやすいのは、湿度が合わなくてカビが生えてしまうことです。

湿気の多い日本ではとくに発生しやすいです。

本当は、日本はドライフラワーを飾るのに適しているとは言えないんですよねショボーン

カビ、というと緑色の苔のようなものを想像しがちですが、ドライフラワーに生えるカビは殆どが白いもの。

白くてフワフワしたものが目についたら、

それはホコリではなくカビです。

かわいい〜なんて思ってはいけません。

生えてすぐに気がつければ、カビの付いた花だけ処分して事足りることもありますが、

残念ながら一度カビが生えるとドライフラワーの奥に潜んでいることが多く、完全に取り除くのが難しいです。

周囲に広がってしまう前にドライフラワーごと処分するほうが安心だと思います。

 

 

  虫が湧いている

 

ダニやシバンムシなどの虫が湧いてしまうこともありますガーン

目で見つけられない卵や幼虫が潜んでいることも多いので、虫が発生してしまったときの対処法としては、

発生源を処分することが第一。

放っておくとドライフラワー以外の場所に被害が広がってしまうので、「数匹しかいないし~」と楽観せずに、

思い切って捨ててしまうことが大切!

そのうちいろんな虫がよってくる原因になります・・

 

 

  色あせ

 

ドライフラワーは、生花に比べると落ち着いたアンティークな色合いであるものですが、

飾っているうちにどんどん色褪せ、徐々に色の抜けた茶色、茶色を通り越して灰色っぽくなっていきます。

こうなってしまうと、ドライフラワーというよりもただの枯れた花です。

どの段階まで飾って楽しめるかは個人差がありますが、ドライフラワーは寿命があるものであり、

完全に枯れたらそれは楽しめる段階が過ぎ去ったドライフラワーである、ということを知っておきましょう。

 

作りたてリース


捨てどき…


ここまでくると

飾っておくのも悲しくなるくらいです(笑)

 


  ほこり

 

ほかの装飾品と同じく、ドライフラワーにももちろんほこりが溜まります。

瑞々しい切り花よりも、さらに繊細なドライフラワー、もちろん丸洗いはできませんし、掃除は気をつけて行わないと、

ポロポロ崩れる原因にもなってしまいます

また、うっかりほこりを溜めてしまうと、ほこりがベタベタして簡単に払えない状態になってしまいます。ベタベタになったほこりをドライフラワーから取り除くのは不可能なので、こまめなほこり取りを習慣づけるようにしましょう。

 

 

  形崩れ

 

乾燥したドライフラワーは、室内の湿気を吸い取ったり、部屋がカラッとしたらまた乾燥したりを密かにくりかえしています。

水分を含んだ状態だと重さでたわり、乾燥するとその状態で固定されるので、じわじわと形が変わってしまんです

それだけなら、アレンジの仕方によってはそれほど気になるものではありませんが、湿ったり乾燥したりを繰り返しているうちに、だんだんと脆くなるドライフラワーは、半年もしたころから葉や花びらを落としたり、割れたりするように。

それでもさらに飾っておくと、最終的には葉がなくなって茎と花だけになってしまいます。

 

 

  ドライフワラーの捨て方

 

捨てる機会がないと一瞬考えてしまいますが、ドライフラワーは燃えるゴミに出せばOK。

ただ、食べかすや汚物と一緒にゴミに出すなんて!お花を捨てるのは気が咎めて苦手~!というひとも意外といらっしゃいます。

そういう場合には、綺麗な袋に入れてありがとう!と言って口を縛り、

さらにゴミ袋に入れる。

姿が見えないと捨てやすくなります。

 

ちょっとした工夫で罪悪感を和らげるのがおすすめですよ!

 

一つの別れはまた新しい物との出会いとも言います。

次はどんな子を向か入れようかな?そう思うと手放せるかもしれません★

 

 

 

変色しにくいドライフラワーを使った講座もお勧めですよ〜