脱ステロイド・脱保湿に関する日々雑感と考察 -3ページ目

ステロイドによる脂肪蓄積

ステロイド長期投与で、クッシング症候群というのになるケースが多く、自分も例外ではないが、その症状は以下のようなものがある(出典:済生会のHP)

●顔に脂肪が沈着して丸くなる「満月様顔貌(まんげつようがんぼう=ムーンフェイス)」
●肩に脂肪が蓄積する「野牛肩(やぎゅうかた)」
●体幹部分に脂肪がつき手足は痩せる「中心性肥満」
●皮膚が薄くなる「菲薄化(ひはくか)」
●皮膚に赤い色の筋が現れる「腹部赤色皮膚線条」
●体幹に近い部分の筋肉が衰える「近位筋の筋力低下」

 

ステロイド使用歴30年以上の自分は、当然のごとくすべての症状が現れている。

脱ステロイド・脱保湿治療を続けていけば、これらすべての症状は軽減されていく。

 

自分の場合、特に野牛肩とムーンフェイスがひどかった。

 

脱ステロイド・脱保湿後、2年くらいは野牛肩により肩が勝手に前方側に動いてしまい、胸を開くように肩を後部に移動することが困難だった(常に肩が前のめりのよう姿勢を強いられた)

 

脱ステロイド・脱保湿前の話では、背中側に手を上から回しても下から回しても、野牛肩のせいで背中の中心部に到達できなかった。小さい頃はできていたのに、なぜできなくなったのだろうとずっと思っていた。脱ステロイド・脱保湿して、肩回りに蓄積されていた有機物(保湿剤&ステロイド&飲み薬の代謝物と思われる)が、徐々に体外に排出されていくと、背中の中心に手が届くようになってきて、今では背中のほぼどこにでも手が届くようになった。これも脱ステの効果であり、逆に言えばステロイド長期投与の副作用で野牛肩になっていたことが分かった。

 

肩だけでなく、顔も手足も体幹部も、脱ステロイド・脱保湿により、どんどん形が変わってきている(元の本来あるべき体形に戻っていっている)。

 

ついでにいうと、脱ステロイド・脱保湿前は、身体の各所の血管もほとんど見えないほど有機物(ステロイド&保湿剤由来成分)が蓄積していたが、各所で血管が見えるようになってきたし、有機物が蓄積し過ぎて体毛が生えることができなかった箇所から、何十年ぶりに体毛が生えてきたりと、いろいろ驚くことが多い(脱ステ前がいかにやばい状態にあったかがよく分かる)。

 

参考になれば幸いです

 

脱ステ・脱保湿時の異常な尿&便

自分はステロイドの内服&外用歴30年以上の超(×100)重症患者だったので、回復までにかなり時間がかかっているという前提ですが、自分の場合去年(脱ステ・脱保湿開始後4年)くらいから尿が泡立つようになり、ピークは過ぎたものの今も続いている。特に風呂(シャワー)あがり時は泡の量が多い。有機物(体内に蓄積した保湿剤含む薬の代謝物等)がデトックスされ、尿にも混じっていると思われる。以前通っていた、アトピー(脱ステ)治療専門の鍼灸で尿が泡立つという患者の事例を聞いていたのでそれほど驚かなかったが、知らなかったら驚いて医者に行ったかもしれない。

 

また便は、脂肪便のことが多い。これもまた内蔵(特に腸)内に蓄積されている有機物(体内に蓄積した保湿剤含む薬の代謝物等)がデトックスで便に混じってくるのだと思う。粘度がかなり高く、便器にこびりついて容易には落ちない。ホテル暮らしのこともあるが、便をする度に便器をブラッシングする必要があった。粘度が高いため、便が出にくくなることも多い。自分の場合、乳製品を食べると更に便が出にくくなるらしく、沖縄では便が詰まって救急車を呼んだ(幸い遠くない病院だったので自力で行ったが)こともあった。

 

最近は、泡立ち尿も、脂肪便も、改善してきていて、体内の(保湿剤等の)蓄積量が減ってきていると感じる。

 

 

脱ステ・脱保湿する際に、以下のような現象が起きる可能性があることは知っておいて損はないかと思う。

尿:泡立ち尿

便:粘度が高い脂肪便

ステロイド使用者の攻撃性

アトピーでステロイド治療している人は、攻撃性(特に他人に対しての攻撃性)が健康な人より高いと感じる。

 

代表的な例が、デマ(コオロギ)太郎。自身もこれまで多くのアトピーの持病を持つ人に会ってきたが、ほぼほぼ当てはまっているし、自分自身もそうなので、これは偏見ではないと思っている。

 

皮膚病の犬は攻撃してくる可能性が高いのでなるべく近づくなと言われるが、アトピー(皮膚病)の人間もそれに近いのかなと思っていた。痒くて痒くてたまらないストレスを外にぶつけたがる傾向があるのかなと。確かにこれも要因の一つかもしれない。

 

しかし、自身の脱ステ・脱保湿治療を経験を通して、痒みからくるイラつきがメインの原因ではないと思い始めた。

 

まず皮膚科医が主張するステロイドが体内に蓄積しないというのは嘘だ。ステロイド(またはその代謝物)は間違いなく体内に蓄積する。そして蓄積する部位で、筋肉(筋細胞)ともに重要なのが脳(中枢神経系)だ。

 

アトピー治療薬として使用されるステロイドと、筋肉増強剤(ドーピング)として使用されるステロイドは、全く異なるものではなく類似物質だ。スポーツ競技やボディビルなどで使用されるステロイドが筋肉に蓄積した結果、競技で好成績を残さたり、薬なしではありえない肉体(筋肉)美になるわけで、アトピーで使用されるステロイドが筋肉に蓄積することは、ドーピングステロイドが筋肉に与える影響から考えても想像がつきやすい。筋肉に蓄積することで、攻撃性も増すかもしれない。

 

更に、自身の脱ステ・脱保湿治療で驚かされているのは、中枢神経系(特に脳)におびただしい量の有機物(ステロイド含む薬の代謝物)が蓄積されていることだ。ステロイドによって脳委縮が発生することは科学論文等でも明らかにされている。自身の感覚から推測するに、ステロイドが脳(特に外周部)に蓄積されていくことによって、脳が圧迫されて内側に押し込められて、脳委縮が起きているのではないかと思う。いずれにせよステロイドは少なからず脳に影響しているのだ。このことがステロイドをアトピー治療で使用している人の攻撃性(の高さ)とリンクしているのではないかと推測している。 

 

一人暮らしでの脱ステロイド・脱保湿の開始は勧められない

脱ステロイド・脱保湿のリバウンドは壮絶です。

重症度にもよりますが、軽症の場合でも数カ月は仕事はできなくなると思いますし、日常生活もかなりの困難が予想されます。

一番良いのは、大阪の阪南中央病院に入院することかと思います。自宅で脱ステロイド・脱保湿する場合、一人暮らししている場合は、実家や親戚知人の支援を頼った方がよい(どなたかと同居状態)かと思います。脱ステのリバウンドが強く出る時期(開始後3カ月くらいまで)は、日常生活も相当辛い状態になり、(軽症者ですら)一人では乗り切れない可能性もあります(重症者はまず無理)。また何が起こるか分からない(下手すれば命にかかわる)ので、同居人がいた方が良いです。関東エリアにお住いの場合で、在宅で脱ステする場合は、脱ステ医に通院(正直、病院に行くのも辛いのですが)して指導・助言を求めながら進めるのが良いかと思います。関東エリアの脱ステ医は、東京練馬の藤澤皮膚科、埼玉上尾の二ツ宮クリニックがあります。残念ながら関東には入院して脱ステ&脱保湿を行う施設はありません。入院する場合は、大阪の阪南中央病院一択です。

脱ステ・脱保湿を開始する季節

今更言うまでもなく、脱ステのリバウンドは強烈で、軽症の方ですら、おそらく数カ月は仕事ができなくなると思います。

 

使用していていた保湿剤等の、アトピーを悪化させている原因物質にも依りますが、冬季に寒さ&乾燥で悪化して保湿剤(&ステロイド)が必要になるケースが多いと思うので、冬季に悪化するという前提でお話します。

 

冬季はただでさえもアトピーが悪化して、保湿(剤)が必要になるケースが多いわけで、この時期に脱ステ・脱保湿をすると、更に辛くなります。実は、自分は秋に脱ステ・脱保湿を開始し、一番辛い時期に冬期になってしまい、ほとんど布団の中で寝たきり(要介護状態)でした。家族の助けがあってなんとかなりましたが、一人暮らししていたら絶望的にやばい状況になっていたと思います。春(暖かくなる時期)か、遅くても初夏くらいに脱ステを開始すればよかったと後悔しました。

 

高温多湿の夏は、冬に比べればアトピーの症状が緩和する(保湿不要または保湿剤の使用量が少なくて済む)人が多いと思うので、脱ステをしようと決心されている方は、タイミング的に春から夏前(気温が高くなっていく)に脱ステ・脱保湿を開始することをお勧めします。(冬に開始するのはおすすめしません)。リバウンドの最悪の時期を夏季に終わらせておけば、冬季は多少なりともましになっていて、より乗り越え易くなるはずです。